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あなたにはあなたの道がある。私には私の道がある。正しい道、正確な道、唯一の道というものは存在しない。

これは、ニーチェが残した名言の一つ。

俺は、哲学について専門的に学んだことはない。でも愛だの人生だのを考えるのは好き。

ニーチェは、1844年の10月15日に生まれた。俺が生まれたのは、その147年後の同じ日。

俺は、SNSなど「nihil(ニヒル)」という名義でやってて、この言葉には「虚無的」とか「冷たく醒めていて、暗い影のあるさま」といった意味がある。

これは、昔から「ニヒルな笑い方やな」とか「醒めてるな〜」なんて言われることが多くて、何となく字面も意味も気に入って使ってる。

実は、ニーチェも「ニヒリズム」という哲学を研究してた。誕生日の他にも共通点があって少し嬉しくなった。

別にニーチェそのものが好きやから共感するとかじゃなくて、ニーチェの言葉が単純に好き。全て共感するわけでもない。

彼が残した名言の中で、好きな言葉はたくさんあるけど、その中の一つがタイトルのもの。

あなたにはあなたの道がある。私には私の道がある。正しい道、正確な道、唯一の道というものは存在しない。

もうそのままやねんけど、すごく腑に落ちた気がした。何が正しいかは自分次第やねんな。

学校の先生とか会社の上司がいろいろ教えてくれると思う。でもそれが必ずしも正しいとは限らない。それはあくまで先生や上司にとっての正解。

経験豊富な人が発する言葉にはそれなりに説得力があるし、正しいとは限らないとはいえ、決して間違いというわけでもない。一つの答え。

自分の道は自分で選ばなあかんし、たとえ間違った道を選んだとしても、その先に自分にとっての正解が待ってることもある。

別に間違ったっていいし、遠回りしたっていいと思うねんな。最後の最後に「今ここにいて良かった」と思える場所にいるなら。

人はいずれ死ぬ時が来るけど、それまでに道は無数にある。どれを選んでもいい。行ったり来たりしてもいい。近道するのも急がば回るのも。自分の信じた道を行けばいいよ。

結果オーライならそれでいいかもやけど、それまでの道のりで得たものって確実に自分を作ってく。よく「人生最後に良かったと思える生き方をしたい」って言うけど、それは最後を迎えるまでにどんな道を通ってどんな景色を見てどんな人と出会ってどんなものを拾ってきたかで決まるんちゃうかな。

ただ真っ直ぐに一直線の道を歩いてきた人も、あみだくじみたいな道を迷いながら歩いてきた人も、それがその人の選んだ道で、その道を選んだからこそ見つけられたものがあるなら、それはその人にとっての正しい道なんちゃうかな。

あなたにはあなたの道がある。私には私の道がある。正しい道、正確な道、唯一の道というものは存在しない。

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