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<おすすめ最新刊情報>〜6月小説編①〜


個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。

「何度でも、紙飛行機がとどくまで」大城 密 (著)

出会いは10年前。教室の窓から明良が飛ばした紙飛行機を千花がキャッチした。そうして恋に落ち、結婚して、もうすぐ子供が生まれる、はずだった。二人は事故に遭い、気づくと明良は高校生に戻ってしまう。出会ったあの日のちょうど10日前だ。明良は千花を探すうち、過去と同じ日に、同じ出会いをしない限りこの10日間が繰り返され、ループから抜け出せないことに気づく。しかもループごとに、彼女に関する記憶は少しずつ失われて――時を越えてすれ違う二人に涙する、鮮烈な青春小説。

「満月の夜、君と――」川瀬千紗 (著)

大学生の圭吾は、ダイニングバー「Harakka(ハラッカ)」で金曜だけピアノを弾くアルバイトをしている。その店に十月から来るようになった、きれいで切なげな女性・深森(みもり)が気になっていた圭吾だが、当の彼女に声を掛けられ、その日から店の後に一緒に帰るようになる。そして自分のピアノで深森が涙を流すのを見た時、圭吾はたまらなく彼女を好きになり、深森も圭吾を想っていたことが分かって付き合うようになる。だが、深森と『カササギ橋』に行くと、彼女は初めて会ったのは五月だと言い出して――。

「美しき愚かものたちのタブロー」原田 マハ (著)

国立西洋美術館、開館60周年!記念すべき年に贈る、原田マハにしか書けない日本と西洋アートの巡りあいの物語。
日本に初めて「美術館」という概念をもたらした破天荒な実業家、松方幸次郎。戦火のフランスで絵画コレクションを守り抜いた孤独な飛行機乗り、日置釭三郎。そして、敗戦国・日本にアートとプライドを取り戻した男たち――。奇跡が積み重なった、国立西洋美術館の誕生秘話。

「さとり世代の魔法使い」藤まる (著)

北条雫、19歳。どこにでもいる平凡な女子大生のようですが…じつは平成最後の魔女なんです!? そんな雫の前に、10年ぶりに幼馴染の爽太が現れた。「魔で人助けなんて時代遅れ」とすっかり冷めている雫だが、爽太は10年前に約束した「魔女の使命」を果たそうと一生懸命。爽太に乗せられ、雫は再び魔道具を取り出す――なぜ、爽太が雫の前に現れたのか? 雫が「魔女の使命」を果たしたとき……涙溢れる、家族の物語!

「裁く眼」我孫子 武丸 (著)

法廷画家が描いたその絵は危険すぎる――。
美人被告人は残忍な殺人鬼か、それとも聖女なのか?
漫画家になりそこね、路上で似顔絵を描いて生計をたてていた袴田鉄雄。
ある日、テレビ局からの急な依頼を受け、連続殺人事件裁判の「法廷画」を描くことに。
注文通り仕上げた絵が無事に放送に使われた直後、何者かに襲われて怪我を負う。
鉄雄の絵には一体なにが描かれていたのだろうか?

「赤い竪琴」津原 泰水 (著)

この出会いは「運命」
祖母の遺品にあった日記をきっかけに、私と彼は出会った――
過去に結ばれる事が叶わなかった思いが、時と共に新たな感動を呼び起こす
受け継がれた“絆”と“謎”、津原泰水が描く珠玉の恋愛小説

「きみに向かって咲け」灰芭まれ (著)

他人の感情に敏感で、言葉の中の嘘が見えてしまう女子高生・向葵(こうき)は、そんな"ふつうじゃない"自分に悩んでいた。ある日、1枚の絵をみるために訪れた美術館でひとりの青年に出会う。向葵とは対照的に、彼は他人の気持ちを汲み取れないと言う。「ふつうになりたい」――正反対なのに同じ悩みを持つふたり。この出会いが、運命を変えていく――。ふつうとは何か。苦しみの中で答えを探し続ける姿に、そして訪れる奇跡のラストに心揺さぶられ、気がつけば…涙。

「この空の下で、何度でも君を好きになる」望月くらげ (著), ナナカワ (イラスト)

友達や継母とも上手くいかず、浮いた存在の瑞穂。そんな彼女を救ってくれたのが和臣だった。大好きな彼と事故に巻き込まれた瑞穂は、一枚の「秘密の写真」をきっかけに和臣を庇い死んでしまう。
それは瑞穂が、もう一度和臣と出会うために抱えたたった一つの「嘘」が招く優しく、切ない、すれ違いの恋の予兆でもあった――。

「東京の子」藤井 太洋 (著)

2023年、東京。パルクール・パフォーマーを15歳で引退した舟津怜は、戸籍を買い、過去を隠して新たな人生を歩んでいた。何でも屋として生計を立てる彼は、失踪したベトナム人、ファム・チ=リンの捜索を依頼される。美貌の才媛である彼女は、「東京デュアル」内にあるチェーン料理店のスタッフをしていた。オリンピックの跡地に生まれた「理想の大学校」、デュアル。ファムはデュアルの実情を告発しようと動いていたのだ。デュアルは、学生を人身売買しているのだという―。アフターオリンピックの日本を描いた社会派エンターテインメント。

「パパとセイラの177日間 保険外交員始めました」まはら三桃 (著), 松本ぼっくり (イラスト)

月野耕生28歳。学生起業した会社が倒産。妻は離婚届を残して出ていき、6歳の娘が残った。当面の生計のために託児所付きの生命保険会社に入社し、慣れない営業の仕事を始めたが、簡単にはうまくいかない。悪戦苦闘しながら変わっていく耕生の姿にエールを送りたくなる物語。



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