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東北出身の30代。

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    鬱病になってからのこと。

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乳がんの情報収集

告知されてから両親と医師から説明を受けるまでの1週間、まずは情報収集をしようと思った。知らないから不安になるんだと思った 実際に取った行動は以下のとおり ①専門書を買って読む ②患者の体験記を買って読む ③youtubeで癌に関する動画を見る (講演動画、がんセンターの動画、経験者の動画など) ④twitterで乳癌用のアカウントを作る ⑤がん患者のコミュニティに入る ⑥友人から乳癌の先輩を紹介してもらう 複数のデータソースから情報を取得することで、段々と客観的に整理でき

    • 放射線治療

      放射線治療は全25回の部分照射。(回数や照射範囲は人による) 手術前の検査では陰性だったけど鎖骨上窩のクラス3のところにも怪しいリンパの腫れがあるので、その部分にも照射。 通院は、毎日平日5日×5週間。 開始前に写真撮影と位置決め。ずっと腕上げているから痺れてきて辛かった。動いちゃだめだけど、痺れるし、ばれない程度に動かしちゃ駄目かなぁとか考えながらとにかく耐えてた。 位置が決まったら技師さんペンでマーキングされてくすぐったかった。下着に色移りするからって言われて放射線

      • 温泉旅行(抗がん剤&温存手術後)

        放射線治療が始まったら温泉に行けなくなるので、手術して1か月経過後に温泉旅行へ。(放射線開始は少し遅かった) ホットフラッシュもあるなかで、遠出したことなかったから緊張しすぎて行きの電車で途中下車。 全部の事情を知ってる友人と行ったから、観光の予定をほぼ入れず、とにかくゆっくりまったりする旅程。コロナもあるし、なるべく移動せず、部屋でゆっくり。 部屋に入ったらケア帽子でリラックス。温泉の時はタオルキャップに付け替えて入浴。タオルキャップは、普通のヘアドライキャップ。 傷

        • 術後、病理検査結果

          手術から2週間経過し、病理検査結果を聞きに病院へ。 病理検査の結果、36mmあった癌細胞は術前抗がん剤により死滅。0.4mmの非浸潤癌もあったが取り切ったので、目に見える癌は取り切ったとのこと。 切除した25個のリンパ節にも癌細胞は認められなかった。 ステージは0に変わった! pCR(病理学的完全奏効)みたい! プロゲステロン受容体は術前が陽性だったけど、術後は陰性に変化。 もともとリンパ節に転移があったのがなくなって良かったけど、これからリンパ浮腫になる可能性があるの

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        乳がんの情報収集

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        • 乳がんの記録
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          入院グッズ(乳がん)

          入院時に必要だったものと要らなかったもののまとめ 入院時に沢山持って行ったけど、そのまま持ち帰ってきたのも沢山あった。 病院から宅配で送れるとも聞いたけど、元気な時に入院して退院時は元気ではないので、余計な荷物は持って行かないほうが良いかも。 <必要なもの> ・歯磨きセット ・お風呂グッズ ・ティッシュ ・ウェットティッシュ(おしりふきでも可) ・マスク (乾燥してたり、全身麻酔の影響で咳が出やすいから、のどぬーる濡れマスクもあると良いかも。) ・基礎化粧品(腕が使いづら

          入院グッズ(乳がん)

          入院生活(乳がん温存手術)

          <入院1日目(手術前日)> 個室に入院。手が上がらなくなることを考えて、低めの場所に荷物を配置。病院のコンビニでお水とお茶の大きいペットボトルを購入して冷蔵庫へ。(お薬飲んだりで必要なのと、術後に重いもの持つのは大変なので、買っておいて本当に良かった) あとは持ち込んだタブレットで映画見たりテレビ見たり。 手術の説明受けたり、場所間違えないようにマッキーでマークつけられたり病院食をモリモリ食べたり。 いつも飲んでいる心療内科の薬は全てお預け。 <入院2日目(手術当日)> 詳

          入院生活(乳がん温存手術)

          乳癌手術

          術前化学療法が効いて癌のサイズが小さくなったので、手術は温存(部分切除)+リンパ節郭清に。再発率は全摘のほうが低いみたいだけど、温存の場合とあまり変わらないことや遺伝子検査で家族性ではなかったことから温存を選択。 がん宣告をされた時は全摘一択で言われていて、再建できるとはいえ凄く不安で嫌だったから個人的には温存も選択できると言われて凄く嬉しかった 可能であればリンパ浮腫の可能性のあるリンパ節郭清も避けたかったけれど、リンパ節転移があったので避けられず。それは仕方ない。術前の

          乳癌手術

          抗がん剤治療②

          抗がん剤の2種類目はEC療法。 ウィークリーパクリタキセルが余裕だったから、そのままの調子でいけるかなぁと思ったけど、副作用がでた。他の人に比べたら熱も出なかったし軽いほうだとは思うけれど、それでも嫌だった。 3週間に1回の投与を4回。副作用は吐き気と倦怠感、味覚障害と骨髄抑制による赤血球低下。副作用の白血球低下は、それを予防するためのジーラスタという注射を別に投与。 副作用止めに吐き気止めを抗がん剤の前に投与したり薬を飲んだりするけどムカムカ感がずっとあった。ずっと車

