日本語の先生をさがすことになったら

今回は、いつもとは別の視点で書きます。
最近、海外からの労働者が増えていて、あわてて日本語の先生を探している方が多くなりましたよね。例えば…

例1)経営者含め、全員日本人!日本語ぐらい誰にでも教えられると思って先生を探すことなく労働者を受け入れたら、意思疎通できなくて仕事にもかなり影響が出た。慌てて日本語の先生を探したり、日本語のテキストを購入してみたがどうにもならなく月日だけが経過。

例2)急に日本語の先生が複数名必要になった。
今は日本語のボランティアもいるし、お金さえ出せば集まると思って募集したけど集まらない。しかし、経営面の事情から日本語がわからない人を続々と引き受けてしまった。どうしよう?

他にも…あります。

本当に、日本語教師ってあまりいないと思います。
日本語学校で一年中求人を出していても、数えるほどしか応募がありません。そして、辞めていく…(退職理由は様々ですが、給料が安い・家庭の事情・身体的事情などです)

今までは日本語学校勤務の先生が多かったと思います。
日本語学校は留学生対象のところが多いんですが、今までになかった企業での日本語教育については想像もできなくて、応募を躊躇される方が多いようです。(未経験者では無理だと個人的には思います)

そもそも、一般的な求人サイトなんて日本語教師は見ません(笑)
一昔前はハローワークにも日本語教師の求人はありませんでした。
今、ハロワに求人が出ているのは「余程人がいない」と思ってください。日本語教師は日本語教師専門の求人サイトを利用する方が多いです。ぜひ検索してみてください。他のコマ給他待遇についても知ることができますよ。

そして、最後に…
日本語教師に任せたらすぐに日本語が上手くなる!とは思わないでいただきたいです。
日本語教師は日本語ができるように少しだけお手伝いをする仕事です。日本語教師と毎日のように外国人とかかわる現場の方が連携して、日本語学習の手助けをしてこそ、上達します。

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