ヒンナ

あんまり教えたく無い店と、ガロ系短編コラム書いてます。 最近はラウンジチェアばかり捜し…

ヒンナ

あんまり教えたく無い店と、ガロ系短編コラム書いてます。 最近はラウンジチェアばかり捜し歩いてます。

マガジン

  • 愛すべきこの世界に贖罪を。

    私はとても生きづらいのです。それは私のせいか、この世界のせいか。 多分きっとこの世界のせいなので、日々感じたそれらをマガジンとしてポツポツ上げていきましょうか。乞うご期待あれ。(2023/5/13~)

  • ワタクシの夢

    ワタクシが見てきた夢の数々をshareしますね。

  • 東方見聞録(ガロ系短編)

    私事ですが、ガロ系の漫画や、短編をこよなく拝読しております。 なぜ好むのか。それは物事の本質やある種敵を明確にそれでいて不明確に表現して見せてくれるからかもしれません。 まあ、とにかくはこの世の中は見せかけ綺麗すぎるのです。ということが言いたいのです。

  • 私だけの特別

    あまり人には教えたくないお店や、音楽、itemをshreした記事です。

  • 今月の総まとめ

最近の記事

  • 固定された記事

人に教えたくないbook store vol.1

この世界には、まだまだ人に教えたくない(自分だけの)けど、ぜひ教えたいお勧めしたい素敵なbook storeが溢れています。 ワタクシは普段から日常的に書籍、タイポグラフィー、画集、詩集などなどをこよなく愛していますが、今日はそんな素敵な国産 and 輸入品がてに入るbook storeをshareしていきます。 1. nostos books松陰神社前でdesign・art・cultureを中心に取り扱う古本屋です。 素敵な雑貨もたくさん取り扱っており、ここでしか、そ

    • 我々我

      粘菌は常に正しい。それは正義とか悪とかその類の正しさではなく、常に生物として美しい。美しいとは一種の概念じみた感覚で片付けられることが多々あるが、ここでの美しさとはある意味醜さと捉える人もいることだろう。粘菌は常に正しい。ある研究者は粘菌の周りに大都市の主要駅を模した配置の餌を置いてみるという実験をしたことがある。そうすると粘菌は実際に敷かれている線路と同じように広がった。これは美しさ以外の何者でもない。人もまた美しいと言える。なぜなら素晴らしく滑稽な生き物の頂点に君臨してい

      • 『宇宙船”練馬号”からの脱出』(全四話+あとがき)

        第一話:拾う人、拾われる人上京してからもう三ヶ月が経とうとしている。僕はすっかりこの街の虜になっていた。道玄坂の冬は、思っていた以上に寒い。クラブとホテルと飲み屋と、男と女とそれ以外。闊歩する人々をぼんやりと眺めていると、ここが地球なのか、はたまた銀河系の果ての中継地点(地球でいうところのシンガポール?)なのか。それにこれがお酒に魅せられた幻覚なのか、それとも僕の妄想の才能なのか。そんなことをぐるぐると考えていたある金曜の夜のお話。 「たてないわぁ〜」横にいるはずの友人にも

        • 水面の私。

          鏡のように澄んだ水面に映る自分の姿は、澄んだ自分である。 揺れる水面に映る自分の姿は、揺れている。 荒れた水面には自分の姿が映ることはない。 しかし、丘にいる自分の姿は水面がどんな状態であろうと変わらない。 と思っていた。今日までは。 例えばだが、大泣きした自分が鏡のように澄んだ水面に映ればそれは、 大泣きした自分が二人いることになるのだが水面に映る自分は泣いているのだろうか。 心とは何か。 心が体に投影しているのが自分なのか。 体の投影が心なのか。 この数日間、水面は静

        • 固定された記事

        人に教えたくないbook store vol.1

        マガジン

        • 愛すべきこの世界に贖罪を。
          0本
        • ワタクシの夢
          2本
        • 東方見聞録(ガロ系短編)
          4本
        • 私だけの特別
          2本
        • 今月の総まとめ
          1本
        • 人間様
          3本

