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読んだ小説を褒めながら紹介するnote ~『俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい』篇~

 カモフラージュ系女子 meets カモフラージュ系男子。

書影などのご紹介から。

\どーん/

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 令嬢風も、メガネっ娘も良いですね。
 さすがは葛坊煽先生です。

 著者は午前の緑茶先生

 ……?


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 モチーフがコレであるのは容易に推察できますねw
 というか、後書きで先生本人が言ってらっしゃいますね。
 WEB公開作品の書籍化であり、初書籍化のご様子。

 そういえば、『読んだ小説を褒めながら紹介するnote』でHJ文庫を紹介するのは初めてでしょうかね。


『俺は知らないうちに学校一の美少女を口説いていたらしい』とは

 本作主人公は高校生男子、田中たなかみなと
 高校では黒縁眼鏡で前髪を下ろしていて、少々パッとしない感じの雰囲気な見た目で、趣味は読書。
 ――おとなしい子、と言っておきましょうか、本人の名誉のためにも。

 ある日のこと、父親が海外赴任となり母親もそれに付いていくことになったため、湊は一人暮らしをすることになります。
 生活費には然程余裕がなく、大好きな本を買い込む余裕が無くなってしまったと嘆く湊。……実は本を買うために生活費にちょっと手を付けてしまったので、まったくの自業自得ではありますが。

 そんな中、湊の友人の一ノ瀬いちのせ和樹かずき「だったらバイトでもすればいい」と言ってきました。
 バイトが学校から禁止されているだろうと湊が言えば「大丈夫だ、みんななやってるからバレない」、「そんなに怖ければ、変装でもすればいいだろう」と言い放った和樹は、そのままの勢いで『田中湊くん大改造計画』を開始。

 メガネをコンタクトにし(実は過去に誕生日プレゼントとして和樹から送られていた)、野暮ったい前髪を上げて、整髪剤を使って整えれば――。

 ――さわやかイケメン系田中湊くんのできあがり
 かくして、学校での姿をひた隠しにした新人アルバイターの誕生でありました。


 さて、そんな田中湊くん。
 学校の玄関先で生徒手帳を拾ったことから、その持ち主であり学校一の美少女である斎藤さいとう玲奈れなと接触します。
 彼女も読書好きだということが判明し、その後彼女から本を借りたりする(しかも、彼女の家に行って!)など、何だか良い雰囲気になります。

 ある日。
 湊は、バイト先の先輩であるひいらぎ玲奈れいな に、恋愛相談を持ちかけます。
 お礼をしたいのだが、何がいいだろうか――とか。
 女の子が喜ぶようなモノがわからないので、女の子に訊くのがいいだろうという、比較的賢明な判断。
 その子がどういう子なのかというのを懇切丁寧に説明していくのですが。

 何故か、相談相手の柊さんの顔が真っ赤に!!


 そういえば、和樹が言ってましたね。
「バイトやってるのバレるのが怖ければ、変装でもすればいいだろう」と。


 ――ということで、お察しのように(そしてタイトルの通り)。
 湊くんは、変装して(とついでに偽名も使って)いたその本人に対して、思いを伝えてしまっていた無自覚系ラブコメです。



推しポイント。

 照れさせるって、イイよね。

 これを理解出来る方はこの作品をお買い求めになることをオススメ致します。
 湊くん、優しい男の子なので、非常に感情移入もしやすいのではないでしょうか。

 学校では野暮ったい雰囲気もあるメガネ男子。
 バイト先では爽やか系イケメン男子。

 学校では男になびかないタイプの塩対応系お嬢様風女子。
 バイト先では少しクールな雰囲気もあるけれど、根は優しそうな女子。

 よくよく気を付ければ判りそうなモノなんですけどねえ。
 実は双方、恋愛不器用だったりするので、これも仕方が無いのかもしれませんが。
 それがまた余計にもどかしさを演出するんですねえ。
  これは良質なラブコメですよ。

 彼女が学校とバイト先で違う苗字を名乗っているのには、何かもう少し大きめな理由がありそうですが……。
 これは……、やめるにはやめられないだろうなぁ。


続刊のお知らせ。

 2021年10月に第2巻がリリース予定――だったのですが、2021年11月に変更になった模様です。

 ぜひ。


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