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#赤瀬川原平
【微粒子を吸い込んで生きている】赤瀬川原平写真展「日常に散らばった芸術の微粒子」SCAI PIRAMIDE
赤瀬川原平さんの自宅から未公開の4万点ほどのリバーサルフィルムが出てきたそうだ。撮影期間は1985年〜2006年。
中古カメラ病から始まり、トマソン、路上観察、考現学などなど、赤瀬川さんの芸術活動の後半生を語る上でカメラと写真は外せない。
私も写真集「正体不明」が赤瀬川さんとの出会いである。
1996年の受験勉強で訪れた図書館でその背表紙を見つけた。
ネオダダやアンデパンダン、千円札裁判、美学
【幻の扇風機と大阪で再会】 デザインに恋したアート♡アートに嫉妬したデザイン 大阪中之島美術館
展示範囲はそこまで大きく広くはないのだが、非常に見ごたえのある展示内容に終始ワクワクしっぱなしだった。
今回の展示趣旨はこちら。☟
アート、デザインどっち?の投票システムが展示室内、作品の前にあり、最初は物珍しくてその機械をいじっていた。
が、途中から見ることに集中したくて投票機械を無視するように見ていた。
見ること以外をさせるのって美術館ではなかなか難しい気もする。
私個人としては、ぶっちゃ
【芸術!と言ったもん勝ち?】芸術とは何かを考えさせる、ふたつの問題作─赤瀬川原平《模型千円札》とマルセル・デュシャン《泉》2023年度 第1回コレクション展 京都国立近代美術館
5月末の京都、東山にある京都国立近代美術館。
「Re: スタートライン 1963-1970/2023」展を見終わって、さてコレクション展とそそくさと階段を降りる。
今回はコレクション展に赤瀬川氏の作品が出ている、というのを予め聞いていたので、京都行きの目的はこの展示だったのだ。
(寄り道した大阪で20年ぶりに大本命作品に再会してしまう、という嬉しい事件も起きたが)
模型千円札なら都内の各所で見
【勝手に部門を創設して考える】 2023年に見た美術展。
先日参加した マイベスト展覧会2023。
次々公開される皆さんのベストもまだまだ楽しみなのだが、マイベストを決める際、実は結構悩んだ。
2023年度の美術館訪問回数は97回。
見た企画展・コレクション展は126展示。
そのうちnoteにレポを書いたのは82展示。
足を運んだ館は55館。買った図録の冊数は21冊
(12月22日現在)
考えているうちに、頭の中で「写真ならアレだし、近代美術ならあの