さぼてん

ネットの片隅で息をしているおじさん。 言葉遊びが趣味。 長くラノベ界隈でとぐろを巻いて…

さぼてん

ネットの片隅で息をしているおじさん。 言葉遊びが趣味。 長くラノベ界隈でとぐろを巻いていたが、最近にわかに短歌詠みをはじめた。

最近の記事

短歌:糸電話

 ひょんなことから「糸電話」を題材にちょっぴり短歌を拵えたので、紛れて消えるまえに保存しておくなり。  あ、どこかで夏井いつき先生が「俳句は出した17文字がすべて」みたいなことを言っておられたが、短歌もたぶんそうで、いろんな含意を込めてこちらは詠むしそのように歌意も書くけど、実際どのように読み解いたかは読み手の自由なので、「これが正解だったんですよ」っていう話じゃないです念のため。 ログ糸電話なれば向こうにきみがいる たしかにいると見て取れるのに  世界5分前仮説じゃない

    • 短歌:航空宇宙ネタ

       昨晩、どういうわけだか興が乗って航空宇宙ネタの短歌を何本かつくったので、消える前にまとめておきます。 遠かなる空の真ん中白一条 描く筆先 蒼き衝動  ブルーインパルスの展示を見てる印象。  5番機か6番機のソロですね。さぼてんさんは2機の演目ならコークスクリュー、6機ならボントンロールが好きです。 痩せ我慢すればこそ皆我を見る 空の彼方で天使と踊れ  米海軍のブルーエンジェルスを題材に。  高Gのかかるアクロバット飛行するわりにマスクも対Gスーツも着ないそうなので、

      • アジアカップ反省会場

         迷将の帰還。  そんな感じの負け戦だった。  勝ちに不思議の価値あり、負けに不思議の負けなし、と言うけれど、本当にその通りで、もとより決して弱くないイランの良さに、日本代表は後半、良さを出せないで負けた。  べつだんサッカージャーナリストじゃないので適当なことを言うんだけれど、前半は1点取れていたことから明らかなとおり、攻め上がることは出来ていた。xGはかなり低そうな攻め筋だったけれど、イニシアチヴはこちらが握っていた。  どっこい後半は、ボールがボランチから先へいけない

        • アジアカップ第二戦ふりかえり

           森保さんが久しぶりに森保さんでしたね。  メンバー起用から終了の笛に至るまでのあらゆる変化が上手く行かなかった、迷将モードに入っちゃったかなという感じ。  もちろんイラクのクオリティが一定以上あったことは否めないんだけれど、日本のやることなすことが不発で、負けるべくして負けた印象です。  誰が悪い、どのプレーが悪いみたいな戦犯探しはやる気ないのでスルーします。なんの意味もないしね。  ただとりあえず攻守のお約束を決めないでフンワリ試合に入って、ロングボール一発どかんの古典

        短歌:糸電話

          大航海時代

           探索と交易にうつつをぬかしていたら連続投稿を忘れましたァ!!!  下手人はセーリング・エラ。  中国製のジェネリック大航海時代。  いにしえのIPを持っている事以外特に何の価値もないコーエーさんの逸失タイトル「大航海時代」をそこはかとなく「グランブルーファンタジー」なタッチの絵面でマスクして、現代的なスキルシステムとか色々投入したゆかいなやつ。  大航海時代は4のザ・ベスト版とSteam移植版をサラサラっと触っただけのにわかユーザーなのだけれど、「アレでやりたかったこと

          ネコバスの舌

           先ごろジブリパークを訪った知り合いから、お土産にとラングドシャを貰った。  ラングドシャ。フランス語で猫ちゃんの舌。  ちいさくて薄っぺらくてパリパリしていて儚くほどけて、そんなお上品なお菓子である。  ただお土産のラングドシャは分厚くてクソデカだったんだよね。 「これでは猫ちゃんクソデカにもほどがある」 「これは虎かライオンの舌ではないのか」  などと当家は紛糾した。美味しいがこれはラングドシャではないなぁ、というのが概ねの感想だった。  しかしそのとき当家に電流走る

          ネコバスの舌

          サッカー:今冬の川崎の話

           さぼてんさんは川崎フロンターレのファンである。  強いから推しはじめた、という一番ミーハーな、筋金入りのサポが一番嫌うタイプのファンだ。  とはいえファン歴も3年目、それなりに選手に愛着が出てきた今、今夏・今冬の移籍は非常にショッキングであったので、記事にしておきたいと思う。 ブラジルトリオの退団  レアンドロ・ダミアン、ジョアン・シミッチ、マルシーニョ。  現時点(1/16昼)ではマルシーニョの移籍は発表されていないのだけれど、エジプトのアル・アハリへの移籍報道が現地

          サッカー:今冬の川崎の話

          飛行機とペット

           いやあ嫌な事件でしたね。  言うまでもない羽田のアレです。  JAL側に死者が居なかったことだけが幸いでした。また海保側は本当に残念でした。犠牲者のご冥福をお祈り申し上げます。  さて。  本件にて、「ホモサピは死なんかったけどペットは死んだぞ」みたいな声が聞かれた、らしい。  それを受けてか、こんな取り組みが始まったそうですね。 スターフライヤー「ペット同伴」国内線全路線に拡大  割り増しのお金を払うとペットのケージを機内に持ち込めるんだそうで。  まぁ客室で一緒に