          抗がん剤治療②

          乳癌の医療費

          独身なので、特に保険も入ってないまま突然の癌宣告。検査も含めて治療費が大変なことに。 カード払いにしているけれど、抗がん剤と分子標的薬の投与で1回の支払いが10万円を超すことも。驚いた。 治療費については、高額療養費制度と会社の健康保険組合からの補助で幾らか返ってくる。毎月の保険料高いなと思っててすみませんでした。私の会社の健保は特に手続きせず、返金連絡がくるのでとても助かっている。 ■高額療養費制度 https://www.mhlw.go.jp/content/000

          乳癌の医療費

          脱毛とウィッグ

          抗がん剤治療を開始して3週間後くらいから脱毛が開始して1か月くらいでパヤパヤ状態に。気づいたら眉毛がなくなっていて顔の印象が薄くなってるし、睫毛がなくなって目やにや涙が出やすくなってるし、鼻毛がなくなって鼻水が止めどなく流れる。ムダ毛は無くなって良かった。 脱毛が始まる前、ウィッグを何個か購入。そして、抜ける時に処理が面倒にならないように美容室へ。購入したウィッグを被った写真を事前に撮って行ったから、それを見せながら美容師さんにカットしてもらった。話してみたら癌患者さんのカ

          脱毛とウィッグ

          鬱病の医療費補助

          鬱になって数か月した時、主治医から自立支援医療制度を案内された。保健所に診断書を提出し、必要な書類を記載して病院と薬局を登録すれば、精神疾患の医療費が1割負担に軽減されるというもの。 案内された時は、そんなに長く罹ることもないし・・・と思っていたけれど、1年経過したので先日、更新してきた。 なんだかんだで毎日の薬代と定期的な通院でお金がかかるので有難い制度。 ■自立支援医療制度の概要(厚生労働省) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunits

          鬱病の医療費補助

          抗がん剤治療①

          最初の抗がん剤治療はウィークリーパクリタキセル。 タキサン系の抗がん剤で、ドセタキセルとパクリタキセルの選択が可能だった。パクリタキセルはアルコールを含むので、お酒に弱い人はドセタキセルを選択するそう。 パクリタキセルは週に1回を12週投与。 幸いなことに吐き気や発熱などの副作用は無かった。初回投与の後に肌荒れが少し出たので、それは薬を出してもらった。あと、口内炎がしばしばできたので、口内炎の薬も。 薬の主な副作用に手足の痺れがあるそうで、副作用予防として投与中は血流を鈍く

          抗がん剤治療①

          癌の進行について②

          乳癌に罹患するまで、色々な種類があることを知らなかった。そのサブタイプという種類によって、治療方法が異なることも知らなかった 1.エストロゲン受容体があるか 2.プロゲステロン受容体があるか 3.HER2タンパクがあるか ホルモン受容体がある場合、増殖能力の高低によってルミナルAかBを判別される。また、この場合はホルモン療法が推奨される。HER2タンパクが細胞の表面に沢山ある場合、分子標的薬が投与される 以下の情報は癌の進行具合を判断するのに用いられる 1.がんの悪性度

          癌の進行について②

          今後の妊娠の可能性

          癌を宣告された後すぐ、相手の負担になりたくなくて別れを告げた人がいた そんなわけでパートナーが居ない私だけれど、妊娠の可能性は残しておきたかった 医師から、癌を罹患して妊娠の可能性が低くなることは2つ理由があると説明を受けた。1つは、抗がん剤による卵子の減少。1つは、ホルモン治療が5~10年にわたることで加齢による閉経の可能性が高まること。 妊娠の可能性を残すための選択肢は3つ。①受精卵の凍結、②卵子凍結、③卵巣凍結 ①の受精卵凍結は、相手が居ないので対象外。卵子凍結か

          今後の妊娠の可能性

          癌の進行について①

          2019年12月に癌の検査をした時、リンパと左胸の生体検査を行った。結果は両方悪性。 左胸のしこりは3cm程度でリンパにも転移があることから、この段階で伝えられたステージは2Bだった 乳癌のステージは、腫瘍の大きさや転移の有無からステージ0, 1, 2A, 2B, 3A, 3B, 3C, 4という段階に分かれる。ステージ2Bは早期ではなく、精密検査次第ではステージが上がると不安を抱えながら淡々と検査が続いていった 診断を受けたクリニックから紹介状を書いてもらい、治療を行う

          癌の進行について①

          乳がん告知後②

          乳がんを告知された翌営業日、上司に時間を貰っていた その時、上司は鬱病のことだと思って会議室に入ってきた。私は、病院で貰った冊子を広げて見せながら、医師がマークした癌のステージ部分を指さした 鬱病の症状が改善されてきて、残業制限や出張制限が解除されてきた頃だった。癌を宣告される数日前には、復職後初の出張に行っていたばかりで、これからの仕事内容についても話し始めていた時だった 上司へは、様々な検査等で業務に穴をあける事が増えること、仕事を継続しながら治療をしたいこと、検査

          乳がん告知後②