鳥になったヒト。

Spoonにて、 自問自答のお悩み相談ラジオ [ 哲学するヨル。 ] をしています。 …

鳥になったヒト。

Spoonにて、 自問自答のお悩み相談ラジオ [ 哲学するヨル。 ] をしています。 ココロがほっ、とする。そんな居場所でありたいと思っています。 愛称 鳥さん、とりひと https://tetsugakusuruyoru.jimdofree.com/

最近の記事

読書感想文 傷を愛せるか

宮地尚子さん著、『傷を愛せるか』 第二章 〜 クロスする感性 〜  より 【見えるものと見えないもの】 ある音楽療法センターのビデオに映っているセラピストと、自閉症の5歳の男の子のお話。 言葉をしゃべらず、すぐにかんしゃくを起こし、男の子は泣きわめくばかり。 そのうちスタジオの中の楽器に気づき、木琴を叩き始めるものの、ただばちを振り回し、かんしゃくをぶつけているだけのように見えたと宮地さんはいいます。 セラピストがそれにピアノで対応するものの、異質の音がバラバラにぶつ

    • 友人と話そうについての対話

      シャチ: その後、いかがお過ごしでしょうか? 鳥: 今パッとまず第一に浮かんだのは、家族と幸せに過ごしてるなぁって感じだったんですけど。 あと、僕が思うになんですけど、枠に真摯に向き合えてるかなぁと思うんですけど。 シャチ: それはとても良いことですね。 鳥: 昨日、久しぶりにというか、僕が枠をやり始めた頃。だからもう2年前になるかな。に、よく通ってくれてた人たちが、集まったんですよね。 久々に枠に来てくれてたってことで、仔牛さんがテーマから”友”を選んでくれたんですよ

      • 〜 友人と話そう 〜

        〜 友人と話そう 〜 友人とたくさん話そう。いろんなことを話そう。それはたんなるお喋りではない。自分の話したことは、自分が信じたいと思っている具体的な事柄なのだ。腹を割って友人と話すことで、自分が何をどう考えているかがはっきりと見えてくる。 また、その人を自分の友人とすることは、自分がその友人の中に尊敬すべきもの、人間としてのなんらかの憧れを抱いていると言うことだ。それゆえ、友人を持ち、互いに話し合い、互いに尊敬していくのは、人間が高まるうえでとてもたいせつなことだと言える。

        • 〜 誰にも一芸がある 〜

          どんな人にも一芸がある。その一芸はその人だけのものだ。 それを早くから知っていて、充分に生かして成功する人もいる。自分の一芸、自分の本領が何であるか、わからないままの人もいる。 それを自分の力のみで見出す人もいる。世間の反応を見ながら、自分の本領が何だろうかと模索し続ける人もいる。 いずれにしても、くじけず、たくましく、果敢に挑戦を続けていけば、自分の一芸がわかってくるはずだ。 この言葉に対する今の私の感想です。 自分には一芸というものはないと思ってる人は少なくないのではな

        読書感想文 傷を愛せるか

          双子座流星群

          雲一つ見当たらない。 双子座流星群が見れるとニュースで知り、多少の寒さを感じながらも家から一番近くにある池まで歩いた。 静かだ。 誰もいない道路を眺めるのをやめ、空を見上げる。 見上げた時、鼻からわずかに吐いていた息が一瞬止まると同時に、背中の方から鳥肌が立ちつつ、大きく息を吸う。 輝く星々を浮かべた宇宙の広大さと、地球の今この地に立つ自分の小ささを感じた。 静けさと暗さと美しさに浸りながら、数秒か、数十秒か経った頃、すぅーっと明かりが灯って行くように思考が流れ始

          下敷きから”しょうかん”されしモノ

          誕生日プレゼントで贈られた一枚の下敷き。 愛用して8ヵ月は経つ。 まっさらで透明であったのに、使えば使うほど黒鉛が写り、解読不能な筆跡の痕として残っていくのだった。 細: 呪文みたいだね。何か”しょうかん”されそうだね。 鳥: 下敷きから?…たしかにね。(笑) 下敷きから何かがしょうかんされることはないとは思うけれど、もし、しょうかんされているとしたら、今の私かもね。 細: うん?? 鳥: 呪文みたいになってて、何かしょうかんされそうってことでしょ? この下敷きに写っ

          下敷きから”しょうかん”されしモノ

          読書感想会 2023/09/09

          今日、私が発表させていただくのは 福田恆存さんの 〜 人間の生き方、ものの考え方 〜 です。 この本は4つの講義に分けて書かれていますが 今回は『悪に耐える思想』という講義に対しての 感想を発表します。 そもそも【悪】についてですが、 人を殺すということを例えとしています。 どういう理由があっても、人を殺すことは 悪いことだという道徳律というような考えと、 一方では、ある瞬間において 人を殺したいという本能も存在する。 一人の人間が生きていることは 必ず誰かの犠牲の上に立

          読書感想会 2023/09/09

          読書感想会 2023/08/15

          今日、私が発表させていただくのは、 日本昔話 ~ 笠地蔵 ~ です。 一度は話を聞いたことがある人も多いと思いますが、 あらすじを話させていただきます。 むかしむかし雪深い山奥に おじいさんとおばあさんが住んでいました。 もうすぐ正月を迎えるというのに おもちすら買うことのできない状況だったので、 おじいさんは自家製の笠を売りに 町へ出かけました。 おじいさんが地蔵峠の前を通って町へ向かうと、 地蔵の頭の上に雪が積もっていたので 雪を払ってあげました。 町に着いたおじい

