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今後の妊娠の可能性

癌を宣告された後すぐ、相手の負担になりたくなくて別れを告げた人がいた

そんなわけでパートナーが居ない私だけれど、妊娠の可能性は残しておきたかった

医師から、癌を罹患して妊娠の可能性が低くなることは2つ理由があると説明を受けた。1つは、抗がん剤による卵子の減少。1つは、ホルモン治療が5~10年にわたることで加齢による閉経の可能性が高まること。

妊娠の可能性を残すための選択肢は3つ。①受精卵の凍結、②卵子凍結、③卵巣凍結
①の受精卵凍結は、相手が居ないので対象外。卵子凍結か卵巣凍結のいずれかになる。卵巣凍結は症例数が少ないとのことだったので、卵子凍結を勧められて検討する予定だった。卵子凍結は不妊治療と同様に生理周期に合わせて、排卵誘発剤を投与して採卵し凍結する。乳がんの場合は、ホルモンによる癌の進行のリスクもあるため、リスクを抑える薬剤も服用するとの説明を受けた。ただ、卵子を凍結する場合でも妊娠をしたいのであれば治療後すぐに行動すべきと言われた

結果として私は癌の進行状況から抗がん剤治療を優先することになり、卵子凍結をするための期間を取ることができなかった。年齢的に生理は再開するだろうと言われたけれど、閉経する可能性も否定できない状況で、ショックだった。この時点で癌と宣告されてから1ヶ月と少し。検査結果によってどんどん明らかになっていく病状と治療スケジュールと、向き合わなければいけない現実とが押し寄せてきて頭がパンクしそうになった

※上記は実際に説明を受けた内容を記載していますが正しい情報は日々アップデートされるため、詳細は専門の医師にご相談ください

(参考)
http://www.j-sfp.org/dl/JSFP_tebiki_2017.pdf

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