50.高卒認定試験を受験して思ったこと。
こんばんは。りみ子@元引きこもり*です。
毎日noteを6月22日から始め、はじめましてを除く記事が50回目の投稿となりました。
「嬉しいです‼(*^^*)」
素直に嬉しい。そして、自分自身に「よしっ!」という思いです。
もともと自己肯定感が低い私です。こうした継続が自分に「よしっ!」と言える最良の方法と思い、実践しています(^_^)
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今日のテーマにある【高卒認定試験】というものをご存知でしょうか?
正式名称は【高等学校卒業程度認定試験】です。
高校を中退した人が受験し、合格することで、履歴書の学歴欄に「高等学校卒業程度認定試験合格」と書くことができます。また、高卒認定試験に合格すれば、大学・短大・専門学校の受験資格が与えられます。
私は高校を中退しています。しかし、中卒だけは嫌だと思い、受験することを決めました。
『合格は余裕』そう思っていました。
「進学クラスにいて、あの勉強量をこなしていたのだから大丈夫」そう思っていました。
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私は高校3年の春にあたるタイミングで、高卒認定試験の勉強ができる学校に通い始めました。
中学・高校を中退した人たちが通う学校です。
私だけではなく、みんな様々な事情を抱えていました。
いわゆる不良少年少女、内向的な子、水商売をしている人など様々です。(私は、精神病院を退院したばかりなので、精神疾患の子ですね。)
そこで出会った金髪で鼻ピアスをしていた子に、17才がやってはいけないこと、いろいろなことを教わりました。自分の知らなかった世界、知らなかった解放感を経験し、私は虜になりました。
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春に入学し、高卒認定試験の受験日は8月でした。
入学早々に夜遊びを覚えた私です。その後、受験が近くなり「さすがに勉強しなくてはいけない」と学校に行き始めた時の話です。
昼頃だったと思います。遅刻をして授業中の教室に入ろうとしました。
静かに戸を開け、そろりと一番後ろの席に着席しました。
窓のない部屋、白い壁、白いホワイトボード、男の先生の大きな声、身振り手ぶり、みんなが一方に集中している様子。その空間に身を置いているだけでパニック状態になりました。息ができない位、苦しくなりました。
過呼吸まではいきませんでしたが、とても教室に居続けられませんでした。
「私、どうしちゃったんだろう?」
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受験当日は、8月猛暑の日でした。
公立高校が会場でした。
腕の汗でベタつく答案用紙に、なんとか向き合い、受験を終えました。(私は在学中に必要な単位の多くをとっていたので、2科目だけの試験でした。)
後日、学校で合否の結果と点数が書かれた紙を受け取りました。
二つ折の用紙をパッと開いた瞬間、目に入った結果は、合格。
合格点ギリギリの点数での合格。
「ウソでしょ!?」
すぐ結果用紙を閉じました。
「なにかの間違い。」
「こんなはずはない。」
「だって私だよ!?」
「いや、もういい。合格したんだから。忘れよう。」
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引きこもり、精神病院へ半年間の入院、強い精神薬の継続した服薬、夜遊びで覚えたアレやコレ。
当時の私は、現役で必死に勉強していた頃とは違うということを認識していませんでした。
時間だけが過ぎ、私の時計は止まったまま。
病は着々と進行していました。
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意図していたわけではないのですが、今年度の高卒認定試験は明日12日と13日に行われるようです。
受験生はどんな気持ちで試験に臨むのでしょう。
みんな必要があるから受験するのですよね。
先に合格した者としてエールを。
「その想いが達成されますように。」
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