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生きている限り、人生はまだ終わっていません。

「もし、自分の人生をやり直せるとしたら?」ということは誰しも一度や二度考えたことはあるでしょう。しかし残念ながらやり直すことは不可能です。だから考えることをやめるのが普通でしょう。いくら考えたところが、どうにもできないことです。

ところが、いつまでも「あの時、ああしておけば良かった」などと思い老ける人もいます。それは時間の無駄であり、ストレスを溜めるだけの害しかありません。分かっているのに、どうしても考えてしまう人は、人生を無駄に過ごしていると言えるでしょう。勿体ないです。一度しかない人生ですから、もっと楽しいこと考えて行動したいものです。

足を鎖でつながれたまま大きくなったゾウは、自力で鎖を引きちぎれるほど成長しても、その鎖につながれたままでいるそうです。

 小さい時に鎖をちぎれなかった記憶が、ゾウを自暴自棄の状態にしているのです。このゾウのように、実はその状況を打開できる力が十分にありながらも、早々にあきらめてしまっている状態を、「学習性無力感」といいます。

この話はなんとなく聞いたことありましたが、自分の人生に照らし合わせて考えたことはなかったです。「学習性無力感」という言葉も衝撃です。

一度失敗すると、同じ失敗を繰り返したくないから、挑戦する意欲がなくなるという話は納得できます。先ほどのゾウのように、「鎖を切る」という単純なことだけだから、挑戦しなくなるのかもしれません。

しかし人間は、Aという物事に失敗しても、BやCなど、他に選択肢がいくらでもあります。「おしてもだめならひいてみな」という歌が昔流行りましたよね。子供ながらに、「諦めずに挑戦し続けなさいと言われている」ことを感じていました。大人になって改めて歌詞を見ると、良くできた歌詞だと感心します。


もし人生をやり直せるなら、今度はもっとたくさん失敗したい


今回紹介する本「もし私が人生をやり直せたら」の著者は、「もし人生をやり直せるなら、今度はもっとたくさん失敗したい」と書いています。一度経験したからこそ言える言葉かもしれませんが、だからこそ失敗しない選択をしたくなるのが普通だと思います。それなのに失敗したいと言うには理由があります。

「どんな選択をしたとしてもうまくやっていけるのだから、勇気を出して、まずは一歩踏み出してみよう」

と書いています。

一度や二度失敗したってどうってことないと言われているわけです。何歳からでも思った時から始めれば良いです。それを「歳だから」という理由で挑戦しない人があまりに多いです。

後悔のない人生を送りたいのであれば、何でもいいから、今までやったことないことに挑戦したり、やって失敗したことを再度やってみることです。

この教えにもあるように、頑張るわけではなく、適度に力を抜きながら、最後の一秒まで人生を楽しみたいと私は思います。

もし私が人生をやり直せたら/キム・へナム (著), 岡崎 暢子 (翻訳)


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