言語聴覚士とは?
こんにちは(^^)!
ことのはな 言語聴覚士の沼野です★
言語聴覚士って聞いたことありますか?
あまり聞き慣れない仕事かなと思います。
1997年から国家資格として制定されたばかりなので、まだ新しい仕事です。
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の3つが繋がっていると認識してもらえれば分かりやすいと思います★
簡単にお話をさせて頂きますね。
言語聴覚士は、【聞く】【食べる】【話す】
この3つの専門職です。
聞くの専門職
難聴の方が対象です。
聞こえに問題がある方へ検査や補聴器・人工内耳の調整等を行っており、聞こえやすいようにサポートしております。
難聴は先天性難聴・後天性難聴の2種類があります。
対象もお子さんから成人さんまで幅広いです。
特に先天性難聴の場合、まずは補聴器の装着に慣れることが大切です。
また音を聞いたことも声も聞いたことがないので、身近な人の声を聞かせてあげることが大切です。お母さんの声をきっと覚えてくれますよ。
音を聞き入れて、音の弁別をして、声の出し方の習得…と順を追って訓練をしていきます。
先天性難聴の場合は、早期に聞こえの改善を図ることで語の習得に結びつきますので、早期治療が鍵となります。
食べるの専門職
摂食嚥下障害の方が対象です。
こちらは詳細な評価(VEやVF等)や観察をまずしてから、必要な訓練を提供します。
間接嚥下訓練は、食べ物を食べずに行う訓練・
直接嚥下訓練は、食べ物を食べて行う訓練です。
食べられるようになることが目標として依頼を受けることが多いのですが、直接嚥下訓練は窒息や誤嚥のリスクが高く命に関わるものなので、最も慎重に行っていく必要があります。
姿勢や首の角度、口腔器官の動き、嚥下の5段階プロセスから問題点を抽出し、適切な訓練を行っていきます。
直接嚥下訓練の場合は、上記以外にも
食事の形態や量(カロリー・栄養価)、一口量、とろみの濃度、自力か介助か、食器の種類、飲み込む時間、一口ずつ残留がないか聴診で確認、全体でかかる時間等、確認する項目はかなりあります。
病院内であれば管理することができますが、自宅では難しいのでご家族への指導も必須になります。
この2つ「聞く」「食べる」においては、医師の指示のもと訓練を行います。
なので、病院や施設での訓練は可能ですがことのはなでは行えません。
話すの専門職
これに関しては、ことのはなの専門です。
むしろ開業やフリーランスの言語聴覚士さんは主にこちらです。
話すというと「ことばで会話」というイメージが強いと思います。
もちろん誤ってはいませんが、それでは認識不足です。
成人さんは、こちらの記事
お子さんは、こちらの記事
再確認をして頂ければと思います(^^)★
コミュニケーションは、ことばが全てではありません。
こちらに関しては、別記事で作成させて頂きますが、お話ができない方でも言語聴覚士の対象です。
言語聴覚士は、発達やコミュニケーションも専門です。
関わり方やことばへの繋ぎ方も訓練や指導でお話させて下さい。
少しでも言語聴覚士について興味をもち、理解を深めて頂けると幸いです!
いつでもご連絡頂ければ幸いです★
~ことのはな~ 言語聴覚士 沼野麻祐子
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