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【うつ病への理解が深まる邦画】ツレがうつになりまして。

観たきっかけ

私は数年前にうつ病の診断を受けました。
自分の症状を周りに理解してもらうことが難しいと分かってはいても、
中々分かってもらえないもどかしさがありました。
そんな時に見たのがこの作品です。
うつ病の当事者である自分や、それを支える周囲の人の様子を、映画を通して客観的に見ることができました。
非常に共感できた作品でしたので、レビューさせていただきます。
是非読んでいってください。↓

観た感想

周囲がうつ病を受け入れる

私自身、うつ病が発症してから半年間ほどは、
ツレと同じく(もしくはそれ以下)何もできませんでした。
体も動かないし、頭も働かないので、傍から見たら完全に怠け者です。
「暇でいいね」「何もしなくていいなんてうらやましい」
そんな風に言われることが多く、うつ病の症状を理解してもらう難しさを実感しました。

確かに、自分自身がうつ病の診断を受け入れることも難しいです。正直、信じられない気持ちもありました。
でも、それ以上に周囲の人が受け入れることのほうが難しくて、サポートも想像以上に大変です。
何が何だか分からないので、理解できる人のほうが圧倒的に少ないのだろうと思います。
私も、パートナーにたくさんの迷惑をかけました。

うつ病は目に見えにくい病気なので、多分他人が正確に理解することって不可能です。
なぜなら、寛解に至るまでの道のりが果てしなく長く、ゴールが分からないからです。

ただ、うつ病を受け入れようとする姿勢は大切だと思います。
ハルさんのように。
この姿勢だけで、うつ病の人はとても安心感するのです。

うつ病になった意味

私は、うつ病は、
自分のことを見直すきっかけを与えてくれたのだと思いました。
自分が楽しく心が楽に過ごせる方法は何か、自分に合った生活スタイルや仕事のやり方は何か、本気で考えるようになりました。
つまり、自分が持っていた考え方や価値観を見直すきっかけとなったのです。
たくさんの知識に触れるようになり、自分の改善すべき点や、職場環境の異常さにも気づきました。

辛い症状がたくさん出て、自分が生きている意味が分からなくなった時期もありましたが、ツレのように私にも楽しく笑える日々がやってきました
また、たくさんの小さな幸せを見つけられるようになりました

長い人生において、うつ病になったことはプラスの出来事であったと、今は心から思います。感謝したいくらいです。笑

最後に

うつ病は辛い病気です。
きちんと理解している人はまだまだ少ないように感じます。
このような作品を通して、少しでもうつ病の実態を理解してくれる人が増えるといいなと、当事者として願っています。

私の母も、この作品を通してうつ病を少しずつ理解してくれました。
おすすめです。↓


お知らせ

私が以前書いた、うつ病に関する記事です。
是非、こちらも読んでみてください😊↓


では。

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