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ロンドン大学通信課程での経験

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ロンドン大学通信課程での経験を綴っています。
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2022年夏期ロンドン大学通信課程卒業式

2022年夏期ロンドン大学通信課程卒業式

2020年初めから続く新型インフルエンザの世界的パンデミックのため、その年の3月に予定されていた卒業式を含め、前年の式から約3年4か月もの間ロンドン大学通信課程卒業式は挙行されませんでした。その間、数度に渡る感染の波があり、現在も続いていますが、本年2月24日のイギリス国内隔離規制、続く3月18日のイギリス入国規制の完全撤廃を以て、ロンドン大学卒業式が今年行われることになりました。

実は、大学事

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学位記は何処に?

学位記は何処に?

コロナ禍でDiploma Production Officeの業務も限られたものとなり、卒業決定後に通常3ヶ月で発送される学位記も、発送まで6ヶ月掛かることになりました。このような状況下ですので、それ自体は仕方のないことだと思いました。半年待った6月に、GEM某というロンドン大学通信課程に関するstudy materialなどの発送業務などを一手に引き受ける請負業者から、学位記を発送した旨通知が遂

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モチベーションの維持

モチベーションの維持

通信教育で勉強する上で避けられないのが、モチベーション維持の問題です。これは誰しも経験することだと思います。TMAの提出を除いて、第三者と交わることもありません。基本的には自分だけです。やはり長く学習を独学で続けると、周期的にモチベーションが低下してくることがあります。

もちろん私もありました。1年目に3科目を履修し、1年目2科目、 2年目 3科目、最終年3科目分の試験を受験し修士号を3年で取ろ

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Online Timed Assessment(オンライン試験)について

Online Timed Assessment(オンライン試験)について

2019年末からの新型インフルエンザ(Covid-19)の世界的な流行で、2019/0ロンドン大学学年末試験も従来の試験センターではなく、Online Timed Assessment(オンライン試験)に変更となりました。Lead Collegeによって、試験形態はそれぞれ異なっていたようです。例えば、LLBのような一部のプログラムでは、Proctortrackなどの試験監督プラットフォームを使用

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学年末試験の実際

学年末試験の実際

試験申し込み(Exam entry)LSE EMFSSの試験は5-6月ですが、申し込みは早く1月でした。オンラインで試験を申し込み、ロンドン大学事務局に試験料を支払った上で、並行して現地の試験実施機関に試験監督(Invigilator)サービスのために、ローカル試験料の支払い手続きをします。各国の試験センターは、British Council で東京もそうですが、大阪はIBEC Co., Ltd.

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学年末試験準備について

学年末試験準備について

LSE監修 EMFSS学年末試験の準備例1年で修了しようと欲張って4科目取りましたが、フルタイムの仕事を持ちながらこれはかなりきついです。通常は2科目、死に物狂いで頑張っても3科目が限度だと思います。非常に限られた準備期間で当時全て合格したのは、問題のめぐり合わせなど運も作用したとも思います。うち1科目がインプットの少ない数理系(Quantitative)科目だったので、何とか対応できたという側面

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TMA(Tutor Marked Assignment)の準備

TMA(Tutor Marked Assignment)の準備

GradDipでなかったこと、それはTMA(Tutor Marked Assignment)という2,500 wordsのMSc内のEssay課題です。これを科目あたり2回提出しないと、試験を受ける権利がありません。IELTS Writing Task 2の10倍の長文など書いたこともないために、どうこなせば良いのか全く分からず、非常に不安でした。Essay作成について、いろいろ情報を集め試行錯誤

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学習スケジュールについて

学習スケジュールについて

仕事を持つ社会人にとっては、仕事だけでなく家庭もあったりと、学習との両立は非常に大変です。学習時間の確保が最も頭を悩ませることの一つだと思います。

それでも、自分で学習スケジュールを立てて、それに従って絶対にやり抜く決意を持ち、少しずつ進めることで必ず良い結果が得られると自信を持って言えます。2つのプログラムを修了したことで、このことは強く言えます。

例えば、月曜日はSubject Guide

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ロンドン大学通信課程の実際

ロンドン大学通信課程の実際

現在、新型インフルエンザウィルス(Covid-19)の影響で、各大学もオンライン授業を導入するなど新しい生活様式に対応しようとしています。オンライン教育に特化したシステムを導入するなどして、オンタイムで講義を配信し、学生の発言を反映したり、インタラクティブな機能を盛り込むなど、対面授業に比べて可能な限り教育の質の低下に歯止めをかける努力をしています。

それでは、ロンドン大学通信教育、特にLSE

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必要な英語能力について

必要な英語能力について

それでは、ロンドン大学通信教育プログラムを成功裡に進めるために必要な英語力はいくらぐらいなのでしょうか。LSE EMFSS 学士レベルプログラムでは、IELTS Overall:6.0以上、各技能で5.5以上と言う基準とされ、SOAS MScプログラムでは、IELTS Overall:7.0以上、writing:7.0以上と言う基準となっています。これは、文部科学省作成の換算表によれば、それぞれ英

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大学出願

大学出願

私がロンドン大学通信教育プログラムの存在を知ったのは、2008年でした。あのLSEやSOAS監修のプログラムを、比較的廉価な通信教育で修めることができるんだと知ったときは、胸が高鳴りました。

しかし当時は、IELTSも未受験、英検準一級の自分にはどれだけ英語力も必要なのかも想像できず、有名大学出身でもない自分ができるわけがないとあきらめていました。その後海外に転勤となり、多忙だったこともあり、ロ

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自己紹介

自己紹介

私は一介の一般企業のサラリーマンです。ロンドン大学通信教育プログラム(現 University of London Worldwide)で、今回SOAS監修の修士課程を終えたことで、2つのロンドン大学通信教育プログラムを修了しました。

はじめは、London School of Economics and Political Science (LSE)が学術監修を行っているDiploma for

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