<おすすめ最新刊情報>〜1月小説編Vol.1〜
個人的におすすめ小説の最新刊をまとめておりますので参考にしていただければと思います。
「石黒くんに春は来ない」武田綾乃 (著)
学校の女王・京香に告白し振られた石黒くんが意識不明の重体で発見された。クラス全員に失恋をバラされたショックによる自殺未遂かと思われたが、学校は知らん顔。しかし半年後、名ばかりの偽善グループライン「石黒くんを待つ会」に、病院で眠り続けているはずの本人が参加し大混乱に。〝復活〟は復讐の合図 !? 弱肉強食だった教室の生態系が崩れ出す。
「世界が赫(あか)に染まる日に」櫛木 理宇 (著)
中学三年生の緒方櫂は復讐心をたぎらせていた。従弟が上級生たちから凄絶ないじめに遭った末に意識不明の重体に。その妹も同じ連中に性的暴行を受けたのだ。自殺願望を持つ同級生・高橋文稀が櫂の復讐の相棒となることを承諾。二人は予行演習として、少年法に守られて罰せられない犯罪者たちを次々と襲い始める。エスカレートする制裁の果てに待つ衝撃の運命とは?
「終わった恋、はじめました」小川晴央 (著)
「シュレディンガーの猫」は生と死が重なり合った状態ならば、俺の初恋はシュレディンガーの恋というべきだろう。意地を通し会社を退職した俺に、妹から一年ぶりの電話。病を抱えた高校時代の恋人を捜しに行こうというのだ。彼女の足跡を辿り妹と旅に出た俺が出会う、切なく優しい恋と謎。旅の終着地で俺が目にした終わった恋の結末とは。心に希望が灯る青春恋愛ミステリー。
「探偵はもう、死んでいる。」二語十 (著), うみぼうず (イラスト)
高校三年生の俺・君塚君彦は、かつて名探偵の助手だった。「君、私の助手になってよ」―始まりは四年前、地上一万メートルの空の上。ハイジャックされた飛行機の中で、俺は天使のような探偵・シエスタの助手に選ばれた。それから―「いい?助手が蜂の巣にされている間に、私が敵の首を取る」「おい名探偵、俺の死が前提のプランを立てるな」俺たちは三年にもわたる目も眩むような冒険劇を繰り広げ―そして、死に別れた。一人生き残った俺は、日常という名のぬるま湯に浸っている。…それでいいのかって?いいさ、誰に迷惑をかけるわけでもない。だってそうだろ?探偵はもう、死んでいる。第15回MF文庫Jライトノベル新人賞“最優秀賞”受賞作。
「繕い屋 金のうさぎと七色チョコレート」矢崎存美 (著)
夢を行き交い「心の傷」を美味しい食事にかえて癒やしてくれる不思議な料理人・平峰花。どんな悪夢も、花の手によって七色のチョコレートや美味しい紅茶にみるみるかわっていく。消えない過去は食べて「消化」することで救われる。心温まる連作短編集。
「騙し絵の牙」塩田 武士 (著)
出版大手「薫風社」で、カルチャー誌の編集長を務める速水輝也。笑顔とユーモア、ウィットに富んだ会話で周囲を魅了する男だ。ある夜、上司から廃刊の可能性を匂わされたことを機に組織に翻弄されていく。社内抗争、大物作家の大型連載、企業タイアップ…。飄々とした「笑顔」の裏で、次第に「別の顔」が浮かび上がり―。俳優・大泉洋を小説の主人公に「あてがき」し話題沸騰!2018年本屋大賞ランクイン作。
「華舞鬼町おばけ写真館 祭りばやしと光の絆」蒼月 海里 (著)
東京の歌舞伎町ではないもう一つのカブキチョウって、知っていますか? そこは明治大正のようなレトロな街並み、異形の者たちが跋扈する不思議な街。
「丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。6」竹村優希 (著)
ギリギリ丸の内のボロいビルで、子会社「第六リサーチ」として再出発することになった、幽霊物件再生部署の面々。しかし引っ越し早々、ボロビルに心霊現象が多発!しかもヤバイ依頼ばかりが舞い込んで……
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