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このタイトルを聞いてどう思われたでしょうか? 80歳から「いよいよ」と思える人生だなんて、健康でなければ思えないことでしょう。それにこの言葉を何歳の人が見るかによっても、捉え方に差が生まれると思います。

12万部のベストセラー『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』多良美智子さんの8歳下の妹、多良久美子さんを紹介しましょう。

するべきことは全部やり終わった。忙しい人生だったが、今やっと自分のしたいことに使える時間がたっぷりできた。こんな大チャンスは、この年になったからこそ。自分だって、いつ要介護になるかわからない。1日1日を大いに楽しまなければ!

これは著者、多良久美子さんの言葉です。いかがですか?

「静かな老後」「終の棲家」なんて吹っ飛ぶような言葉だと私は思います。80歳になって、「さぁ、これから新しい人生の始まりだ。いっぱい楽しむぞー!」という活力を感じます。

このように思える80歳と、そうでない80歳の差はいったい何でしょう?


この本は少しでも早い年齢で読んでおきたいと思います。80歳でこのような考え方になるため、準備期間が必要でしょう。

せっかくやってきた、自分の時間をたっぷり持てるチャンス。


チャンスだと思える気持ちが素晴らしいです。おそらく著者は、昔からポジティブな考え、生き方をされてきたのだと思います。80歳になっていきなりこの考え方にはならないことでしょう。

障害を持つ息子さんを抱え、娘さんを失い、辛い思いをされてきたからこそ、試練を反動にして前向きな気持ちになれたのでしょう。強い心がなければできないことです。いや、強くならざるを得なかったのかもしれませんね。

流行には乗って、新しい便利なものはどんどん試す。

料理や手仕事、インテリアなど「家時間」を充実させて。趣味の織り物もピアノも、この年だから出せる味がある。流行には乗って、新しい便利なものはどんどん試す。福祉サービスの知識があると、将来の不安が消える…。「明日の用事を考えて、前向きな気分で眠りにつく」のが、元気を保つ秘訣。

いかがでしょう?この気持ちになれるか、なれないかの差はとても大きいと思います。趣味があると楽しみが倍増することは確かです。

年を取ると新しいものを手にすることを躊躇します。しかし「新しい便利なものはどんどん試す」と言われます。もうこの気持ちそのものが老人ではないですよね?

もっと知りたい人は、本を読んでみてください。楽しい老後は、自分で作り出すものだと思います。

80歳。いよいよこれから私の人生/多良 久美子 (著)


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