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「FM宝塚 川柳の時間8/15」
楽しみにしているラジオ「川柳の時間」に投句するために、大学ノートに下書きしていた。
「氷」しりとりバージョン
○初恋は宇治金時のかき氷
○薄氷を踏んで素知らぬ振りで朝
○朝が来る淵より戻れ悲しみの
「赤」バージョン
○歩みゆく深紅の薔薇を血で描いて
○歩くたび紅い血の跡人魚姫
○炎天下咲く緋ダリアに振り返る
投句したのは「氷」の3句で、かき氷を取り上げて頂けた。季節に合っていたからだろう
『図解 遠野物語の世界』
「遠野物語」を読んだ怖さと違和感が消えない。図解〜の写真がどんなに美しくても、綺麗事ではない民話、その底辺を流れているであろう子殺し、姥捨、気に入らない嫁や婿殺し…様々な話の断片が頭から離れない。ほんの数百年前に起きていた実話。遠野だけではなく、各地で起きていたであろう…考えると現代に生まれて良かった。
「遠野物語」は不思議な伝承を集めたのかもしれないが、貧しさ、飢え、戦乱、残酷性、理不尽、暴力、
『遠野物語』柳田國男を読んで〜土とふるさとの文学全集より
遠野のトーはアイヌ語の湖の語からだろう。昔は一円の湖水だった、というのが興味深い。まず連想したのは泉鏡花。民家の娘がさらわれて(神隠し)、恐ろしい人の妻にされる。その人の目の色は少し違う。(漂流してきた外国人?)母一人子一人と姑の家。嫁と姑の仲が悪い。孫が祖母を鎌で殺す(家庭内暴力?)オシラサマはアイヌにもこの神がいる。ザシキワラシは十二、三歳の童子。この神の宿る家は豊かになり、出ていった家は没落
もっとみる『漢詩のこころ』日本名作選 林田慎之助 を読んで
菅原道真
京に妻と娘を残していて、帰れると思っていたんだな。右大臣まで登って、誰も守る人はいなかったのかな。
武田信玄
薔薇を愛し、詩人であったのが面白い。疾きこと風の如く〜の風林火山の旗は、『孫子』軍争篇の言葉。快川禅師の筆によったもの。
独眼竜伊達政宗
残るのは漢詩九首にすぎないが、戦国武将の中で、叙情性の豊かさにおいて際立って優れているそうだ。
良寛
〈良寛の詩は美麗な作とはいえない。
FM宝塚「川柳の時間」
5/2㈰FM宝塚「川柳の時間」で
「白牡丹後幾年(いくとせ)かまた会える」を読んで頂いた。ブログでは
今月の気になる作品
お読みしなかった句への講評
「友浮かぶ妍を競わぬ野の花に」
=野の花のようなご友人なのですね。
野の花を見て心が動き、それがご友人を思わせたのなら、
以下のようにされるといいかもしれません。
「野の花や妍を競わぬ友のあり」
と講評までして頂いた。嬉しくて
FM宝塚ブリーズサンデー「川柳の時間」
5/2㈰ブリーズサンデー川柳の時間に投句した。
追い続け陽炎のよう夢遥か
白牡丹後幾年(いくとせ)かまた会える
友浮かぶ妍を競わぬ野の花に
茉莉亜まりさんが、白牡丹の句を講評して下さった。私は白牡丹にあと何回会えるかな、と詠んだが、それ以外に白牡丹を大切な人に見立てても良いですねと素敵な解釈をして世界を広げて下さった。
川柳を詠むのも、講評を聞くのも、素晴らしい先達に学ぶのはとても楽しい。
漢詩入門 はじめのはじめ安藤信広を読んで
「漢詩はむずかしくない」とやさしい語り口で教えて下さる本。
「つきはなすこと」
〈悪戦苦闘〜そこで終わらずに、そうである自分をつきはなして見る。そういう目を持つことなしに、詩は生まれません。
表現者としての自分を、いつも自分の中に育てているか、いないか、です。〜詩は天啓です。〜けれどそれは、表現する者としての長い修練と努力が、ある瞬間に実を結んだ場合のことを言っているのです。文学にかぎって
茉莉亜まりさんラジオ御出演
「雫が海となる神話」を上梓されている茉莉亜まりさんが、さくら🌸FMという西宮のコミュニュティFMの「Cafe@川柳アラモード」に御出演されました。そこで私が好きな句ですとお伝えした
死に向かう花であなたはうつくしい
花に嵐 生き続けるも散るも修羅
生きるから愛また愛というカノン
の三句をとりあげて下さいました。また、心のこもったメッセージも頂き、嬉しすぎて泣きそうです。ラジオを録音したので、