        記事

          あぜ道 (第一章 : 田んぼ)

          [ご説明] 私は昔からものすごい微細な出来事まで記憶していて、その時の景色、匂い、セリフ、空気感、脇役たちの行動など様々な要素を頭の中に蓄積してしまう癖があります。 ふと、金木犀の匂いにうつつを抜かして呆けていた晩に取り憑かれた様に「あぜ道」と言う記憶の殴り書きを書き始めました。 今回は第一章の「田んぼ」。これは主に小中学校に通っていた時分の記憶。記憶は記憶に繋がり、場面で繋がり、単語で繋がり、空気で、物事の細部の記憶で繋がります。そういう意味では私が記憶できなくなる

          あぜ道 (第一章 : 田んぼ)

          *PALO*(とある夢の記録)

          これは私が2021/3/20に実際にみた夢の記録である。 ① 謎の場所(Aー現在地点)まずここでの私の過去の記憶は全てない。その前提でこの話は始まる。 私を含め50人程の男女は薄暗い灰色の2階からなる部屋にいた。まるでアメリカの刑務所の様な間取りと雰囲気は私達を圧倒していた。そして私たち収容者達は2階の通路を通り、1階へ降りた。男性は1階、女性は2階でそれぞれ分けられ女性は2階の綺麗に並んだ机付きの椅子に座らされており、男性は椅子はなく各々乱立している状態だった。 この時点

          *PALO*(とある夢の記録)

          一滴の記憶。(ガロ系短編)

          第一幕(09:00AM)「きっと〜だろう。と言うのはいい加減やめてくれないかな。」 モーリー博士の口癖である。 彼は”きっと”とか”〜だろう”等の古典的な表現が少々お嫌いな様子を、しばしば私に見せる時がある。 それは”きっと”彼がこの世界で最後ー。だから”だろう”。 私はさっさといつも通りのルーティーンを彼に施して、彼の家を出た。 時間は午前9時手前。少し早いが、これも彼の好みである。 第二幕(01:30PM)今日は彼の予約を入れて全部で3件。”少し多めな気もするけ

          一滴の記憶。(ガロ系短編)

          1時間20万円。(ガロ系短編)

          第一幕中学の時の歴史の教科書がここにある。 あれからもう15年も経ってしまったのだ。 「教科書なんかに紙を使うとはなんともったいないことだ。」 世界はここ130年間でいろんな些細な進歩や、国際情勢が遷ろいできた。 北、南等と元々一つの国を俗称で言い分ける必要もなくなった。 Gが7個だろうが、12個だろうが知ったこっちゃない論争は180年論争と呼ばれ、130年前から変わらずある種のセラピーの如く毎年開催され続けている。その円卓に50年程前から”ボタンと1~9,0が調整可

          1時間20万円。(ガロ系短編)

          なんだ。東京じゃないか。(ガロ系短編)

          第一幕今日も外はただの東京である。窓の外の景色にフォーカスを合わせたからではない。それはいつもの事だからそう思うのだ。 フォーカスってのは合うと心地よい。しかしどうだろう、気持ちの良い物は常に気持ちの悪い物が対となってくっついている物だ。 さて。 ここはいつもの東横線なのだ。外はしっかり見ていないけれども至極当然なのだ。ぼんやりと外の街並み、いつものビル群があるのが視界の淵からでも、ほら、分かるではないか。 そうここは東京で、東横線の中なのだ。 当たり前に次は”都立大学

          なんだ。東京じゃないか。(ガロ系短編)

          9月はNetflixの季節

          まず初めに私はNetlfixをこよなく愛していつことを有権者のみなさまにはお伝えしておきましょうか。 猫が綺麗な壁を愛するように、都内のタクシーが割り込みを愛するように、そしてランボルギーニが原色(赤、青、黄)の塗装を愛するように私はNetflixをこよなく愛しているのです。 そんな私がこの9月にNetflixでon airされる作品の中から、これは見たい!紹介したい!(未見だけれども)面白そう!と思う物を一挙ご紹介しようというわけです。 余談ですが、この半年は某ウイルスの

