見出し画像

TMA(Tutor Marked Assignment)の準備

GradDipでなかったこと、それはTMA(Tutor Marked Assignment)という2,500 wordsのMSc内のEssay課題です。これを科目あたり2回提出しないと、試験を受ける権利がありません。IELTS Writing Task 2の10倍の長文など書いたこともないために、どうこなせば良いのか全く分からず、非常に不安でした。Essay作成について、いろいろ情報を集め試行錯誤しましたが、概ね下記のような準備をしました。

1. 事前にTMA課題の内容を読み込む

2回分の課題テーマは、Module開始時に既に開示されています。事前に読み込むことで、関連Unitを学習するときに、課題で問われているポイントを意識しながら、効率的に読むことができます。

2. Google Scholarで関連文献を探す

課題に関連のありそうなテーマの文献を、可能な限りGoogle Scholarを用いて探し読んでおきます。文献毎にEssayに使えそうなポイントをマーキングしておきます。勿論、引用する場合は、原文そのままを引用するのではなく、paraphraseした上で、例えば、(Coase, 1937) のように著者、出版年を明記した上で引用します。

プログラムに登録すると、大学Online Libraryにアクセスできる他、OpenAthensと言う学術情報認証システムのアカウントが学生一人一人に発行されます。これを通して、世界最大規模の学術出版社であるオランダElsevierの所有する膨大な電子ジャーナル、データベースなどにアクセスできるようになります。特にElsevierの文献データベースであるScopusは質の高い論文を探すのに便利で、Google scholarと併用するのがお勧めです。

3. Essay 全体のおおまかなアウトラインを作る

出題に対してどのような論拠で回答していくのか、Essay構造(Introduction-Body-Conclusion)を始めに書き出しておきます。理由1には論拠にどの文献を使うか、理由2には、どの文献を使うかなど、Essay planningをしておきます。それに基づいて作成していきます。これをしないと、自分が今何を書いているのか迷子になってきます。

以上用意した上で、提出日の約10日前から通常の学習に並行して着手、下記のスケジュールを取っていました:

TMA提出前々週 金曜日   21:00-翌3:00  1,500 words以上 作成
                           土曜日                          1,500 words程度 作成
TMA提出前週    平日       2,500 wordsに収めるため、何度も推敲、削る。
TMA提出前週    土曜日   Reference list 参考文献リストを作成、ほぼ完成
           日曜日   Grammarlyで文章校正、単語数制限
                                         (2,500 words)を超えていないか再確認、
                                          2つの簡易plagiarism  checker で盗用なきことを
                                          念入りに確認、self-plagiarismにも注意し、
                Turnitin通して最終稿を提出
TMA提出週     火曜日    提出期限

Essay作成時に重宝したサイト等

Cite This For Me 

引用表記方法には、APA、MLAなど、さまざまなスタイルがありますが、MScではHarvard styleで指定されています。この参考文献リストを自分で作成するには骨の折れる作業です。有料ですが、こちらのサイトを使うことで、文末に挿入する参考文献リストを指定スタイルで作成してくれます。これによって時間短縮が図れます。簡易plagiarism checkerもあり、提出前に必ず通していました。

Grammarly 

Essayを作成したものの、いくつか文法間違いなどは避けられません。こちらも有料になりますが、文法間違い、collocationなどを訂正してくれます。こちらにも簡易plagiarism checkerがあり、必ず提出前に通していました。

Thesaurus.com

学術英語では、同じ単語を何度も使わないように気を付けます。同義語、類義語を調べるために活用していました。また引用時にparaphraseをした上で引用しますが、その際に使用する同義語を調べる時にも、こちらを使用していました。

The Oxford Dictionary of Synonyms and Antonyms (Oxford Paperback Reference)

こちらは同義語、反義語に特化したハンディサイズの辞書です。スカスカのわら半紙のような低質紙でできているので、軽く捲りやすいです。こちらはEssay作成時に非常に重宝しました。何度も何度も捲り、ボロボロになるまで使いました。こちらでまず調べ、調べた同義語がEssayの文脈にそぐわないなと感じた時に、Thesaurus.comで追加確認するようにしていました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?