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ポジティブな褒め言葉で自信を育む:環境や変化に負けない子どもの育成を目指して

「あれ、なんか背がすごい大きくなったんじゃない。」
「ちょっと、立ってみて。」
「うわー!!なんかさっきよりめっちゃ大きい子なった。」
「なんでだろうねー。」
「大きくなったから、お皿運べるかもしれないねー。」

子どもが自信を持てるような、褒め言葉のボキャブラリーを増やす毎日です。

このやり取りを通して、ご飯を食べ終わった3歳の息子は椅子の上に立ち上がり、ぐーっと背伸びをして、嬉しくなって最後はクルクル回って踊りだしました。

わかりやすくて助かります。

最近自己肯定感という言葉をよく聞くようになりましたが、今日は「子どもの自信と言葉がけ」について考えてみました。

まずは、子どもの自信について本をご紹介させていただきたいと思います。

『世界標準の子育て』 船津徹

世界中の子育てを研究され、実践されてきた船津さんによると、世界標準の子育ての大事な3つの条件は

「自信」
「考える力」
「コミュニケーション力」

とされています。

さらに、「世界標準」については、エリートにするという捉え方ではなくて

「環境や時代の変化に負けない、たくましい子どもを育てる」

と書かれています。

彼の多くの教え子たちが世界で輝くことになったそうですが、それは船津さんご自身の実践も含めて、周りで関わる大人や環境に原則や理念があったからではないかと思います。

特に、「根拠のない自信」について非常に納得させられました。

0歳から6歳までの「根拠のない自信」は親が育てるもの
7歳児以降の「根拠のある自信」は子ども自信が獲得するもの

「根拠のない」自信は「100%親から与えられるもの」で、子ども時代に親から大切にされて、愛情を注がれることでのみ得られる自信ということです。自分は価値がある人間だという、「根拠のない自信」を持たせることで、安定した土台が築くことができ、その後の飛躍につながるというお話しで、強く共感させられました。

褒めるボキャブラリーと接し方のバラエティを増やす

以前にポジティブな言葉がけについての実践についてnoteを書かせていただきました。周りの親が工夫できることを考えた時に、子どもにかける言葉というのは大きく影響しているような気がしています。

赤ちゃん返りのような現象から復活の兆しを見せてきた3歳児の息子がご飯を食べるようになったので、どうやって彼に自信を持たせ、ノリノリにしていくかと言葉がけや接し方を考えています。

✔ 褒めるボキャブラリーを意識的に増やす努力

教員時代もそうでしたが、褒め言葉のバラエティや褒め方については、大人が意識的に増やそうと思わないと増えないような気がしています。「すごい」や「えらい」の一点張りでは物足りないかもしれません。

例えば、ご飯を食べた息子とは以下のやりとりを実践してみました。

「お腹みせてみて。うわー!大きくなった。」
「お父さんとどっちが大きいかな。」
「お腹に何が入ってるかなー。」
「お腹にいっぱい入ったからドクターにチェックしてもらおうか。」
「強くなったから自分でおもちゃの箱運べるかなー。」
「もっと早く走れるようになったかな。」
「誰が勝つかな。今日はお父さん勝てるかな。」
「ここまで届く?ジャンプ!」

どうしても子どもができていないことに目を向けて、できないことを指摘しがちですが、なるべく子どもができるようになったことを日常で見つけて、自分も嬉しいことを伝えて、次なる原動力にして飛躍させることを私は目指しています。

✔ 褒めるのにも練習が必要

上記のやりとりも、その場で考えたものもあれば、事前に準備していた言葉もあります。私も毎日が練習なのですが、褒めるのに慣れていないと感じるときは、ボキャブラリーを増やすところから「意識的」に関わり方のバラエティーを増やすと良いかもしれません。

教員時代の先輩に、「褒めるときは120%ぐらいのテンションで丁度良い」と教えられましたが、本当に子どもを乗せたいときは演じるぐらいの勢いも効果があるような気がします。

最後に

船津さんの「根拠のない自信を育むのは100% 親の力」というのは非常に強いメッセージで、文字の通りで大人になってからも自分を信じるための根っ子の部分になるような気がしています。子どもは大人からかけられた言葉を吸収して成長していくような感覚があるので、大人たちが発する言葉や物事の見方も意識し、成長を続けなければと考えさせられています。

今日も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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