認知症リスクが飛躍的に高まるその原因
認知症と歯はとても深い関係にあることは、これまで何度も書いてきました。それは歯周病だけでなく、本数も大事だとのことです。
8020(ハチマルニイマル)運動
この話は知っていましたが、本数を保つことは自分の歯で噛んで食べるためという浅はかな考えでしかありませんでした。上の8020運動の説明を見てもそのようにしか読み取れません。「食生活のため」と書いてあるわけで、認知症予防のためとは書いてないし、その他の健康のためとも書いてありません。
歯がないと認知症リスクが1.85倍
ここで私が気になったのは、「65歳以上の健常者、歯がほとんどなく義歯も使用していない人」というところです。そんな人いますか? 少なくとも私の周りにはいません。歯がほとんどない人は、総入れ歯を使用するような気がします。歯がほとんどないということは、喋ることもままならないはずです。そんな人が現役医師の調査協力に応募するでしょうか? 私はそこに躓いてしまいました。
1~3本くらい抜けたまま生活している人でしたらいるでしょう。ただ、一本欠けているだけでも食べにくい、噛みにくいと言われます。だから義歯を入れに行かれます。
歯が1~3本欠けた人の認知症リスクはどの程度高いのでしょうか? むしろそちらの数値の方が気になります。
義歯を使えば 認知症リスクが約4割低下
咀嚼できるかできないかにかかっている、という調査結果のようです。1~3本欠けているだけでも、咀嚼はおろそかになるそうです。だからこの調査結果から言えることは、「歯が一本でも欠けたら放っておかないで、義歯を入れてしっかり咀嚼できるようにした方が認知症予防に良い」、ということでしょう。
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