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目盛り/メモリ/memo
ある場所を思い出そうとするとき、どんなふうに思い出しているだろう。
場所の記憶は、ひとつの色かたちに集約された「もの」よりずっと漠然としている。地面や空にはっきりと境目がないように。いつの時刻だったか、どこの地名か、ぼんやりした記憶を手がかりに辿る。場所と人々のあいだに引っかかる小さな目盛り。
ある町にはシンボルがある。城跡、タワー、時計台、記念碑。町の記憶を保つのは、大切に保存されてきたシンボ
Finders Calendars
" 私たちの身の回りは、すでにあらゆるものに名前がつけられている。
食品や植物から土地や月日まで。それでも私たちはあらかじめ名付けられたものだけを見ているのではなく、むしろ名付けられる前の情報に遭遇していることのほうが多い。それは皮膚が記憶する食料の熱度や水の温度、毛穴が読み取る冬の空気や木々の香りであったりする。環境が知らせる情報は季節や安らぎだけではなく、ときに危険や恐怖までも含まれている。色
点景 ―むかしと未来の川のほとりに
展示タイトルに決めた「点景」について。
「点」を制作にどのような意識で扱ったか、何点かに分けてまとめてみた。
①地図上の地点
外部機関が測量した地図から取得する点
「点A(出発地)から点B(目的地)」までの経路 / 距離
普段よく使う現在位置から目的地を確認するための地図
・Google Map
地形を知りたいときに使う地図
・地理院地図
・スーパー地形アプリ
制作場所(出発地点)… 西に