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我が妄想と人観察

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エッセイの範囲を超えた妄想や人間とは何かについての考察を書いたものが中心の雑記事集です。少し突飛かも知れません。
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2021年12月の記事一覧

年末年始休暇でやること(年末編)

年末年始休暇でやること(年末編)

風が収まった分温かいと妻は言いますが、部屋にいた自分としては、特段変わらないと思っています。

さて、……

昔は年末に家族総出での大掃除が当たり前であった。風呂の棚の裏側のカビ落とし、腰台にこびりついた湯垢磨き、トイレの貯水タンクの蓋の裏側のカビ取り、ガスコンロ周り等、普段やらないところを分担して実施する。

そういうことで家族の絆が深まったり、逆に分担で揉めたりwもしていた。

今は、もっと前

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あえて一人ぼっちを礼賛してみる

あえて一人ぼっちを礼賛してみる

街はクリスマス・ディスプレイが一掃されて、年末モードに突入しましたね。クリスマスはロマンティックですが、年末モードはせかせかと慌ただしく、負けないように気合いを入れるので疲れます。

さて、……

生まれ出る時に人は1人、死にゆく時も1人。これが普通だ。

どんなに仲が良くても、一緒に死ぬことはまずない。それをやれば心中である。

そうであれば、人は1人でいる方が自然だとは言えまいか?

増して、

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私のかなり特殊な文学の見方

私のかなり特殊な文学の見方

タイトル写真はPexelsのcottonbroによる写真

今日は想定外のできごとが多くて、元々やろうと思っていたことの半分もできませんでした。まあ、そういう日もあるなあということで。

さて、……

小説には、「純文学」と「大衆文学」があるとされる。それぞれを対象とする文学賞も異なっている。

更に、純文学も大衆文学も基本的にはフィクションであることを踏まえると、小説の中でノンフィクション小説は

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夫婦の最後の共同作業

夫婦の最後の共同作業

今週の業務終了!
全身を歓喜が貫いています(寒気も)。

さて、……

結婚式のメインイベントの一つであるウエディングケーキ入刀。これについて司会者が「ご列席の皆様、ご注目下さい。夫婦最初の共同作業、ウエディングケーキの入刀です!」と言って披露宴最初の見せ場として紹介し座を盛り上げるのは、鉄板となっている。

だけど、恐らく夫婦最初の共同作業は披露宴よりも前の挙式そのものではないか? もっと言えば

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オムライスが似合う男って渋いかしら?

オムライスが似合う男って渋いかしら?

今日のお昼はラーメンにしました。

朝に比べれば気温が上がったとはいえ、やはり体が温まるものに惹かれます。

さて、……

これまでの人生でオムライスを食べたことがない人は、かなり少数だろう。具材の何かにアレルギーがあるのでなければ、一度は食べたことがあるはず。

その点では大衆食の一つだと思う。そして、町の洋食屋さんでも、ほぼほぼ定番として供されている。

伊丹十三監督の映画「タンポポ」に出てく

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私が人生で出会った最も端的な文章をお伝えしたい

私が人生で出会った最も端的な文章をお伝えしたい

冷え込みがきついですが、皆様お元気でお過ごしでしょうか?

さて、……

今回はちょっと変わったことを書いてみる。自分が高校時代に出会った文章の思い出である。

もったいぶらずに書く。タイトルに記載した「私が人生で出会った最も端的な文章」は以下の通り。

おばあちゃんが死んだ。勉強部屋ができちゃった。

私は、この文章の持つ力に圧倒された。たった二つの文で、この家族に起こったできごとの全てを語り尽

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人間のやるべきこと、機械のやるべきことの棲み分けだけでは済まなさそうな予感

人間のやるべきこと、機械のやるべきことの棲み分けだけでは済まなさそうな予感

冷たい雨は帰宅時にも降っています。
でも、渇水気味ですからね、我慢します。

さて、……

AIの導入議論が盛んになるにつれて、機械でできることは機械でやる、人間は人間でしかできないことをやるべきと言われる。

でも、その仕分けって誰がやるのだろう?

ものごとの開発には、必要性からのアプローチと技術の種からのアプローチがあると思っている。ここで必要性からのアプローチは、人が自分でやることを前提に

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新型コロナウイルス・オミクロン株の行く末に注目している

新型コロナウイルス・オミクロン株の行く末に注目している

今日も晴れ。でも気温はかなり低めでしたね。やがて訪れる日曜日の夕方は、何となく気分が塞ぎますw

さて、……

ギリシャ文字の名前が付けられている新型コロナウイルスの変異株。私はそもそも、オミクロンという言葉を知らなかった。

直近の変異株は12番目の「ミュー」だったそうな。本来であればその次に来る13番目の「ニュー」になるのだけど、WHOが英語の「new」と間違えやすいからという理由で避けた。

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電子書籍と紙の本、その先行きを考える

電子書籍と紙の本、その先行きを考える

今日は、これで終わりだ! と残る気力を振り絞って送付したメールに、更なる要求がいろいろと記載された返信が送られてきて、五体投地したくなっています。

さて、……

私自身、電子書籍を出版したし、実は別の筆名で紙の本も出版している。著者であり読者でもある立場として、それぞれの善し悪しや先行きを考えてみたい。

1.紙の本の制約紙の本には作る側のみに掛かる制約がある。それはページ数。電子書籍は、そもそ

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