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介護職をスタートする方へ♯2

介護職をスタートする方に向けてシリーズでご紹介

医療福祉業界に20年近く携わっており、現在は人事での採用活動や面接官、人材育成に関わっています。

先日、新しく介護職として働き始める方から「入職してまずは何から始めるのが良いのか」というご相談をいただきました。

はじめて働き始める時は誰もが緊張したり不安になるものですよね。

今回は「介護職をスタートする方へ♯2」と題して、介護職として入職したらすべきことをご紹介したいと思います。

とはいえ…
すべてを一度にご紹介していくと文章量が多くなり過ぎてしまうので、シリーズ(続きもの)として、1記事3項目ずつに分けて投稿していきたいと思います。

私自身、キャリアのスタートは無資格の介護職でした。

自分自身の経験や、現在新人研修で伝達している内容なども踏まえてご紹介できたらと思います。

一記事、約3分~5分程度(3項目の本文は1500文字)で読み終わる内容を目安にご紹介していきます。

これから介護職・介護福祉士として活躍する方、介護職・介護福祉士の仕事にご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

この記事を読んだあと…
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前回ご紹介した内容

前回は…

➀挨拶
➁笑顔
➂メモを取る


という内容でご紹介しました。

基本技術や業務を覚えるといったことも勿論大切ですが、まずは働くうえでの基本となるものをおさえることが大切です。

介護に限らず他の専門職も同じですが、専門職と言えど働くことの基本として求められることの多くは、他の業界等とそこまで大きな差はありません。

その中でも人と接するうえでの基本となる挨拶や笑顔、そして仕事を覚えていくうえで大切なメモをとることについて取り上げました。

まだご覧になっていない方で、ご興味のある方は下記からご参照ください↓

今回は【♯2】となります

前回同様、基本的介護の知識や技術ではなく、まずは働くうえでの基本について介護業界ならではの視点でご紹介いたします。

詳細は目次をご覧ください。


①利用者様の名前を覚える

利用者様と職員の名前を覚えるということは、介護職として働き始めてすぐに取り掛からなければなりません。

利用者様の名前を覚えなければ、ケアが出来ないだけでなく不安や不信感を与えかねないばかりか、危険にすら繋がってしまうことがあるからです。

生活上での困りごと、生活する中でサポートが必要な動作、服用する薬等、様々なケアが利用者様ごとに違います。

だからこそ名前を憶えていなければ基本的なケアができないばかりか、危険に繋がってしまう可能性があるんです。

不安や不信感に繋がる…ということについては、なんとなく想像していただけるのではないでしょうか。

介護は利用者様の大切な命をお預かりし、人生をサポートする仕事です。

私たち介護職にとっては”利用者様”かもしれませんが、利用者様にとって私たちは【命を預けて、生活するうえで頼りにする人】なんです(少し大袈裟な表現になってしまいますが…)

このように、頼りにする人が自分の名前すら知らない…自分の名前を覚えていない…という状況では、不安や不信に繋がってしまいます。

利用者様の名前を覚える、これは基本的なケアを行うためであると同時に、利用者様の尊厳を支える行動の一つでもあるんです。

➁職員の名前を覚える

「そんなことわざわざ説明する必要ない…」と思われる方もいらっしゃるかもしませんが、介護の仕事をするにあたり、職員の名前を覚えることも重要です。

その理由はシンプルで、チームとの関係性構築をスムーズにしてより良いケアを行うためです。

基本的なこととして、介護はチームで行うもであり、チームの一員としての礼儀・マナーに欠ける状態ではチームと良い関係は築けません。

また、介護は基本的知識や基本技術がありますが、これらが全ての場面で有効なわけではなく、基本知識や技術に加えて、状況や利用者様の状態に即してケアを行う「応用」が必要なことがほとんどです。

この「応用」については、普段から利用者様と関わっている先輩職員たちが知っているものであり、働きはじめて間もないうちはそれらの経験や知識を伝達してもらわなければなりません。

その時に先輩やチームとの信頼関係が構築ければどうなるでしょうか。

介護職として、より良いケアを行うためには「チーム」を意識した言動やチームの一員としての自覚、チームの中での礼儀・マナーを守ることが大切なんです。

職員の名前を覚えるというのはその第一歩になります。

③先輩職員に相談するクセをつける

繰り返しになりますが、介護は利用者様の大切な命をお預かりし、人生をサポートする仕事です。

だからこそ、わからないことをそのままにしたり不安なことをそのままにしていてはいけません。

専門職として成長できないばかりか、利用者様の命や生活を危険に晒してしまう可能性があるからです。

さらに、右も左もわからない状態で、悩みや不安を一人で抱え込んでしまったところで解決することはありませんし、ストレスに変化していってしまいます。

また、わからないことを放置して、支援の最中に取り返しのつかない事態になってしまった場合、利用者様・家族様だけでなく、介護の道を志した”自分自身”も不幸な結果となってしまいます。

結果的に誰もがいい思いをしないものなんです。

とはいえ、はじめのうちはわからないことが何なのかさえもわからない状態というのが大半です。

そんな時は「仕事の振り返りをしてもらえませんか?」と先輩職員に相談し、定期的に振り返る機会を持ってもらえるようにお願いしてみると良いでしょう。

話をしているうちに自分が不安に感じていることやわからないことが浮かび上がってきたり、先輩職員が一緒に考えだしてくれたり、不安の解決にも繋がります。

介護職・介護福祉士としてレベルアップが現状を変える(継続は力なり)

いかがでしたでしょうか。

今回は♯2として、利用者様・職員の名前を覚える、相談することの3つを簡単にご紹介いたしました。

介護は大変な仕事であるということが良く言われているように、確かに大変な仕事ではあります。

しかし、よくよく考えてみれば人様の大切な命、尊い人生をサポートする仕事が大変でないわけがないという見方もできます。

大変な仕事に対しても日々学びを深めて追究(追求)することにより、自分自身をレベルアップさせたり現状への最適解を導き出しながら、大変さを軽減させていくことは可能だと私は思います。

確かに一足飛びにはいきませんが、積み重ねることで大きな力となり、このプロセスの中で介護職としてのやりがいに必ず出会うことができます。

私は介護職・介護福祉士の仕事は誇りある仕事だと思っています。

介護の仕事をしている
介護職・介護福祉士としてキャリアアップを目指している
介護に悩んだり不安になっている

そんな方々の少しでも力になれたらと思い、今後も投稿いたします。

よければ、今後ともよろしくお願いします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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今後ともよろしくお願いします。

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