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人生100年時代と言われ、誰もが不安を感じているかもしれません。しかし、老いることを恐れるのではなく、どのように楽しむかを考えれば良いだけの話です。

と書いてしまうと、必ず反論がやってきます。そうなんです。私なりに、これまでいろんな本を読んだり調べてきました。でもすべては綺麗事なんです。

楽しむことのできる人はほんの一握りであって、ほとんどの人は楽しい老後なんてやってきません。それなのに、日々たくさんの本が出版されます。買ったけど読んでいない人も多いのではないでしょうか?

そもそも本なんて、買わせるのが目的であって、読んで習得できる人なんて、ほとんどいないのではないでしょうか?

と書いてしまうと、私も本を出版している一人ですから、身も蓋もないですね。

DNAには勝てません!


人生は80歳からがおもしろい」「90代の心得」などと魅力あるタイトルの本が並んでいます。つい手にとって買ってしまいます。

このような本の著者は、そもそも人間的に何かが違うのではないかと考えてしまいます。大病から生還した人もいれば、生まれながらに恵まれた人もいます。しかしよく考えてみてください。ひとりひとり顔が違うように、体だって違います。本人にとっては食事や運動、健康面に気をつけて生活してきたから、90歳になっても健康なのだと言われるかもしれません。健康で長生きできるだけの素質が生まれながらにしてあったとしたらどうでしょう? DNAには絶対勝てません。

美容液の広告で「実は◯◯歳!」と見た目と実年齢のギャップに驚かされるので、つい買ってしまいますよね。

そもそもそのモデルさんは、その美容液を使う前から見た目年齢の若い人だとしたらいかがでしょう?

あなたの周りにも実年齢より10歳どころか、20歳は若く見える人の一人や二人はいらっしゃるでしょう? ということは全国にもたくさんいるわけです。そんな人をモデルに起用し、ほんの少しプロの手を入れるとさらに美肌に見えることでしょう。

何もしなくても若々しい健康な体の持ち主というのは、一定数いらっしゃると思います。そういう人が書いた本ならば、本当はあまり参考にならない可能性があります。

今日はずいぶん悲観的なことを書いたかもしれませんが、私が言いたいことは一つです。

本やマスコミに踊らされることなく、自分で考え選択したものを信じることが大事だと思います。


今を楽しむことができない人は、80や90になっても楽しめることはないでしょう。自分にとって何が楽しいことなのか、生きがいは何か、自分の人生をどのように楽しんでいるか、そんな些細なことの延長線に100歳がやってくるだけです。

老後を不安に思う人は、今を楽しめていないだけだとしたら、今やるべきことはハッキリしています。

今をめいいっぱい遊ぶことです!


人生は80歳からがおもしろい/吉川 幸枝 (著)
老い力 増補新装版/佐藤愛子 (著)


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