サトミ

中学生の頃に日本語教師になるという夢をもち、 中学の頃は投稿魔。毎日何かしら書いていま…

サトミ

中学生の頃に日本語教師になるという夢をもち、 中学の頃は投稿魔。毎日何かしら書いていました。 高校・大学→アナウンス。卒業後も単発でアナウンス。 日本語が本当に必要な生活者のみなさんが楽しくなるような日本語の授業をすることが目標。

最近の記事

近況&検定教科書について思うこと

 猛烈に忙しかったころが懐かしくなるぐらい、落ち着いた日々を送っています。授業以外の業務はどれも慣れないものばかりですが、学校教育現場で覚えたことば等は本当に役に立っています。  2年前、少しスケジュール的に厳しいと思いながらも定時制高校の非常勤講師を引き受けたことで、今の職場では転任者扱いとなり、経験が生かされると判断されたようです。実際、日本語教育的に言えば中級を担当した後に初級を持つと教えるポイントがわかるように、進学先にいた立場から見て現職でできることというのは分か

    • ある日 教室に日本語が分からないこどもが来たら

      緊急事態宣言が明けて、あるクラスに海外から来た子どもが訪問するという現場に立ち会いました。海外から来た子ども・通訳さん・日本語指導担当もその場に付き添いました。 クラスの子どもたちは熱烈大歓迎!といった様子でした。 おそらく日本語を勉強中だと走っていたと思いますが、積極的な子は英語で話しかけてきました。(必ずと言っていいほど、My name is~…から😂) 普段の日本語そのままで話しかける子、なんとかして交流しようと動きでアピールする子、海外から来た子どもたちをサポートし

      • 子どもに目標を設定して実施できた交流授業

        日本に来て間もない子どもたちをオンラインや専門の教室でサポートする動きが広まっていますが、それでも日本語教師には教えられないものが多くあるものだと一般的な日本の学校のクラスを見ていて、思いました。 ①手書き文字を見る機会が意外と多い。  日本語の教科書も、教材もフォントを使用した文字です。 学年が同じこどもがどの程度の文字を書けたらいいのか、どんな文字を書くのか、実際に見てみるまで分かりませんでした。クラスに入れば、手書きで書かれた名前を見てノートを配ったりするかもしれませ

        • 真剣に仕事をしているからこそこだわる

          日本語教師について最低限の知識がある場所で仕事したいと思っています。 私も求人活動に携わったことがあり、どうすればいい先生が来てくださるのかをよく考えていました。求人の書き方で最低限の知識があるかどうかわかります。 ここは余程の理由がない限り、本命にはしたくない!という書き方(個人的な考え)    応募資格「日本語指導の有資格者」(ムリムリ…) そんな資格は存在しません! 日本語教師のことなんてわかりませんが、そんなのがあると聞いたことがあるからとりあえず求人出しまし

        近況&検定教科書について思うこと

          母語話者=読み書きができるわけじゃなかった

          ご縁があって、夜間の学校で国語の授業を担当しています。 学び直しの方から、海外から来た生徒さんまで、10代から80代までが同じ教室に集っています。そんな方たちに基礎的な国語の知識を持てるような授業を目指しています。 1年間何をしようかと考えたときに、自分には日本語の知識で国語を教えることができるかと考えました。日本語教育+国語+達成感をテーマにして、それなら1学期は文の骨、文の成分から品詞までやってみようと考えたのが新学期のはじめでした。 日本語の特徴から義務教育での復習

          母語話者=読み書きができるわけじゃなかった

          もがいていたら行きたい場所にたどり着いた

          昔から本当に漠然と…学校で働きたいと思ってました。 それを具体的に考えられたのは大学1年の履修登録のときだったと思います。教職をとるかとらないかで自分が受けないといけない授業数は全然違っていました。7時間目(?)があったり、土曜日も学校があったりして悩んだことを覚えています。しかも仲良しの友だちは教職には興味がなくて…でも、これがないと学校では働けない!と思って履修登録しました。 教育実習に行って、ねちねちと(すみません)言われることが多かったです。学校では働きたいけど国

          もがいていたら行きたい場所にたどり着いた

          日本語指導が必要なこどもが日本語を勉強するということ

          ある研修会に参加して、おそらく日本語教師だと思われる方が、講師に質問されていました。 「児童生徒への日本語指導があまり行われていないようだ。どうすれば支援できるのか」といった内容でした。 私も留学生や大人の方へ日本語を教えていたころ「子どもの日本語教育は手つかずの状況で放置されているんじゃないか」と思っていました。 でも、実際はそうじゃなく、学校現場で日本語指導が既に行われていました。良かったー!と言いたいところですが、そこは違います。 最初に私が日本語教師として生徒と

          日本語指導が必要なこどもが日本語を勉強するということ

          わたしが 部首名を教えなくなった理由

          仕事関連の本を読んで、新しく知ったことは早く誰かに伝えたいと思ってしまいます。伝えることで忘れにくくなるし、余計なお節介精神があるからです。大体、本に書いてあることは専門用語で難しいものです…。 私が子供の頃、学校で漢字を習うときに部首名も教えてもらいました。書き順も読み方も熟語も。部首名は基本なので、先生も当然の知識として教えてくださいました。新人の頃の(いえ、しばらく)私は同じことを日本語学校でしていたと思います。 「それ、いつ使う?」 そう思ったのは日本語教師にな

