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学位記は何処に?

コロナ禍でDiploma Production Officeの業務も限られたものとなり、卒業決定後に通常3ヶ月で発送される学位記も、発送まで6ヶ月掛かることになりました。このような状況下ですので、それ自体は仕方のないことだと思いました。半年待った6月に、GEM某というロンドン大学通信課程に関するstudy materialなどの発送業務などを一手に引き受ける請負業者から、学位記を発送した旨通知が遂に来ました。tracking codeも付いています。確認したところ、既にUKを出ているとの情報でした。通常2-5日で届くとも記されています。しかし、私の電話番号に関して、前任国での携帯番号が誤って記載されていたので、カスタマーサービスに訂正を依頼したところ、1時間もしない内に訂正した旨返信がきました。レスポンスも早く、その時はこんなことになろうとは思いもよりませんでした。

ところが、10日経っても来ないので、どうしたことかと思い確認したところ、UKを出たとの情報から一切更新されていませんでした。そこから、メールでカスタマーサービスに問い合わせを入れました。5日経っても返信が来ません。行き違いもあるとみて再送しましたが、さらに5日経っても返信なし。そこで電話を掛けたものの、誰もでません。これはおかしいと開封確認付きメールを送りましたが、開封をした形跡すらありませんでした。それからというものの、8月に入るまでの約2ヶ月弱の毎日、何らかの方法でコンタクトを試みましたが、結局なしのつぶてでした。途中、ロンドン大学ポータルの問い合わせシステムにも窮状を記して問題解決サポートを依頼していたのですが、私の照会はLiaison officerから即座にDiploma Production Officeの管轄に回されたにも関わらず、関係部署の誰からも1ヶ月もの間返信がありませんでした。学位記を貰うために、構想段階から数えて過去10余年もの年月、死に物狂いで頑張ってきて、最後修士の学位記をこの手にできないなんて絶対に受け入れられませんでした。

SOAS事務局の学生サポートチームにも相談したところ、Diploma Production Teamがどうにも動かない場合は、然るべき先方のManagerに正式に申し入れをしておくと言って貰えました。数日後、Diploma Production Teamに再度コンタクトを取ったところ、SOASの介入が効いたのか1日で返信があり、大変申し訳ない。今週中に再発行、DHLにて発送手配に入る、発送後直ちにDHLからtracking codeが通知されるとのことでした。しかし、またしても返信後10日経ってもtracking codeが来ないので疑心暗鬼になっており、憤懣やる方ない思いを滲ませた文面を作成しているところに、全く思いがけず届きました。本当に再発行依頼から10日で届いて驚くと共に、ロンドン大学並びにSOAS事務局には、いろいろ有りましたが感謝しております。

これで2つ目のロンドン大学学位記をこの手にすることができました。

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「民衆のための大学」とも言われるロンドン大学ですが、これからも広く人々がアクセス可能な高等教育を提供する伝統を、ずっと大切にして欲しいと切に願います。

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