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#雑文

今まで私と一度でも繋がってくれた方へ。何故、あなたは書くのですか?

今まで私と一度でも繋がってくれた方へ。何故、あなたは書くのですか?

 リライトって、緊張しますよね。

 先日から何度かほのめかしていた(何故?)久し振りの企画参加になる、「#リライト金曜トワイライト」用の小説を投稿しました。

 実はこの作品のヘッダー画像をぎりぎりまで今回の記事の猫野サラさんの絵にするかどうか迷っていました。素敵な絵だったので。とはいえ、私のリライトした作品とは違う作品のために書かれた絵だし、両方使うなんてことはできないし……ということで、リラ

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非難と批判

非難と批判

 ヒナン、と、ヒハン。

 語感がとても似ています。だけど意味は全然違いますよね。

 似ているのは語感だけ。

 どうも、最近は無言で自作の小説にスキが付くと、「あっ、俺の作品が凄すぎて声も出ないんだな。ふへへへ」と無言なのを都合よく解釈して、悦に浸っているサトウ・レンです。

 私はたまにtwitterやらnoteを思考の記録のメモ代わりにしたりするのですが、とはいえひとの目に触れるところに書

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読み返したいものだけが文章じゃない【日記】

読み返したいものだけが文章じゃない【日記】

 最近は原点回帰というわけではないですが、note初期に書いていた頃のホラーに近い感覚で作品を創っているような気がします。いえ厳密に言えば、あの時とは多分創作に向けるスタンスがすこし違っているので、似て非なるものではあるのですが……、ホラーを書きたいという底の部分が繋がっている、という感じでしょうか。

 直近で書いたこのショートショートもその感覚の中で描いた作品で、結構お気に入りだったこともあり

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ミステリ、好きですか?(備忘録として)

ミステリ、好きですか?(備忘録として)

 実は先日、

 こんなツイートをしたら、思ったよりも長くなってしまったので、備忘録代わりにこちらにもその文章を貼っておこうと思います。一応まだ終わらせてはいないので、ここに載せるのは途中経過になりますね。

 読んだ上でしっかりと感想を書くようなものではなく思い出しながらの一言メモみたいなものですが、読書の秋、とも言いますので、参考にでもしてもらえれば幸いですが、四季に関わらず小説は読みたい時が

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何でもいいから何か書きたいので。

何でもいいから何か書きたいので。

 いや本当になんでもいいから何か書きたいなと思ってしまったわけです。いやそのですね、別に書きたくないわけじゃないんです。書きたくなかったら書かない人間だと思うので。はてさて何を書こうかしらん。いや分かってるんですよ。こういった本筋とは関係のないところでだらだら書くから「お前の文章はだらだら長い」と誰かに言われたわけじゃないけど、自分に言い聞かせています。

 日記も兼ねた記事なので、最近の創作話を

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恐怖の図式に備えよ【エッセイ】

恐怖の図式に備えよ【エッセイ】

 昔から曖昧な図式が〈正しい〉ものとして共有されていくことへのぼんやりとした不安、というか、違和感がある。

 例えば私の経験に基づいた話で言うならば、書店員が〈本読みのプロ〉として紹介されるのも、その違和感のひとつです。こう括られることが、実は意外と多い。職業という大きな枠で〈本読みのプロ〉を語るならば、おそらくそれに該当するのは書評家か編集者、あるいは文学者くらいで、書店員が職業として〈本読み

