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最近の研究で、一日一万歩は歩き過ぎで、「7500歩を超えると平均寿命を伸ばす効果はほぼ変わらなくなる」という論文が発表されました。

1日あたりの平均歩数が4400歩まで増えると、死亡率は41%低くなり、平均歩数が増えるにつれて平均寿命も比例するように伸びます。しかし7500歩を超えると、それ以上はほとんど変化しなくなるということです。また、歩くスピードが寿命に影響しないこともわかっています。

この論文では「死亡率」のことを言っていて、寿命の話です。この記事を鵜呑みにして、「4400歩でいいんだったら今日からそうしよう」と思われたとしたら、それは間違うことになると思います。

だいたい目標達成はしない


まずどんな物事においても目標達成することは、ほぼないと思います。私だけかもしれませんが、目標達成したことはありません。だから、4400歩に設定したいのであれば、目標は6000歩とか7000歩くらいにしなければ、4400歩に達するのは難しいと考えるのが普通かなと思います。

また、同じ6000歩でも、平坦な道と山では運動効果が全然違います。同じ歩くなら、山を歩いた方が筋力は鍛えられるのは歴然としているでしょう。

そして「歩くスピードも寿命には関係ない」と書いてあります。本当にそうなのでしょうか? 私はちょっと疑問に感じます。

この研究では、およそ1万8000人という膨大な数の女性被験者に歩数計を着用してもらい、7日間の歩数を集計した後、最長で4年間の追跡調査を行ったものです。

18000人を4年間も追跡調査した結果だと言われたら、信じるしかないですよね。でも信じがたい(笑)

健康寿命を伸ばしたい


ところでもっと大事なことを見落としてはいけませんよね。「寿命に関係ない」ということが書いてあるだけで、それは「健康寿命」とは書いてないわけです。

私たちは、健康寿命を伸ばしたいわけです。ただただ寿命を伸ばしたいわけではないので、「この論文記事は気にすることはない」ということになりますよね。さらに、こんな記事もありました。

ウォーキングの“常識”となっている「1日1万歩」を目標に汗を流し、さらには「歩けば歩くほど健康になる」という考え方から、1万歩よりも2万歩と、どんどん歩数を伸ばす。そして、歩き終わった後の歩数計を見て思わずニンマリ。足を入念にケアしながら、翌日も頑張ってウォーキングに励む――。

実は、これでは歩き過ぎ。むしろ体にとっては毒なんです。歩き過ぎると疲労が身体に残ってしまい免疫機能が低下。かえって病気になりやすい体になってしまいます。2万歩はおろか1万歩でも、1日に歩く距離としては多すぎる。

こんなふうに「歩き過ぎ」と言われてしまうと、歩く気力がなくなりませんか? もしかしたら、健康寿命を伸ばしたくない、悪徳組織の仕業がこう言っているのではないかと思えてしまいます。

運動をしすぎると活性酸素が溜まり、それが「ガン」の原因になる。活性酸素は運動過多だけでなく、紫外線によっても作られる。過度な運動により、体が疲れすぎると腸の動きも悪くなるため、便秘や下痢になりやすくなる。これがひいては大腸ガンの遠因にもなっている。

運動しすぎるとがんになるとまで書かれています。どうしますか? そんなこと言っていたら、マラソンしている中高年ランナーはみんながんになってしまうことになります。他にもウォーキング1万歩どころか、ロードバイクやテニス、卓球、水泳、登山その他いろんなスポーツ愛好家を敵に回す言葉になります。

やっぱり何かの策略だとしか思えないのですが、どう思いますか? 私は運動と体のケアをしっかりセットで行えば大丈夫だと考えます。体のケアをせずに運動ばかりするからダメなんじゃないでしょうか?

サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。