ある日 教室に日本語が分からないこどもが来たら

緊急事態宣言が明けて、あるクラスに海外から来た子どもが訪問するという現場に立ち会いました。海外から来た子ども・通訳さん・日本語指導担当もその場に付き添いました。

クラスの子どもたちは熱烈大歓迎!といった様子でした。
おそらく日本語を勉強中だと走っていたと思いますが、積極的な子は英語で話しかけてきました。(必ずと言っていいほど、My name is~…から😂)
普段の日本語そのままで話しかける子、なんとかして交流しようと動きでアピールする子、海外から来た子どもたちをサポートしている立場で見るとそれぞれの反応がかわいいし嬉しかったです。

教室の片隅に、その様子を冷静に見ていた女子グループがありました。
本当は気になるけど、近づけない子たちです。私はそこに行って、こどもたちがどこから来たか、どんな日本語がわかるかを話しました。そうすることで、直接子どもたちが交流しなくても理解することができますよね。

ほんの1時間の交流でしたが、クラスの子たちと同じことが短時間でできるようになったり、クラスの子が用意してくれていた中国語の文を見て笑いあったり、ゲームをして海外から来た子に勝たせてあげたりする日本のこどもの姿がみられたり…すてきなひとときとなりました。

こどもの母語から日本語に訳す通訳さん、
こども同士をつなぐ日本語教師、
それを見守ってこどもの新たな面を知る教員、
楽しくて気づきの多い時間で、きっと思い出に残ると思います。
いろんな子どもの顔や様子を見て、何度も涙が出ました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?