          9月はNetflixの季節

          自察未遂。(奇書の書き方講座①)

          今回は例題である”自察未遂”という、著者の”創作奇書”(今しがた適当に創作した物)を用いて著者的奇書の書き方講座をして差し上げると致しましょう。 先ず有権者の皆様に知っておいてほしいのは、世界には幾つもの奇書が存在するということ。 そして日本においてもそれは多く存在しております。 尤も、大概の場合奇書というやつは、奇書と言いながらも誰にでも簡単に書くことが出来ると云えるのですがね。この講座を読めば。 ①奇書的タイトルの勧め。先ず肝心なのは”タイトル”でしょう。これは奇書で

          自察未遂。(奇書の書き方講座①)

          たばこ臭い父の話。

          父なにを隠そう、ワタクシの創造主である父はほとんどの場合、めんどくさくて鈍感で、不思議なファッションセンスで、頑固で、空気が頗る(すこぶる)読めなくて、タバコ臭くて、人の話を聞かなくて、過度のロジカリストで、哲学的で、物理学的で、変人だと思うのであります。 然しながら優しくて、時々キザで、時々熱くて、時々かっこいいとでも言っておくとしましょう。 今しがた、"Eric clapton"の"change the world"を聴いておりますと、運転席でそれを口遊み(くちずさみ)

          たばこ臭い父の話。

          不徳の致すところとは。

          じれったい じれったい 結婚するとか しないとかなら じれったい じれったい そんなのどうでも 関係ないわ 皆々様は、この歌詞を目にしたことはおありだろうか。お分かりの通り”中森明菜”の”少女A”に出てくる一フレイズである。しっぽりと聴き惚れておりますと、ふとワタクシ自身の結婚観について感慨耽ってしまっておりましたさかい。ちっくと(土佐弁=すこしばかり)お話ししようかと思い立ったのであります。 ワタクシ的結婚観とは ワタクシにとっての結婚とは、云わば一つのポイント

          不徳の致すところとは。

          分断された満開の夢。

          不思議な事に、人間様の仲間入りを果たして依頼、ワタクシは夢という物を見るのです。それは記憶の片隅。幻影。脳内の整理。はたまた願望なのです。それからワタクシはこれからお話しする、とある厄介な夢に悩まされておるのです。 ”分断された満開の夢”ワタクシは無我夢中で歩くのです。それが心地悪いなんてことは、思うわけもなく、なんとも心地が良く、はたまた意地が悪いことなのです。一先ずここは終わりの無い永遠の満開な桜畑の様子なのでした。それからワタクシについても終わりの無い、永遠の9歳頃の

          分断された満開の夢。

          ”時間”とは銀幕のスターなのです。

          ご存知の通りワタクシは、17時に仕事が終わると料理の支度をしてからその物を食べるのです。ついでに、身支度を整えたかと思えばair podsを耳に設置して、近所の多摩川と名の付くただの川へ散歩に行く毎日がこのところ続いているわけでございます。 如何でしょう。優雅な物だとは思いませんか?さては、最もゆたかな暮らしなんて物でありましょうか。奢りはよくありません。許されないのです。 18時を回る夕刻にふと流行りである、john lennonのOh My Loveを聴いておりました

          ”時間”とは銀幕のスターなのです。

          人間様のゆたかさとかいうやつ。

          note、始めました。 ワタクシは学がある訳でなく、senseや文才もないのです。現実、国語や現文・作文等の成績表ではave 3の世界線からの参戦であります。因みに参戦という言葉はあまり好きではありませんし、好んで使わない言葉の一つですが、ご存知の通り"語彙力”がありませんので、6ページしかない脳内広辞苑から引用した次第です。 然しながら書くことは昔から好きなのかもしれません。それは奇抜なファッションで着飾ることとそう違いはないのかもしれません。とりわけ”ですます調”での

          人間様のゆたかさとかいうやつ。