モチベーションの維持

通信教育で勉強する上で避けられないのが、モチベーション維持の問題です。これは誰しも経験することだと思います。TMAの提出を除いて、第三者と交わることもありません。基本的には自分だけです。やはり長く学習を独学で続けると、周期的にモチベーションが低下してくることがあります。

もちろん私もありました。1年目に3科目を履修し、1年目2科目、 2年目 3科目、最終年3科目分の試験を受験し修士号を3年で取ろうと計画していました。 1年目に3科目履修でき、計画通り2科目分の試験申し込みが済み、後は試験準備を進めていました。

しかしながら、受験の2か月前に車を契約してしまいました。それからというものの、試験勉強そっちのけで、納車まで車のことばかりを考えてしまい、試験勉強が全く疎かになってしまいました。

結局、1年目は受験を辞退してしまいました。受験していないのですが、結果発表時にNotification of Resultsが一応ダウンロードできましたので、確認してみました。当然のことながら、2科目とも"Attempt Incomplete"と記載されていました。

納車後も、しばらく新車のドライブを楽しみ、ロンドン大学通信課程のことなどすっかり忘れ、もう苦しいことは止めようとさえ思っていました。

それでも退学寸前で踏み止まれたのは、LSE EMFSS GradDip修了時に出席した、アカデミック・ガウンを着てのロンドン大学卒業式の思い出です。あの晴れの場にもう一度出たい、あの空気をもう一度味わいたい、あのアカデミック・ガウンにもう一度袖を通したいという思いでした。

卒業式では、一人ひとり名前をフルネームで呼ばれ、壇上で学長(名誉職)のアン王女、若しくは副学長(Vice-chancellor;実質の学長）に礼をします。式典終了後は、会場ロビーでサンドイッチなどをつまめる立食パーティーもあります。その時の雰囲気は未だに忘れることができません。YouTubeで卒業式の様子をフルで見ることもできます。

もう一度あの場に立ちたい、再びロンドン大学紋章の入った学位記をこの手にしたいー
2年目に1年ぶりに新規Moduleを登録したことで、学習をほぼ1年ぶりに再開しました。

2年目は、1年目受験しなかった2科目含め4科目を受験し、1科目でもPassすれば、5年という修業年限を掛けてでも頑張ってみようと試験に臨み、望外に全てPassしました。その勢いで翌年一気に決めて修了するぞと意気込み、最終年の学習に取り組みました。