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このnoteは、週明け全員が集まる会議の場でみんなに伝えている内容を可能な限りそのまま残しているものになります。

備忘録的な意味合いはありますが、同じような経営者、リーダーのみなさん、これからそういった役割を目指すみなさんに少しでもお役に立てたら嬉しく思います。
※本文に出てくる「マリサ」は、弊社社名の略称です。

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本文は以下より。

上半期、ラスト1週間!最後まで走り抜けましょう。

さて、今回は「わかったふり、しなくていい」です。

新卒で入社したメンバーはどうしても他社のことがわからないので、なんとなく一般論として考えていただきたいのですが、マリサは一般的な会社と同じような会社にはしたくありません。

一般的な会社の定義は難しいのですが、「一社員」感覚ではなく、それぞれが会社やチームの代表のつもりで考えて行動してほしいということです。

まず、ここを全員腹の底まで落とし込んでほしいのですよね。

私が設定したミッションとビジョンは、割と広めだと思っています。中古マンション業界を・・・というような限定はしていません。それでいいと思っていますし、ミッションとビジョンにサブテーマを自ら設定して動いてくれたらいいと思っています。

その代わり、ミッション、ビジョン、バリューは全員がブレないようにねと思っています。

言い換えると、上から降ってくるみたいなことはあまりないかもしれません。自分たちでもっともっと考えてください。

とにもかくにも、マリサという会社をもっともっとおもしろく、結果の出せる会社にして、次のステージに向かわせるのが私の仕事なので、こんなことを年がら年中考えています。

こんなことを言っていてもまだまだ意味がわからないかもしれないですね。私がなぜこんなことを考えているのか、理由を改めてまとめてみました。

・サラリーマンの経験を踏まえて思うこと

・ヒトワークスの経験

・どこにいっても通用する人間になってほしい

・10年走ってきて思うこと

こんな感じです。詳細は以下の通り。

・サラリーマンの経験を踏まえて思うこと

会社の大小に関わらずヒエラルキーが存在し、どこまでいっても「一社員」として20歳から27歳まで働いてきました。もしかしたら、自分が悲観的に捉えていただけかもしれませんが、社長や役員、部長が他のメンバーに対して、もっとチャレンジしようとか会社を変えようなんてことを年がら年中言っている会社はありませんでした(どちらかというと、社内政治の方が多かったかな)。そりゃそうです、目の前のことに集中して結果を出す要員でしかないからです。新規事業立ち上げに関わったこともありますが、基本的に業務時間終了後と土日祝しか使えませんでした。企業ってそんなものだと思います。それが嫌だったというよりはそれが「普通」だと思っていましたが、2013年にマリサにジョインしてからは、考え方が180度変わりました。なぜなら、良くも悪くも誰も正解を持ってなかったからです。正解っぽいことはあっても、正解じゃない。考えて行動して結果が出てこない限り、正解に辿りつかないんです。そして、その正解とは成功した場合のみです。でも、次の日には成功の仕方が変わってるんです。理念ですか?お金ですか?という愚問もよくありました。どっちもなんです。お金がなければ理念は叶えられない。理念がなければ稼いでも意味がないんです。こんな目まぐるしい思考や経験を全員にしてほしいんですよね。マリサにいる醍醐味はこういうところなんじゃないかなって思っています。

・ヒトワークス(社内起業)の経験

これは大きいです。会社をゼロからつくったとか個人でもお金を出したとか、脱サラっぽいことはもちろんですが、振り返ってみれば意思決定を全部自分でしたことが大きかったと思います。もちろん、その意思決定に対しての跳ね返りも自分の責任です。これは別に起業しなくたってできます。大事なのは「あなたがどうしたいのか?」です。この言葉自体は理解できるかもしれませんが、私が言いたいのは「あなたは、本気でそうしたいのか?自分のお金でもそうしたいのか?あなたが会社の代表だとしてもそうしたいのか?」です。なにかのアイデアや施策に対して、自分のお金を使えということが言いたいのではありません。それくらい本気で本気で本気で考えているの?ということです。世の中にインパクトを与える、ひっくり返すって、生半可じゃ絶対に無理なんですよね。簡単ではないけど、社内にいても私のヒトワークス時代の経験は再現できると思っています。だとしたらやった方が楽しくないですか?

