ネコバスの舌
先ごろジブリパークを訪った知り合いから、お土産にとラングドシャを貰った。
ラングドシャ。フランス語で猫ちゃんの舌。
ちいさくて薄っぺらくてパリパリしていて儚くほどけて、そんなお上品なお菓子である。
ただお土産のラングドシャは分厚くてクソデカだったんだよね。
「これでは猫ちゃんクソデカにもほどがある」
「これは虎かライオンの舌ではないのか」
などと当家は紛糾した。美味しいがこれはラングドシャではないなぁ、というのが概ねの感想だった。
しかしそのとき当家に電流走る。
「ネコバスの舌……ってコト……!?」
それならば、否やはない。クソデカラングドシャはよくできた原作再現である。
なぁんだ、そういうことだったのか。あいつの舌ならそりゃあクソデカに決まっている。
いやたぶん絶対そんなこと意識して作った商品じゃないのだろうけどね。
結果的に楽しかったからヨシ!!!
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