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老後破産の問題を昨日書きました。

老後は「生活コストを下げる」ことが重要だと言われます。例えば、食費を一ヶ月5万円から3万円に下げる。電気代を、3万円から2万円に下げる。このようなことは誰でも考えることです。でもそんな程度のことでは足りないと思います。服を買うとか、外食に行くとか、現役時代と同じような出費では絶対に抑えられません。それより先に、物を捨てることからやってみてはいかがでしょうか?

生まれ変わるくらいの、思い切った気持ちで物を捨てましょう!

生活していく上で必要経費の見直しをする上でも、まず物を捨てましょう。気付くことがたくさん出てきます。そのためにも断捨離が必要になってきます。ところが、片付け始めると思い出のあるもの、思い入れのあるもの、たくさん出てきます。だから、一度に全部やってしまおうと考えないことです。できるところから始め、可能な限り捨てるのです。

私が手を付けた一回目は、とりあえず押し入れの中を全部出して、どんなものがあるのか確認をしただけで終わりました。捨てるものは少しだけでした。ただその時に、そのまま元に戻すのではなく、新しい箱を用意して、「一時保管ボックス」と名付け、箱の上に日付とナンバーを書きました。

1番のボックスには何が入っているか、大まかでいいのでノートを作ります。2番のボックスも同じです。こうやって番号とノートを付けておけば、何がどこに入っているか、だいたいわかるようになります。でもこれはあくまでも一時保管ですから、時期が来たら捨てるかどうかの審議が必要になります。

引き出しなどの中も一度全部出しました。引き出しの中って、「これって、ここにある必要ないよね?」と思えるようなものがたくさん出てきます。しかし、そこからジャンルごとに分けて整理しようとしたら、何日あっても終わりません。だから、引き出しに必要ではない物は、とりあえず一時保管ボックスへ入れます。だから移動しただけです。

私のように一人暮らしでしたら、自分で勝手に決められますが、夫婦や子供の物などがあると、時間を合わせて一緒に片付けするのが一番です。でもそれがまた難しいです。だから無理なら無理で、手の付けられるところからとにかく始めるのが良いと思います。

一度にしようと考えず、まずは移動するだけでも良いと考えましょう。

少し物が見え始めると、整理の仕方もアイデアが浮かんでくることでしょう。「新たにキャビネットがあれば、もっときれいに整理できるな」とか、新しく物を買おうという案が出てきます。捨てようとしているのにおかしなものです。でもなにもミニマリストを目指すわけではないので、買い替え、買い足しもアリだと思います。私も新たに買いましたが、そのお陰で綺麗に整理できるようになりました。

物を捨てることは、人生の整理をすることです。

自分の命があと1年だと想定してください。その時に必要なものと、不必要なものが浮かぶはずです。断捨離は何歳の人がするのかによって、最終系が変わるはずです。もしあなたが60歳を超えているのなら、もうそんなに物は要らないですよ。最低でも50%は捨てられるはずです。

部屋が少しでも整理できたのなら、新たにどんなものが欲しくなるのか、今までのように買う必要があるのかどうか、いろんなことに気付くことができます。新しい製品に買い替えもお勧めします。古いものを使っていると、物を大事にしている人と思われがちですが、もうそんな時代は終わったのです。むしろ新しい自分に生まれ変わることを阻害していると私は思います。

シンプルを目指しながら、新しく変化する。

これが私の考える断捨離です。60歳で一回目、62歳で二回目、64歳で三回目・・・そんな断捨離の考え方でもいいと思います。どうぞ無理のありませんように、マイペースでやってみてください。いま私は、20年間開けていない箱2個を捨てるかどうか迷っています(笑)

明日は、「人間関係を捨てる」を書きます。

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。