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#創作

今まで私と一度でも繋がってくれた方へ。何故、あなたは書くのですか?

今まで私と一度でも繋がってくれた方へ。何故、あなたは書くのですか?

 リライトって、緊張しますよね。

 先日から何度かほのめかしていた(何故?)久し振りの企画参加になる、「#リライト金曜トワイライト」用の小説を投稿しました。

 実はこの作品のヘッダー画像をぎりぎりまで今回の記事の猫野サラさんの絵にするかどうか迷っていました。素敵な絵だったので。とはいえ、私のリライトした作品とは違う作品のために書かれた絵だし、両方使うなんてことはできないし……ということで、リラ

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活動記録・活動場所のまとめ

活動記録・活動場所のまとめ

 どうも、最近、活動場所を増やし過ぎて頭がくらくらしているサトウ・レンです。最近、他のサイトで見聞きしたことに関する雑感でも書こう、と思ったのですが、細々と感じる違いや見聞きした色々な意見に対して自分の感じたことはあるにせよ、具体的にやることは、どこだってそれほど変わりません。面白そうだなと思う作品を読んだり、自分の書きたいなと感じている作品を書いたりするだけです。「隣の芝生は青い」的な話もありま

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比類なき感動の果てに

比類なき感動の果てに

 いつもと違う環境で書いているせいか、どうも小説を書いていてもしっくり来ないので、ちょっとした日記、というか、思考の記録のようなものを。

〈〇〇〉という言葉を、その言葉そのものを使わずに表現しなさい、というのは、小説修行などでたまに見かけます。私も決してこういう表現は得意ではないのですが、

 例えば、

 運動音痴の少年はいつも持久走でビリでみんなから馬鹿にされていた。持久走なんて無くなればい

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失恋と夏の、終わり

失恋と夏の、終わり

灼けたほおをつぅとつたって硝子色の粒が熱帯夜に混じって消えていく。

音をなくした線香花火の先がぽとりと落ちて砂まみれに灯る赤が色を失っていく。

最後だねとつぶやいた声が波音に混じって形を変えていく。

もう誰も見えない砂浜に、白黒のあなたが、ぼくの前で熔けていく。



夏も、もうすぐ、終わりですね。秋はいつ産声を上げるのでしょうか。季節の移り変わりが曖昧に感じるのは決して今年だけの特別な話

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気になっていることを聞いた話と、その他のこと。

気になっていることを聞いた話と、その他のこと。

先日、思い切って、

・小説を書く時の、文章上の数字の扱い(漢数字なのか、アラビア数字なのか、それとも両方混ぜるのか?)を、みなさんはどうしているか?

・「掌編小説」「ショートショート」「短編小説」の字数の境界線は何字くらい?

 というふたつの質問をぶつけてみたわけですが、沢山の方から回答があって、とても嬉しかったです。もちろん創作には誤字や誤用があるように、間違いが〈存在しない〉とは言いませ

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そこにわたしはいなくても【エッセイ】

そこにわたしはいなくても【エッセイ】

今日はちょっと小説を書く時のことについて語りたい、と思っているのですが、とはいえ私なんぞが何を偉そうに、という想いがないわけでもない。好きな小説を読んだ時の想いはためらわずに書くことができるのに、自分の小説の話になると、別段、キーボードを打つ指が重くなる。私にweb作家という肩書きは過分だと思うし、小説は書いているよりも読んでいるほうがやっぱり楽しい、と思っている面もあるからだ。まぁそれでもこのn

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星々は道程を見ない【14歳、絶唱する】

星々は道程を見ない【14歳、絶唱する】

夜の海辺は、冬の静寂を忘れたように、入り混じる男女の声、狂騒に舌打ちを鳴らす。

暑い夏に、身を沈めて。

線香花火に灯る輝きが絶えるのも待たずして、己が果てたいと思った。

あぁまた、駄目だった。

空を見上げても、星はひとつも出ていない。

今日のおれに似合いの空だ。

女なんて星の数をいるじゃないか。慰める友人の顔が浮かぶ。

馬鹿だと思う。

女ならば誰でも良いのか。

馬鹿だと思う。

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