          飛行機とペット

          アジアカップ選手目録

          まえがき  はい、たぶん今後の代表選出ごとにやる感じのやつです。  仲のよいお友達向けに、「こういうやつが呼ばれててな」と手っ取り早く話すためのメモ書きです。なお前回元日決戦の内容を流用し、できるだけ調べて本当にことを書くけどサッカージャーナリストじゃないし真偽は知らんよ、位の感じで参ります。   逸話やデータ面の参考に用いている媒体は、Wikipedia、ゲキサカ、Jリーグ公式、Football LAB、Whoscored等です。 ▽GK#1 前川黛也 まえかわだいや(

          アジアカップ選手目録

          ブドウと地球温暖化

           地球の気候変動が、各地の農業をはじめとし、私たちの文明社会に大きな影響があることはいうまでもない。  人類の総論として今後いっそうの気候変動は回避するように動いていきたいよね、という世間様の立場に否やはない。とはいえ気候変動で可能性がひらけた農業というものもあるわけで、完全に「いかんでしょ」とは言い切れない気がするのだ。  勘のいい方はお気づきかもしれない、ブドウである。  北海道はワインの産地として知られているし、最近はイギリスのワインもいたく評判がいいですよね。  と

          ブドウと地球温暖化

          「映像の世紀」論

           はい。NHKのあれのことです。  最近やってる「映像の世紀バタフライエフェクト」の最新話「巨大工事」の回が存外によかったので、ちょっとそもそもこのシリーズの土台になる「映像の世紀」シリーズについて語ろうと思って。  まず、歴史オタクのなかで広く語られている(らしい)初代が至高という風潮には、大筋で同意する。  ただそれは後に作られた「新映像の世紀」また「映像の世紀バタフライエフェクト」がよくないから、というのではなくて、初代が起源にして頂点だったので、もう超えられないとい

          「映像の世紀」論

          アジアカップ、開幕

           が、あしたに迫りましたね。とても楽しみです。  あ、サッカーの話です。  実力伯仲の相手が多くないアジアの舞台、不健全な見方だとは思いますが、昨今のチーム状況を考えるなら、実質的に優勝がノルマだと思います。勝って当たり前、どこまで圧倒できたかを見る。そういった大会になるはずです。  招集された選手ラインナップを見ても、三笘冨安などは大会序盤には間に合わないことは確実。終盤まで勝ち残ったときに出られるかどうか、という、かつてのように最初から全力投球で戦ってどこまで行けるか

          アジアカップ、開幕

          座るという拷問

           オタクなりせば誰もが一度は魔女狩りや拷問について調べたことがあると思う。  何で読んだのか覚えていないが、人間というやつは特定の姿勢を長いこと取らせると血の巡りが悪くなったり筋肉への負荷が変なふうにかかって著しい痛みや不快感に襲われるようだ。  へーそうなんだー、と長く思っていた。物理的に殴ったり切ったりするような力の行使を伴わなくても、人間は勝手に痛くなるんだなぁ不便だなぁと。  しかしそれを自分で体験しようとは思わなかったよね。  何があったかといえば、今日は通院を

          座るという拷問

          noteの悪口

           使いづらいよね。  で終わってしまうとあんまりだから、なんでキミはだめなのか? みたいなことを話したいと思う。  創作をサポートするのだと高らかな自己主張をしているとおり、エディタの機能は結構いいと思う。書き物はしやすい。そこは気に入っている。  ただこう、お題とかキャンペーンとかテーマとか、そういうものを提示してくれる動きがちょっと弱いように思うのだ。  書く人どうしの交流の場として、また相互に発見して参照しあう関係性を提供するサービスとして、いろいろなワードとかタグ

          「光る君へ」が面白かった話

           いや、めちゃめちゃ面白かったよね。  なにかを褒めるために他のなにかを腐すのは人品が卑しい仕草だと思うし、あんまり書かないようにしたい。またネタバレもあまりしたくない。  なので手付きフワフワな感じでの論評になるんだけれど、めちゃめちゃおもしろかった。  作品のなかで起こるイベントの材料を、事前に提示しておくとか。  同じ場所で複数回のイベントを起こして、イベント間の差異を浮き立たせたりとか。  音楽を「このタイミングでこのように感じ入ってください!」めいて自己主張激しく

          「光る君へ」が面白かった話

          推しがたり:ブライアン・テイラー

           今日、ゆえあって彼が楽曲を担当した映画を3本ぶっつづけで見た。  ・エクスペンダブルズ  ・エクスペンダブルズ2  ・映画スーパーマリオブラザーズ  去年くらいにF1を見始めたので、そのメインテーマの人として知った作曲家なんだけれど、どうもSpotifyによるとアサクリ4BFとか、アイアンマンとか、エクスペンダブルズとか、いろいろと代表作をお持ちらしい。  あれもこれもそれもアンタやったんか! と大いに驚いたのが昨日のことのようである。  なんだろうね、この人は男子が好

          推しがたり:ブライアン・テイラー