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海外版権売上伸長|海外版権の”常識”にメスを入れた私がやったこと④

①~③の記事について、前回の記事をご覧ください▼


今回は、4回目の内容で、「現地の出版トレンドに合わせて紹介すること」について。


私は、中国現地の出版業界情報誌(中国語)を購読しています。その情報は、一番リアルでフレッシュです。

日本でも中国現地の出版事情に関するレポートがあります。しかし、そのような情報自体が少ないですし、また、ネット上で見られる日本語の記事は、日本語に訳され皆に届いた時に、すでに一定の時間が過ぎたものですし、多くのリアルな情報は実は報道されていないです。

この現地語の情報誌は私の日々の参考になっています。

全体中国出版業界の動向だけではなく、各出版社の新しい取り組み、リアル書店やネット書店の毎月のベストセラー、中国で注目されている本などなど。

そこから情報を活用し、合わせて弊社の本を紹介したりしています。

例えば、中国の出版業界誌から、中国の江西科学技术出版社が出版した「減糖生活」は中国のノンフィクションのジャンルでは、ベストセラーになっているという情報を得ました。この本の元を調べたところ、主婦の友社の「糖質オフ大全科」(水野 雅登 著)でした。



糖質制限の本がベストセラーになっていることから、この情報を生かし、さっそく「糖質制限で頭がいい子になる三島塾のすごい子育て」、「insta.sayakaの毎日作りたくなる! 糖質オフレシピ100」という2冊の糖質制限関連の本を、出版誌の情報と合わせて代理店に紹介しました。

早速受注しました。特に、「糖質制限で頭がいい子になる三島塾のすごい子育て」は2017年の本で、以前も紹介しましたが、版権のオファーがありませんでした。今回は、改めて中国の出版トレンドに合わせて再紹介したところ、受注につながりました。


自分が作ったライツガイド


自分が作ったライツガイド


もう一つの最近の事例というと、中国で本を解説し発信している有名な先生が、有田秀穂先生の「減圧脳科学」(原書はサンマーク出版の「脳からストレスを消す技術」を解説して、700万回再生されている情報を得ました。



その情報をうまく生かし、早速弊社の有田秀穂先生の3冊、『男の子の脳の育て方』(2011年出版)、『思春期の女の子の気持ちがわかる本』(2011年出版)、『「老脳」と心の癒し方』(2016年出版)を紹介しました。あの著名人が紹介した同じ先生の本は700万回再生なので、弊社の3冊はいかが?という形でアピールしました。

そこで、この3冊まとめて購入したいオファーが6社からありました。そして、みんなは1冊ごとの金額を3桁を提示しています。悩んで悩んた結果、最終的に、中国に上場している超大手出版社に決めました。これも弊社初めて数冊シリーズとしての受注実績となります。

このように、現地の出版市場の情報をうまく活用し、関連の自社本を紹介することで、10年前の本にもかかわらず、高額受注ができました。





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