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転がる粘土になれるか? - 変化の時代をことわざから考える

"A rolling stone gathers no moss."

変化の時代、ポストコロナとは何か、と考える毎日が続く中、ことわざを思い出しました。

「転がる石にはコケがつかない」という意味ですが、これは複数の見方があるようです。

1. コケを良いものと見る場合

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コケのアートは素敵ですね。

私は好きです。

君が代に見られるように、日本ではコケを良いものと見てきた側面もありそうです。

*政治的な話ではなくての視点の話です。

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
のむすまで

日本国歌『君が代』

変化が無い安定的な状態が続くことにより、コケがむすまで続くこと。

これを国歌として歌い続けてきました。

a person who is constantly moving and never lives in one place for a long time cannot gain knowledge or wealth

コロコロ変わったり頻繁に動く人は、知識や富を得ることができない。

我慢強さ、辛抱強さがあるからこそ得られるものがあるのは事実かもしれません。

2. コケを悪いものと見る場合

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「全然変わらなかったら、コケみたいなものがついちゃうよ」

こんなニュアンスだと思います。

a person who is always moving and does not stay in a single place for too long will never become stagnant and will always remain creative.

常に動いていている人はコケが付くこともなく、停滞することなく、創造的であるとのこと。

確かに、動き続けることでサビないということもありそうです。

行動力の大切さも最近考えているところです。

3. Rolling clay - 転がる粘土

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「コケかー。どちらがいいのかな。それぞれの良さがあるんだろうな。」

色々と考える中で、ふと思いました。

そもそもコケがつく・つかないというよりも、
自分が「石」である起点が問題なのではないか。

石が硬い素材であるがために、削られていくだけの存在で、変化が難しいと思ったのです。


転がる粘土ぐらいがちょうど良いんじゃないか。



自分でことわざを作るならば、

Rolling clay gathers anything.
転がる粘土は何でも集める
Rolling clay transforms.
転がる粘土は変身する


コロコロ転がりながら、
乾燥してきたと思ったら水を吸収し、
自分の形が悪いと思ったら自分が変形してみる。


何かが必要だと思ったら自分の中に取りこみ、
どんどん自分という唯一無二の粘土になる。

その中でコケが欲しければ、コケも受け入れれば良いんじゃないか。
(粘土にコケはつかないか。。)

転がる良さを保ちながら、外から必要なものを吸収する


こんな感じはどうでしょう。


4歳児のボスが粘土でいろんなものをくっつけたり、「Transform! (変身!)」と言って本気で遊んでいる姿からヒントを得たのかもしれません。

最後に

✅ "A rolling stone gather no moss"は複数の見方がある。
✅ 転がる良さを保ちながら、外から必要なものを吸収する謙虚な姿勢

自分が頑固で外が変わるのを待っていても、願っている時は来ないかもしれません。

自分がオープンなマインドで、変化を受け入れ、自分も変化して吸収していく粘土で転がり続けたいものです。

最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。 (2)

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