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小説そのものをテーマにしたミステリ小説

小説そのものをテーマにしたミステリ小説

 先日noteにて完結した、「言葉の裏側」ですが、

 noteの他に、カクヨム、ノベルデイズにも掲載しました。

 今回は横組みを意識して書きましたが、他の2つのサイトでは縦組みで読むことも可能なので、お気に入りのサイトで読んでもらえたらありがたいです。

 この作品は、小説や創作そのものをテーマにしたミステリで、普段は心理描写多めな私の作風ですが、この作品は性質上、会話文多めの作品で、慣れない

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小説書けん、と悩む男がひとり

小説書けん、と悩む男がひとり

 ということで、折に触れて書いている(完成までは投稿しないつもりでいる)長編小説はあまり進んでいません。何故、投稿しないか、というと、逃げ場を失いそうだからです。いやまぁ投稿しようと逃げる時は逃げるわけですが……。どんな話かというと、平成初期の新興住宅街が舞台で、その街に仕事の関係で一年ほど前から暮らしていた友人(兼同僚)が突然姿を消し、その失踪の直前に、友人から「俺はこの街が怖い……」という言葉

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タイトル争奪戦激化地区

タイトル争奪戦激化地区

さて問題です。

Q.今回の記事の題名「タイトル争奪戦激化地区」は何という有名作品のタイトルをもじったものでしょうか。

有名な先行作品のタイトルをもじった題名の作品は今も昔も大人気で、先日noteのお知り合いであるtagoさんが、こんな記事を書いていました。

あぁ楽しいなぁ……、と思いながら読んでいましたが、実際のところ、有名作品をもじったり、あるいはタイトルをそのまま利用した小説はよく見掛け

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不親切な世界の、あなたへ会いに行こう

不親切な世界の、あなたへ会いに行こう

 小説は好きですか。どんな小説が好きですか。そうですか。読みやすい小説ですか。ちなみにあなたにとって読みやすい、というのは、どんな小説ですか。読みにくい、というストレスを感じない小説ですか。ちょっと抽象的ですが、なるほど、えっ、いえいえ、決してそれを悪いと言いたいんではないんです。趣味嗜好はそれぞれ、どれが良くてどれが悪い、というものでもないでしょう。例えばきっとそれは、こういう無駄の多い文章とは

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創作する上で、気になっているいくつかのこと。

創作する上で、気になっているいくつかのこと。

 実は、と言うほど意外ではないかもしれませんが、まともに文章や創作について学んだことがない。さらに言えばwebで投稿を始めたのもここ一年ちょっとの話なので、一般的な作法や書き方については知っていることよりも、知らないことのほうが多かったりします。とはいえ小説は自由なものとも今までの読書体験から教わって来たので、すべてを一般的な形に矯正するつもりはもちろんないですが、今後どうしようかな、と悩んでいる

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別れのための、自薦記事10選

出会いは別れの始まりであり、永遠に途切れない関係など存在しません。残念ながら、それを望もうと望むまいと別れはいつか訪れるでしょう。それはひとばかりではなく、作品との出会いも例外ではありません。無理して作品や、それを書くひとの新たな作品を追い続ける義務はありません。義理はあるかもしれません。だけどあくまでも義理で、義務ではない。大切にしてもいいし、しなくてもいい。でもすくなくとも私と、そして私の作品

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一言では表せられない想いがありまして

一言では表せられない想いがありまして

「サトウくん。きみの書くPOPにはキャッチーさが足りない、というか、もっと一言で。インパクトが欲しいんだよね」

 と言われたのはいつのことだっただろうか? もうはっきりと思い出すこともできない夏の夕暮れ、当時の職場の上司に当たるひとが穏やかな口調で私にそんなことを言った。その頃、田舎町の今はもう存在しない書店に勤めてすこし経ち、その上司から「文庫のPOPを作ってよ」と言われて、作り方も分からない

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夜に乗じて、怒る、怒る、そして目が覚めて身体を……それは起こす。

夜に乗じて、怒る、怒る、そして目が覚めて身体を……それは起こす。

怒ってます。それもかなり。嘘です。実は何ひとつ怒っていません。とはいえ、どっかで一度吐き出しておきたい気持ち、というのはあったり、するのかは分かりませんが、いったん書いておくのもいいでしょう。

私はホラーが好きです。

読むのも好きだし、書くのも最近はとても。そしてホラーが好き、ということで性格(あるいは人間性)を非難されることへの怒りを書いた記事を以前どなたかのnoteの記事で読んだ覚え(探せ

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