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下敷きから”しょうかん”されしモノ
誕生日プレゼントで贈られた一枚の下敷き。
愛用して8ヵ月は経つ。
まっさらで透明であったのに、使えば使うほど黒鉛が写り、解読不能な筆跡の痕として残っていくのだった。
細:
呪文みたいだね。何か”しょうかん”されそうだね。
鳥:
下敷きから?…たしかにね。(笑)
下敷きから何かがしょうかんされることはないとは思うけれど、もし、しょうかんされているとしたら、今の私かもね。
細:
うん??
鳥:
呪文みたいになってて、何かしょうかんされそうってことでしょ?
この下敷きに写った呪文はさ、今まで私が下敷きを使ってきたからできたじゃん?
だとしたら、呪文のもととなった記述してきたことの全てが私に呪文のように流れ込んでいて、それが今の私になっていると思うの。
だから、この下敷きや、シャープペンシル、消しゴム、記述するにあたって読んできた本、また、記述内容を選択してきた過去の自分自身が今の私をしょうかんしているのかな? なんてね(笑)
細:
うん???
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