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ターニャおばさんの快挙!何歳からでもやればできる!

今年のパリオリンピックの出場をかけて、各国、各競技で代表選出が行われています。国を代表する選手ですから、10〜30代くらいがほとんどです。そんな中、57歳で切符を手にした卓球選手が決定しました。

卓球は中国がとても強いので、中国で活動していてはなかなか代表選手になれません。そこで違う国に住み、その国の代表を狙う選手が多くいます。

しかし今回代表権を獲得した、チリ代表のヅォン・ジーイン選手は、それとはちょっと違っています。スパニッシュネーム「ターニャ」と呼ばれて親しまれている選手です。

曾志英(ヅォン・ジーイン)は中国・河南省の出身。9歳で卓球を始め、1980年に八一解放軍チームの一員となり、プロ選手としてプレーした。2歳下には陳静(88年ソウル五輪金メダリスト)・喬紅(89年世界女王)らの強豪がおり、曾志英は頭角を現すことはできないまま、1989年にチリに渡った。

ここまでの経歴では中国人によくある話です。そして他国でも卓球を続けて代表選手になるわけですが、ヅォン・ジーイン選手はまったく違っていました。

チリに移住後も卓球は続けるつもりだったが、貿易商としての仕事や育児などで慌ただしく日々は流れ、再びラケットを握ったのはおよそ30年後の2019年。

私がぜひ今日紹介したいのはここです。10代の頃、代表選手入りした腕前とはいえ、30年のブランクを経て、オリンピック選手になれるというのが凄いと思います。

日本でも30年のブランクから、年代別マスターズ大会の全国チャンピオンになった話はあります。ところが、オリンピックの代表選手はない話です。チリという国に卓球がどの程度普及しているか私は知りませんが、アスリートですから、若い選手と比べれば動きがぜんぜん違うはずです。

このようなニュースを見た時、何を感じ、何を行動するかで、その先の人生が変わる可能性があります。オリンピックは無理でも、年代別の県代表選手くらいなら可能かもしれません。いや、別に代表選手を目指す必要もないかもしれません。卓球を通じて人生豊かになるのなら、それだけでも素晴らしいと私は考えます。もちろん、卓球に限ることはありません。どんな競技でも、遊びでも、何でも良いと思います。生涯通じて打ち込める何かがあると、人生が楽しくなると思います。

チリ代表のヅォン・ジーイン選手は、パリ五輪の時には、58歳です。また、ルクセンブルク代表には、ニーシャーリエン選手がほぼ内定しているそうで、大会時には61歳の最年長選手になりそうです。元気もらえますよね!

倪夏蓮(ニーシャーリエン)

倪夏蓮(ニーシャーリエン、げいかれん、Ni Xia Lian、倪夏莲、1963年7月4日 - )は、中国・上海市生まれの卓球選手。元中国代表選手で、後にルクセンブルクに帰化。1991年からはルクセンブルクの代表選手となった。


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