          読書感想会 2023/08/15

          読書感想会 2023/07/23

          今日、私が紹介させていただくのは ロシアの文豪 トルストイさんの『人生論』です。 人間の苦しみや恐怖、真の幸福についてなど 思想・宗教・哲学的なことが記されています。 少し内容を読ませてもらいます。 植物の幸福が光にあるのと同じように、 そういう人(あらゆる人に対する好意を解放した人)の 生命の幸福は愛にある。 だから、何によっても覆われていない植物が、 どっちの方に伸びるべきかだの、 光はいいものだろうかだの、 もっとよい別の光を待つべきではなかろうかだのと 訊ねるこ

          読書感想会 2023/07/23

          読書感想会 2023/07/02

          今日、私が紹介させていただくのは 数学者 岡 潔 先生の『春宵十話』です。 この本は、主に教育や人間性について記されています。 少し内容を読ませてもらいます。 日本だけでなく、西洋も同じように言えるのだが 学問にしろ、教育にしろ、人を抜きにして 考えているような気がするのだ。 実際は人が学問をし、人が教育をしたり されたりするのだから、 人こそ学問の中心になるべきではないだろうか? そして今、人に対する知識の不足が 最も顕著にあらわれているのは 幼児の育て方や、義務教

          読書感想会 2023/07/02

          スキ♥ その気持ちは一筋?

          2022/11/05 はい、どうも!鳥です。 本日は少し大人向けの恋愛記事を 書かせていただきます。 ターゲットは『トキメキを取り戻したい夫婦』 結婚した組に対して、 離婚した組は1/3ほどと 言われているようで、、、 皆さんはそのことについてどう思いますか? もちろん、離婚にはいろいろな理由があります。 恋愛面にフォーカスして言わせていただくと、 それだけ今のパートナーから気持ちが離れ 他のところに気持ちが移ろっている人たちがいる。 私はそう思います。 浮気や

          スキ♥ その気持ちは一筋?

          「もう楽になりたい。」について

          疲れた。 何も面白くない。 もう、楽になりたい、、。 リスナーさんが そんなお悩みを投稿をしてくれました。 どうすればいいですか?と 聞かれているわけではありません。 きっと、いっぱいいっぱいの自分を 吐き出したかったのかもしれません。 私は考えました。 それでは、この投稿に対して どのように応えるのが良いのか? 私が出した答えは、 「 孤独を感じてほしい。」 でした。 そもそも、 「 もう楽になりたい 」 という言葉から、何を連想しますか? おそらく、大多数の人

          「もう楽になりたい。」について

          悩みとは?の答え

          2022/09/26 自問自答のお悩み相談ラジオ 『哲学するヨル。』 をしている私ですが、 " そもそも悩みとはなんなのか? " それについて皆で話しました。 きっかけとしては そもそも悩まない人もいるよね。 って話から。 もう一人のDJ sha.rakuさんの見解は 考えるのを止めたときに出るもの。 なぜなら、考えてるうちは悩みではないから。 つまり悩んでいるということは、 もう考えていない。 でした。 私もsha.rakuさんも悩みはありません。 言われてみれ

          悩みとは?の答え

          焦らず焦れずにゆっくりと

          2022/09/19 美味しいカレーの作り方 美味しいカレーを作るには 焦らず焦れずにゆっくりと じっくりコトコト煮込むこと たっぷりの水と忍耐と ゆっくり流れる1秒が 美味しいカレーを作るコツ そう、言い残してくれた方がいます。 美味しいカレーを作る時のコツの話を してくれましたが、 カレーに限らず 何か取り組んでいることに対して 通ずるものがあるのではないか? そう感じました。 自分の性格の話にはなりますが、 結果を早く求めてしまいがちだったり せかせかしがちで

          焦らず焦れずにゆっくりと

          〜 高まるために捨てる 〜

          2022/09/18 人生はいつ終わりがくるかわからない。 だから、わたしたちが何かをなすチャンスは、 いつも今この瞬間にしかない。 そして、その限られた時間の中で 何かをなす以上、何かから離れたり、 何かをきっぱりと捨てなくてはならない。 しかし、何かを捨てようと悩む必要はない。 懸命に行動しているうちに、 不必要なものは自然と 自分から離れていくから。 あたかも、黄色くなった葉が樹木から 離れ去るかのように。 そうしてわたしたちは さらに身軽になり、 目指す高み

          〜 高まるために捨てる 〜

          野に咲く花でいいんだよ。

          2022/09/07 教育者は言った。 「野に咲く花でいいんだよ。」 これは、無邪気な子どもの行いに対しての ある先生の言葉 ( 想い ) である。 人間社会において 生徒から先生へのプレゼントとはいえ、 金銭が絡むとNGとなることがあります。 しかし、お金が絡むからといって 子どもが純粋にプレゼントを贈りたいと 思った気持ちと、その行動は 無下にできませんよね。 タイトルにしているこの言葉は、 そんな状況から出ました。 純粋に 思ったこと、感じたこと 行ったこ

          野に咲く花でいいんだよ。