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(読書)足るを知っては、いけません。

おはようございます!


日本の平均年収は350万とか400万とか、そのあたりだと思います。

1億円純金融資産を持つ人は人口の2%というデータもありますが、

この数字を見て、「じゃあ外資系なんかで年収ウン万円以上稼ぐ人は、もう人生終わって、満足するということ?」

と思ってしまうのですが、

今日は


「足るを知る、とか言ってんじゃない」


という話を、自戒を込めてしたいと思います。


特に今の時代、

苦手分野は、速やかに「足るを知り」、

得意分野は、一生、「足りてはダメ」だと思います。

「ぜんぶ足りてる」ときは、おそらく死ぬときだけでしょう。


自分の下の人をみて安堵したり、他人の不幸を見て安心している時間は一切無駄だと思います。

人間は社会的動物なので、自分の社会における「階層」は気になると思いますが、年収フローが100万だろうが5000万だろうが、個人的には、生活水準は(おそらく)資産1億以上、もしくはその上で5億くらいになるまでなんも変わらない、という実感があります。

普通の金銭感覚をしていれば、資産5億くらいになるまでは、実際にものは値段を見ないと買えませんし、グランクラスやファーストクラスにはあまり乗る気になれません。


自分に対しても、この言葉を常に、常に言い続けています。

今の若い世代は「収入も増えないし、とりあえず楽しくて仲間と過ごせたらOK」というようなマイルドヤンキー層、「Z世代」が増えており、それはそれでいいと思います。

一方で、「それでいいのかな?」と思って起業したり、海外に出ていく人もいると思います。


ゆるーっとちいかわ最高!と生きている世代にこそ読んでほしいのは、橘玲さんの「言ってはいけない」シリーズ。

こちらは続編ですが、最も面白かったのは、

「日本人は自尊心が低いと言われるが、実は潜在的自尊心は、ほかの国よりも高い」

というところ。

人間はゆるふわではなく、進化の過程で獲得し、サバイブしてきた人間内の系統の末裔であり、その名残が各所にある。それが現代で生きづらさや、幸せを阻む存在になったりする。

自尊心は低いものの、親友との比較では(オレの方がイケてる)は、アメリカ、中国との差はなくなったそう。

同調圧力が強い日本においては、うかつに自慢すると周囲に叩かれるので、(実験対象となった)大学生たちは自尊心を低く見せておいた方が良いと知っているが、内心では極めて高い自尊心を持っている人もいる。

日本人は、周囲とあわせるために、高い自尊心を巧妙に隠している。

これは研究対象が学歴のよい大学生だったことに起因しているようですが、「一見、謙虚で腰が低そうに見えながら、実際はプライドが高くて扱いにくい」人は実際にたくさんいます。

逆の「虚勢をはっているがコンプレックスが強い」タイプもいる、という仮説です。

おお、これは私の「日本人のコミュニケーションがよくわからない」という日ごろからの疑問をうまく説明してくれている気がします!

実は日本人は、自尊心が高く、それを環境的に外に出せないだけのようです。また、自分が成功したことを吹聴すると、騙されたりするので言わない、という戦略にしている可能性もあります。

だったら、同調圧力で「諦める」のではなく、その自尊心のベースになっているものをどんどん伸ばせばいいではないですか。

満ち足りた安心な生活をしていたら、その良い点を活かす機会もない!

と思いました。

実際に長所で人よりも得意なのであれば、マウントや自慢と言われるのを恐れずに、どんどん発信したらいいと思います。

同調圧力も、無視できるときとできないときがありますが、基本的に、他の人は気にしなければいいだけだと思います。(学校や職場は難しいかもしれませんが)


ということで、長所や自尊心のベースになっているものを「否定」や「勝手に充足」させる必要はなく、どんどん伸ばしていく、発信していく、というのがこの社会の良い戦略なのではないか?と思っています。

特に、ネットでは仮名も使えますので、やりやすいと思います。

外野からいろいろ言われて「もういやだー」とあきらめてしまうのではなく、自分のプライドとなっているものを貪欲に追求し、自尊心を下げるようなものは無視する、というのもひとつの戦略だと思う、という話でした。

今ならココナラやXやNoteもありますので、得意なことをどんどん突き詰めて、一生成長していく場所はあると思います。

逆に、苦手なことはさっさと見切った方が良いですね。

お役に立てれば幸いです。



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