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まだ自分が新しい出会いにワクワク出来ることが嬉しかった

高校生になりたてのときは、新しい出会いにドキドキワクワクしてどんな素敵な周りの子や大人、友達、先生に出会えるんだろうと思っていたが、今は受験のことで頭がいっぱいな上に散々な人間関係に揉まれ、もうあんまり人と積極的に関わりたくないな、なんて全然私らしくないことを考えるようになってしまった。



入学式の時に前の席だった女の子の髪の毛が綺麗すぎて
「本当に綺麗な髪の毛してるね!憧れる〜」
って話しかけたら、友達になれた
そこからも段々と友達を増やしていき、6人のグループで学校生活を送っていたのだが、その中の2人が凄く人の悪口とか先生の文句ばかりを言っていてそのノリについていけなかった。
休校が開け、分散登校中も殆ど新しい人と話す機会は少なく、焦りを感じていた。

分散登校がやっと開け、初めてしっかりとみんなと顔を合わせ、7月のテスト勉強辺りから少しだけ仲良くなっていた他のグループの中の2人と一緒にいることが多くなり、私の家に呼んだりご飯や遊びに行ったりお泊りをしたりハロウィンパーティーした。
このとき、まだ6人グループとも遊びに行ったり学校で集団行動したりしていたのだが、やっぱり合わない人達だというのは感じていた。
段々と新しく仲良くなった2人のグループにいることで落ち着き始めた。
そんなときに、元いたグループの5人が私抜きでご飯に行っているストーリーを見たのは結構ショックだったが、自分でも望んでいたことなのかもしれないと言い聞かせることにした。

うーん、みんな好きになってみんなと仲良くっていうのは時間的にも身体的にも難しかったみたいだ。
少し前まで中学生の時のみんな仲いいノリのままでいた自分が途轍も無く恥ずかしくなった。

2年生のときのクラスは本当に最高だった。2年連続で大好きな先生。
何でも話せる大好きな2人。
ずっとずっと楽しくてストレスなんて全く感じたことがなかった。修学旅行も幸せだった。
しかし、3年時のクラス替えが本当に地獄のようだった。
私には今通ってる高校の中で気のおけない・何でも話せる友達が8人いるが、その中の誰とも同じクラスになれなかったのだ。(3年は受験でバタバタするのでここから物凄く仲のいい友達を作るのは難しい)

一学期は本当に毎日辛くて家に帰ってきて泣いてばかりいたが、今ではクラスに馴染め私なんかとも仲良くしてくれる人も出来た。

最近はクラスで特に話したり、移動教室に一緒に行くのは今まで出会ったことのないくらいおとなしめの優しい二人。
普段は静かな二人だからこそたまに出る笑いが本当に面白くてギャップがあって可愛い。守りたくなるような素敵な二人。

今回の席替えが大当たりで両隣がその二人になったときは本当に嬉しくて学校に行くことが楽しみになった。

悲観的になりすぎていたが、よく考えたら毎日他クラスの友達が来てくれたり、私が遊びに行ったりしていたし、別にそんなに辛いことは無かった気もする。 
本当に何もかも客観的に見えなくなって勝手にマイナスな気持ちに沈んでしまう癖を直したい。

私は、1年時のバレンタインではクラスの4分の3に交換しよ〜って言ってもらえたくらい話しかけやすい仲良くなりやすい突っかかりやすい人間であるけど、その分、いじめやすかったり、ハブりやすかったり、ぞんざいな扱いを受けやすいタイプな人間である。ちょいちょい傷つけられるんだよなぁ。

ここまでが、私の高校生活の学校の中での友達遍歴。
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ここからが今日の本題。

勉強の環境を変えてリフレッシュするために初めての場所へ電車で行ったら、友達の友達(5人くらい)と沢山お話できた。みんな知的なのに凄く面白くて今まで出会ってこなかったような人種の人たちに驚きが隠せなかった。

その人たちは高校偏差値70前半とかで、自分の中での偏見としてまたは経験として、人の事を見下して馬鹿にしたり、頭が良すぎて会話が出来なかったりすると思っていた。
しかし前に出会った人たちとは違って全くそんなことは無く、ちゃんと話を聞いてくれて寛容的で面白かった。
思い込みは本当に良くないなぁと再認識した瞬間だった。
スポーツの話になって、「私、ボクシング得意なんだよね〜」とBREAKING DOWNも流行ってることだし男子ばっかりだったし平気かな、と調子に乗って結構ガチのシャドーをしてしまったのは本当に失態だった。

この一日でコミュニケーションって楽しいなぁと心底感じられた。

アンテナを日頃から高く張っておけば、様々な一言を拾えて会話を広げられるし、これからも沢山吸収して自分の会話の幅を育んでいこうと思えた。
そして、友達がその友達に凄く愛されていることが伝わってきて勝手に私までとても幸せな気持ちになれた。私もこの子みたいに愛されキャラになりたいなぁ。

そんなことをぼーっと考えながら電車の中で今日の経験をnoteに書き綴っていた。
プシューと電車の開く音がしてすぐに立ち上がって外に出ると冷たい外気が私を覆った。

なんとなく自分の中では、もう当分の間無理に自分から新しい出会いを求めていくのはいいかな、と思っていた。
それなのに、さっきまでガンガンに暖房がかかっていた電車からいきなり放たれ冷える身体に反してなんだか心だけはいつまでも包まれていたいような温かい余韻の残る日曜日の一コマだった。

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