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消える、夕空

昨日まであんなに輝いていた
君の笑顔は、今は遠い夕空のようだ
夏の匂いとともに風が運ぶ、
あの時の笑い声も、汗ばむ手のひらも
全部、淡いオレンジに染まって溶けていく

夏の夕空を見て、寂しく感じた
昨日始まったような夏が
もう終わってしまいそうだから

君の笑顔は夏の青い空のようで
君の優しさはまるで白い雲
僕はその空が好きだった

秋が近づく夕空を見ると
君の笑顔が消えていくようで
少し苦しいな

夕空が消えるたびに、僕は焦がれる
消えゆく空の彼方には、
もう手の届かない思い出が
薄く滲んでいく

物悲し気な夕空が、
僕の背中をそっと押す

青かった空も、白い雲も
僕の心に焼きついて
夕空が秋色に変わるたびに、
それは少しずつ崩れていくんだ

夏影が長く伸びるたびに、
僕たちの影もまた重なっては消え、
儚く、まるで消える夏の夕空のように
いつかの未来へ溶け込んでいく

あの日、天まで届きそうだったひまわりが
今はうなだれて、地面に触れそうになっている
夏の終わりとともに、君との日々も
静かに俯いて、心の中で揺れている

夕空がすべてを奪い去っても
君の笑顔がすっかり遠のいても
あの高かったひまわりの背丈を思い出すたびに
何かがまだ、ぼんやりと僕の中で揺れているんだ
いつか、忘れることができる日が来るだろうかと
秋の風が、空を染めるたびに問いかけている


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