          わたしが 部首名を教えなくなった理由

          教員免許を生かそう②

          更新講習は、実技がある教科もあるようですし、座学だけのところもあります。そして最後には試験が待っています。 私の場合イーラーニングで受講しましたが、試験は指定された場所へ出向いて受けました。きちんと話を聞いていたらできる内容でした。 更新講習を受講後、修了書が各大学から送られてきます。 それを郵送か居住地域を管轄している教育委員会へ持参して、更新手続きを行わなければ、更新できません。つまり、更新講習を受けただけではいけないということです。更新のための手数料も必要なので、これ

          教員免許を生かそう②

          今こそ教員免許を生かそう!

          学生時代に私が教職をとった理由は「いつか学校の中で日本語を教えられる日が来た時のため」でした。そして、本当にそんな日がきました。思っていたより早かったです。 でも、ものすごく前にとった教員免許…有効期限?更新?何をどこで?と分からない状態だったのが昨年。しかも、教員免許があれば日本語を公立校で教えるチャンスがあると知ったのに自分の教員免許が更新できるのかさえ分かりませんでした(笑)ググっても難しすぎて読む気にならなかったし…さて困ったと思って、教育委員会に問い合わせしました。

          今こそ教員免許を生かそう!

          日本語教師になる夢を諦めないで!

          「これから日本語教師になるのは難しいのか」という呟きを見て、少し考えてリプしました。収入や安定性を求めなければ、日本語教師になるのは今後も難しいことではないと思っています。 私は就職氷河期世代の大学生でしたが、その頃に比べたら日本語教師という職業は知られているし、国内でも活躍の場があると思っているからです。それに私自身が日本語教師になりたいと思って夢を30年後に実現させました。いつも思っていることですが「日本語教師=日本語学校で留学生に教える」と思っている方が非常に多い。こ

          日本語教師になる夢を諦めないで!

          日本語の先生をさがすことになったら

          今回は、いつもとは別の視点で書きます。 最近、海外からの労働者が増えていて、あわてて日本語の先生を探している方が多くなりましたよね。例えば… 例1)経営者含め、全員日本人!日本語ぐらい誰にでも教えられると思って先生を探すことなく労働者を受け入れたら、意思疎通できなくて仕事にもかなり影響が出た。慌てて日本語の先生を探したり、日本語のテキストを購入してみたがどうにもならなく月日だけが経過。 例2)急に日本語の先生が複数名必要になった。 今は日本語のボランティアもいるし、お金さ

          日本語の先生をさがすことになったら

          仕事のためのお金

          あけましておめでとうございます。 ことしもよろしくお願いいたします。 Twitterでふとこんなことを呟いたんですが、じゃあ何にお金をつかっているのかを考えてみました。 この仕事をする前は子育てに追われていたので、毎日ジーパンでいつ汚れてもいい服(笑)を着ていたのでまずは洋服代が必要でした。面接用スーツ、きれいめの服、それに化粧品代、散髪代…一応人前に立つ仕事なので一通り揃えました。結構かかりますよ~💦 それから、テキストの支給がなければテキスト代。書籍代は必要経費ですね

          仕事のためのお金

          環境を変えてから、思うこと

          日本語学校を離れてから半年ぐらい経ちました。 一時は、廃業の危機だったのですが(笑)、今はいろいろな背景を持った学習者の皆さんとかかわることができていますし、「教える」以外の仕事も経験させていただいています。 離れて思うのは、学校は安定した職場だったということです。 常に教科書があり、カリキュラムがあり、大体の予定も決まっていて、学生数も大体わかる。進度も安定している…でも、今、私が担当しているクラスの多くはほぼ全て不安定(笑)自分次第でどうにでもできるところもあるし、お仕

          環境を変えてから、思うこと

          しごとのさがしかた

          結論から言ってしまえば、わたしのやりたいことは一般の求人サイトや求人広告に出るようなものではありませんでした。でも、そんなことに気づいたのはごく最近です(笑) 大学時代に来ていた求人はすべて海外でした。 学生課の掲示板も見たりしていましたが、氷河期だったため求人そのものがなく(後で聞いたら院では日本語教師の求人があったらしいです)、どうしようもありませんでした。 養成講座には求人が来ているそうで、羨ましい限りです。 さて、どうやってなるべくやりたい仕事を探すか・・・を、書

          しごとのさがしかた

          日本語教師以外の仕事もしようかと思ってたのが嘘みたいに、多様なお仕事をいただいております。9割が今までの感じと違って、新しい世界です。そして、新しい現場で出会った先生方の背景に今まで知らなかった世界があって、その話を伺うだけでも楽しいという状況が続いています。 自分にしては随分チャレンジングなことをしているわけで、来年無職になる危険性だってあるはずなのに、全部自分でやらないといけないって結構楽しいと思っている部分もあります。 日本語教師として、どんなことができるか、自分が