夢のままでは終われない
実はわたし、
タンデムしている親子を見かけた時から、
『息子とタンデムする』
という夢を密かに抱いていました。
いきなりですが、わたしの愛車を紹介しておきます。
HONDAのレブル250です。
足つきがよく、小柄な人でも運転しやすい人気のバイクです。
🏍️諦めていた
『息子とタンデムする』
という夢を初めて抱いたのは
長男がまだ小学校へ上がる前。
車を運転している時
小学1、2年生くらいの男の子を後ろに乗せて走るオートバイを見かけました。
キュン🖤としました。
わたしも息子とバイクに乗りたい!
それから夢見てわくわくしていました♪
自動二輪の免許を持ってなかったので
まずは免許を取らないと…
夢は膨らみ、どんなバイクがいいかカタログを見ながらわくわくしていました。
まずはお金を貯めるところから。
なかなかというか、全然貯まりませんよ。
なんせ、その頃は離婚して息子と実家にお世話になっていたので、パートで働きながら実家に生活費を払い、もろもろの支払いを滞らせないことで精いっぱいでした。
貯金なんてありませんでした。
二十歳の春に結婚、次の年の夏に長男を出産、次の年の秋に離婚。
特に親に援助してもらうこともなかったので、なかなかに厳しい時期でした。
ちなみに田舎暮らしなので車は必須です。
その頃の実家からいちばん近いコンビニまで行くのにも3kmありました。
車はなかなか維持費がかかります。
そんなこんなでいつの間にか子どもも大きくなり、バイクはこわいから乗らないと拒否され、わたしの夢は夢で終わっていました。
わくわくはどこへやら、いつの間にか諦めていました。
🏍️コロナウイルス流行
ある日突然、世界中で恐ろしすごい勢いで広がり始めました。
それはまだ謎に包まれていて、多くの人をあの世へ連れていってしまうウイルスでした。
まだ謎だらけの感染症は感染力が強く、ワクチンはありません。
感染した人は完全隔離されました。
そのまま最後の時を迎える人も少なくありませんでした。
最後の時さえ会えないままという悲痛な状況でした。
いつ自分が、家族が、友人が…
いつ誰に起きてもおかしくない状況が続き、わたしのこれまでの生き方が少し変わりました。
今できることは明日できないかもしれない。
今一緒にいる人と明日は一緒にいられないかもしれない。
後悔はしたくない。
これからのことも大切だけど、
『今を大切に生きたい!』
🏍️よみがえる思い
旦那様がバイクを買いました。
昔は乗っていたらしく、何か趣味を持ちたいということで再びバイクに乗ることにしたらしいです。
わたしの気分がさえない時、後ろに乗せて走ってくれました。
気持ちはとても嬉しかったのですが、なんせ旦那様のバイクはオフロードで山道ばかりいくものだから、お尻が痛いのなんの。
数週間後、友達がバイクを買ったと、スマホで写真を見せてくれました。
バイク、バイク…
これらのことがトリガーとなって、心の奥に眠っていた感情がよみがえってきました。
バイク、やっぱり乗りたい。
🏍️できるときに迷わずやる
バイクに乗りたいと思った数日後には自動車学校に入校していました。
なんとか一発合格で卒業できました。
ちょうど欲しいバイクが入荷するとのことだったのですぐに予約しました。
もうすぐわたしのバイクがやってくる🖤わくわく♪
免許を取って半月後には欲しかったバイクに乗れました。
ここまでの出来事が、まるで引き寄せたかのようにタイミング良くスムーズに進んでいったことには必然的な何かを強く感じました。
というのも、バイクブームにより生徒が増えすぎて自動車学校はその後入校を制限するという話があり、
レブル250は超人気車種なのにうえにコロナの影響で製造が遅れ、わたしのバイクの入荷後は数か月待ちということになってしまったのですから。
🏍️夢まであと一歩
そして、わたしは数年前に再婚し次男を出産していました。
バイクの免許を取った時の次男は3歳でした。
体が小さめの次男をタンデムシートに座らせると足がステップにギリギリとどくくらいでした。
免許を取ってすぐには二人乗りはできない決まりなので、一年の間にもう少し大きくなってくれることを祈りつつ、タンデムの準備を開始しました。
子ども用のヘルメットを購入しました。
子ども用のヘルメットを置いているお店が少なく、さらに種類も少なかったので、苦労しました。
ネットで買えば苦労はないですが、ヘルメットは大事なものなのでちゃんと本人のサイズに合わせて買う必要があると思います。
次はタンデムベルトです。
これはネットで購入しました。
まだ小さい手でしっかり捕まることが難しいので落下防止にあると安心です。
あとはわたしの技術です。
少しの時間でも暇をつくっては近所をぐるぐる走りました。
ときどき友達とツーリングにも出かけました。
せっかくなので、思い出の一枚を載せておきます。
🏍️夢、もういちど
免許を取って一年後、さっそく次男を後ろに乗せて走りました。
タンデムステップに踏ん張れるほどしっかり足がとどくようになっていました。
まずは近所をゆっくりと。
次男は恐がることなく楽しんでくれました。
「ママ~風がきもちいい~」
休みの日、お天気がいいと次男は決まって
「ママ!バイク乗りたい!」
わたしよりもバイクに夢中になっていました。
少しずつ距離をのばしていくつもりが、次男はタンデムに慣れてきたのか時折寝そうになるので、まだまだ長距離は無理そうです。
一度は諦めていた夢、もういちど挑戦してよかった。
小さな夢ではあるけれど、やっぱり後悔はしたくない。
そして夢が叶ったいま、また新たな夢にわくわくしています。
その話はまた、別の機会に。
わたしの趣味の話にお付き合いいただきありがとうございました。
また次回をお楽しみに♪
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