・どこにいっても通用する人間になってほしい

何度も何度も言ってますね。私のベースは常にここです。なぜか。その上でマリサにいるという選択を取ってもらえるように、待遇はもちろんのこと、私も会社も進化しなければいけないからです。要するに、これを読んでいるあなたは成長(成果のアピール、失敗の共有も含めて)し続ける義務があり、そんな成長したあなたにまだまだこの会社にいたいと思ってもらえる会社を私は目指さなければならないから。相思相愛の状態をずっとつくり続けなければ、会社は退化するからです。朝、出社したら、自分はこの会社で働きたいのかと常に思ってもらいたいですし、私(会社)から見た時にこの人に仕事を託したいか、この人と働きたいのか。と考えるべきだと思っています。毎日考えるのは極端かもしれませんが、明日も会社が同じ状態かなんて誰も分かりません。もちろん、転職や独立の意思決定は心底応援します。こんな考えがベースの上で転職や独立するのであればお互いにやり切ったと思える状態でいられるのではないかと思っています。

・10年走ってきて思うこと

こんな自分でさえ取締役になれたり、社内独立できたり、最終的に会社を買収するようなことができるなんて、27歳で入社した自分は思ってもいませんでした。10年、たった10年で私の人生は一変しました。未だにちょっとつままれた気分ではありますが、これが事実なら今社内にいるメンバーの可能性は私よりもあるはずです。私は優秀だったのではなく、優秀ではない分、他の人よりも粘り強かっただけだと思っています。マリサに入社してから「一社員」なんて思ったことはないですし、どうしたらひっくり返せるのかだけを考えて生きてきました。正直、曜日や時間の概念もあまり持ったことがありません。もちろん、ここまで来れたのは周りのメンバーのサポートがあってこそですが、誰よりも真剣に考えて行動していると当たり前のように発言に説得力が出てきます。結果云々の前に考えて動くことです。私が打席数を叫ぶのはこの辺に起因しています。

ただ、誤解して欲しくないのは、ここに至るまでに数えきれないほど衝突はありましたし、暴走し過ぎて怒られることも再三ありました。失敗なんて数え切れないですし、すべて自分の思い通りにできたわけではありません。思い通りにならない方が多いです。それに運が良かったことも往々にしてあったと思います。

それでも、マリサのメンバーにはこのマリサという箱をうまく使ってリスクを取ってチャレンジしまくってほしいなと思っています。

こんな話も今回初めてした訳ではないですが、どう動いていいのかいまいちわからないのであれば、リーダー、私含めて話そう。悶々と、よくわからない・・・と思ってるくらいなら話して話して話して半歩でも前進しよう。

しくじり会(月に一度の失敗の共有会)でも感じましたが、マリサは至るところで「コミュニケーション不足」が起こっているのかもしれません。

私も毎週のように文字にして、言葉でも伝えてもいますが、全然わかんねーわ!ってことの方が多いのではないでしょうか。

わかったふり、しなくていいですよ。

私も、20代、全然分かりませんでした。創業者、経営者の諸先輩方の言っている意味が半分もわかってなかったと思います。日本語としては意味が分かりますが、本質をわかっていませんでした。でも、それがわかってきたのは読書の量を増やしたからではありません。考えて、衝突して、動いて、凹んで、それでもまた繰り返してきたからだと思っています。

そして、こんな経験ができたのは、マリサのDNAだったからだと思います。

だから、そのDNAはこの先も消したくないんです。

もしかしたら、私の話のみならず、リーダーの話やチーム内での話でも思うこと(腑に落ちない)があるのかもしれません。むしろ、それが普通だと思います。でも、そういったことを放置してしまうと、ここまで散々書いてきたことが実現することはありません。だから、わかったふりはしなくていいんです。とことん話せばいいんです。

テクニカルな(本に書いてるあるような)コミュニケーションで終わらせないでください。

人間対人間のコミュニケーションが最後は勝つんだと思います。

人なので、社内、社外問わず、苦手だな、噛み合わないなと思う人もいるでしょう。

それが、社会、会社です。

自分の話しやすい人とだけ一緒にいられるのは学生時代で終わったか、プライベートの時間だけです。

我々は、そういう環境でもしっかりとコミュニケーションを取りながら成長して結果を出していかなければなりません。

成長のため、結果を出すためには、一人だけでがんばればいいってことは絶対にありません。個人事業主の人たちでもそんなことはないと思います。

決してみんなの満足度を100点にするために話し合いをもっとしようということではないということを最後に念を押しておきますが、もっともっともっとチャレンジできる会社にするためには、私が発信することや日頃のコミュニケーションをもっと各自が腹落ちさせないとダメだよねという話でした。

そういう意味で、シャッフルランチや飲み会、その他の日頃のコミュニケーションを実施できているかどうか自問自答してもらうのも良いかもしれません。

2月26日の週もよろしくお願いします。

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