「家事」何個思いつきますか?
朝の情報番組で
”名もなき家事”
について特集していた。
この話ネタになると思いながら、自分のやるべき家事を思い出す。
「クリーニングに出してたもの、取りに行かなきゃ」
これは洗濯の一部?買い物の一部?になるのかなぁ。
テレビを消して重たい腰を上げ駐輪場へ行き、自転車にまたがる。
アシストに頼りきりの脱力感満載で
「なんで家の近所じゃなくて、通勤途中にあるお店にしちゃったんだろう…まさか通勤できなくなる日が来るなんて思ってなかったもんね~」
なんてのんきに考えながら、ちんたら自転車をこいでいたら道を間違えた。
左に曲がるんだった…
どうした私の記憶力…やば
ここまで来たし、ちょっと本屋さんでものぞいてみよ
と、寄り道。
コンタクトをしていないせいで、本のタイトルがぼやけて見ずらい。
私の視力で見やすい距離の棚を何気なく見ていたその時、目に飛び込んできたタイトル
”名もなき家事”
やってもやっても終わらない名もなき家事に名前をつけたらその多さに驚いた
ミラクルでしょ!!!!!!!!
はい購入。
前置きが長くなったけど、今回は「夫婦の家事格差」がどうして生まれるのかを皆さんにも知ってもらおうと思います。
*夫婦の家事格差
男性も、女性も「家事」と聞いていくつ思い浮かびますか?
料理、洗濯、掃除、買い物。。。。
共働き夫婦、子育て中夫婦、奥さんが専業主婦、はたまた旦那さんが専業主夫。夫婦にもいろんなパターンがありますよね。
昨今、在宅ワークでご主人が家に居ることが多くなったことで、奥様が感じている「家に居るのに家事育児に協力的じゃない」という話。
「ギクッ」ってした人もいるだろうし、「そうそう、それそれ」と共感する人もいると思います。
大半の夫婦に聞くと、
ご主人は「やっているつもり」
奥様は「それだけでやったつもりにならないで」
やったやってない格差が生じている現状。
例えば”洗濯”(家庭それぞれのやり方があるので、自分のやり方で考えてみてくださいね)
ご主人➡洗濯カゴに入っている洗濯ものを洗濯機に入れて、洗剤・柔軟剤を入れてスタート
奥様➡洗濯カゴに入っている洗濯ものを、白物・色物を分別。ホックのついているものはネットに入れる。下着・靴下はまず予洗い。これでやっと洗濯機に投入。白物と色物は別に洗うので洗濯は一度で終わらない。一度目終わったら干す。二度目を投入し終わったら干す。
ご主人、間違いなく洗濯していますよね。ですが、奥様から見れば”洗濯”というメインタイトルの中にいくつものサブタイトルが隠れているのがわかりますよね。それを全てこなして”洗濯”したと胸を張って言うのが許されるみたいですよ。
じゃあ、もうひとつ例えば”食事後の食器洗い”
ご主人➡食器を洗って、水切りカゴへ。
奥様➡食器を洗って、水切りカゴへ。食器を拭いて食器棚へ戻す。水切りカゴの水を切る。シンク周りの水をふき取る。
これも同じですよね。奥様は”食器洗い”というメインタイトルの中に、サブタイトルがいくつもあるわけです。
世の奥様達は、
「それくらいで家事やったって大きな口たたかないでよーーー」
と、思っているのが実情。
サブタイトルのタスクをこなしてやっと「合格」
ここまでやらないと「家事やった」て言えないんです。
このご夫婦は自分たちの認識している”家事”というものを可視化するため、お互いに紙に書き出してみました。
さて何項目になったと思います??
ご主人➡約20項目
奥様➡約200項目
!!!!!!!!!!!!!!
この数字の差が「名もなき家事」になってくるわけです。。。
あなたは何項目上げることができましたか?
*家事分担アプリ
無いアプリなんて無いんじゃないかくらいに、世の中にはあらゆるアプリが登場してますよね。
私も家計簿アプリを使っています。
家事分担は必要になる日が来たら使ってみようかな…w(シングルなので)
この”家事分担アプリ”のひとつは、まだ結婚もしていない大学生が考案したのです。
大学生が家事分担?彼女と同棲でもしてるのかしら?
なんて考えながら話を聞いていると、どうやらそんな甘い青春から生まれたわけではないらしい。
自分の両親がいつも家事分担で揉めている様子が、子供ながらにとてもつらく、うまく協力して仲良く生活できる方法はないだろうか。。。と過去の悲しい経験から開発されたアプリ。
なんて優しい子なんだろう。。。
家事分担アプリを検索すると、軽く10個以上は出てきます。
お互いの家事分担を可視化することにより、感謝を伝え合おう。というものから、可視化することで・家事分担・仕事と家事の総合評価・生産性・家事の頑張り度がグラフ化されるものまである。
まるで、”家庭”という名の”企業”にいるみたいw
これを使って、お互いの”家事”というメインタイトルからのサブタイトルをすり合わせていくのが格差を埋める手立てなんじゃないかな。
*本の著書
この本の著書は、様々な企業や商品のキャッチコピーを作成しているコピーライターの”梅田悟司”さん。
ジョージアの「世界は誰かの仕事でできている。」を作った方。
梅田さんが長男誕生をきっかけに4カ月の育休を取得し、当たり前に心地よく暮らせていたのは奇跡だと、家事に対する見方が激変したお話。
家に帰るとご飯ができている。
部屋がきれいに片付いている。
これって奇跡。
「そのがんばり、当たり前じゃないですよ!もっと自分をほめていいし、家族もほめるべきです!」
と、梅田さんも言っています。
これ、「よくぞ言ってくれた!!!」って叫びたい人たくさんいますよね。
梅田さんがコピーライターとしてできること。。。
「名もなき家事に名前をつける」
そうすることで、家事をする人、してもらう家族、さらには家事の価値に気付いていない社会も、家事の量に驚く。
それと同時に、家庭を守る大変さ、尊さ、素晴らしさを伝えたいと感じたそうです。
*私のお気に入り”命名”3選
命名【モンクの叫び】
容器のフタやキャップがきつくしまっており「もっと軽く閉めてよ!」と心のなかで絶叫しながらなんとか開ける家事
命名【間隔感覚】
残りの洗濯物の量を見て物干し竿にかけるハンガーの間隔を随時更新しながら洗濯物を干す家事
命名【メモ・メモリー】
買い物のメモを書いたのに家に忘れてきてしまい記憶をひもときながら買い物する家事
*最後に
何気なくこなしている家事に名前がつくとちょっとおもしろくなってきませんか?
他にも、【再配達門限】や【うらはらな感謝】
世の中の人を惹きつけるキャッチコピーを作成している梅田さんだからこその命名力。
あるあるあるある。。。なんて笑いながら読めるの間違いなし。
そして、男性が家事の多さに気付いたという所に多くの共感を呼んでいるんだと思います。
旦那さんやパートナー、家族とこの本を共有して、家事分担を話し合うきっかけを作ることができたら、少しはイライラ軽減されるかな。
家族だからこそ「察して」じゃなくてきちんと「言葉」で伝え合いましょ。
あ、その残り少ない麦茶ポット冷蔵庫に戻そうとしたでしょ?
ポットを洗って新しい麦茶を作ってから冷蔵庫に戻す!
これも立派な名もなき家事。
最後まで読んでくれてありがとう。
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