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呟きとメモ

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つぶやきやメモを集めたものです。新聞や本で見つけた言葉も含まれています。
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記事一覧

菅原洋一の「今日でお別れ」

菅原洋一の「今日でお別れ」

* 菅原洋一、90歳、「今日でお別れ」聴いた。超絶、素晴らしかった。

これは歌謡曲でなく、歌曲だ。

* 菅原洋一、90歳、「今日でお別れ」、偶然聴いた。一つ一つのフレーズを大切に大切に温め、これ以上ないくらい磨きに磨き上げた歌唱に感服し、満足した。若いときの歌は、大賞など貰ってもいわゆる「歌謡曲」だったが、90歳であれからこのように進化し、歌えるとは心底驚いた。

氏の若いときの歌は、どうにも

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白秋『硝子切るひと』

白秋『硝子切るひと』

 2024-6-20の長谷川櫂の「四季」(読売記事)に白秋の詩が紹介されていた。印象に残ったので書いておく。

「茴香酒(アブサン)のごときひとすぢ
つと引きつ、切りつ、忘れつ。」

 そう言えば子どものころ、ガラスを切る職人を見たことがあったな。ガラスを切るように忘れたい何かはあるのだろうな。

メモと呟き 2024-5-28まで

メモと呟き 2024-5-28まで

あるNHK番組で、日本では近年富裕層や、超富裕層が増えているとのこと。資産3000万円以下は、マス層と呼ばれ、最低クラスと分類されていた!!!

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5月は「太陽を踏む」季節という #倉嶋厚 さんの言葉が、14日の読売に紹介されていた。若葉のころのほうが隙間が多いからという。なるほどなと思った。

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「人生の意味を言葉で受け取って、解決策にしようとは、少し虫がよすぎますね。…自分で見出す

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メモと呟き、(『東京都同情塔』への呟きを含む)

メモと呟き、(『東京都同情塔』への呟きを含む)

土浦市の図書館下のギャラリーで昨日まで開かれていた #渡辺浩三 展を見た。#佐伯祐三 と同時代にパリに行っていた画家の作品、10点のみの無料展示だが、なかなか良かった。

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「図書館中心街潤す」という2024-3-4の読売記事読む。

美術館中心に街の活性化というアイディアもあるが、地方都市の場合、やはり図書館の方が良いだろう。

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#ルール・ブルー 、#バッハ などのバロック音楽と古典主

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メモと呟き 2024-2-15まで

メモと呟き 2024-2-15まで

村上明子さん「ブレーキがないとアクセルは踏めない。AIを推進だけで考えるのは危険だ。」24-2-9の読売記事より

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飛行機誤進入、管制官とのやり取り

シアトルの管制官「16C手前で待機せよ」
16Rに着陸した機長と副機長側「16L手前で待機」と復唱。
管制官、復唱の誤り指摘なし。
結果、16Cの滑走路を横断して16L手前で待機。

・相手の言っている言葉の取り違え、結構ある!16Rに着陸

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美術品の真贋

美術品の真贋

 「美術品の真贋こぼれ話」という演題ですが、実は、公立の美術館では誰も喜んで真贋について判断したくないようであります。
 なんとなれば、やはり責任と金銭にかかわる問題があるからです。もし真贋の判断を間違った場合、その責任は学芸員個人の責任にとどまらず、もっと上の方まで、公立なら学芸課長とか、美術館長とかまで行ってしまう恐れもあるでしょう。

 公立だからタダで鑑定して、それで間違ったら、責任を取ら

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呟きとメモ 2023-12-24まで

呟きとメモ 2023-12-24まで

中村彝の野田半三宛絵葉書(明治40年7月30日)|舟木力英 #note

中村彝の野田半三宛の絵葉書(明治40年8月26日)|舟木力英 note.com/riki_72/n/n68b… #note

中村彝の肖像画論|舟木力英 note.com/riki_72/n/n560… #note

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霧島、朝乃山、物言いがついたが、行司軍配通り。行司、眼がいいな。これがプロだな。

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大相撲解説

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シュテファン・ツヴァイク『ジョゼフ・フーシェ』

シュテファン・ツヴァイク『ジョゼフ・フーシェ』

この世の中を実際に動かしている人間はいったいどのような種類の人間なのだろう。
こうした疑問が沸き起こってきた時期があった。そのころ読んだのが、ガルブレイスの『権力の解剖』やシュテファン・ツヴァイクのこの特異な伝記本である。

しかし、この本の苦い味わいが解るようになるには、しばらく後に再読する必要があった。

「優れた人物、純粋な観念の持ち主が決定的な役割を演ずることはまれであって、はるかに価値は

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呟きとメモ 2023-10-30まで

呟きとメモ 2023-10-30まで

#末永敏事 1887-1945 という医師が、戦時下の茨城県神栖に勤務していたことを知った。朝日新聞2023-10-3、#中村尚徳 氏の記事より。

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消しゴムマジックとかベストテイクとか、AI導入の写真に関する記事を読んだ。
朝日新聞2023-10-5
こういうことが簡単にできるようになると、例えば、写真の証拠能力もますます薄められるようになるな。多分、もとの写真に戻すこともできるのだろう

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呟きとメモ 2023-9-1まで

呟きとメモ 2023-9-1まで

・ルポライターの安田峰俊氏による習近平の素顔という朝日新聞記事2023-6-10に、福建省長時代の習氏は2001年に友好提携を結ぶ長崎県を訪問し、原爆資料館を見学していると書いてあった。他にも習氏にあった日本人が紹介されていた。

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・姜尚中「あなたが今悩むのは、何事につけて満たされない空虚なものの影に包まれているからではないでしょうか。むなしさは私たちの心のなかに巣くう最大の難物です。そ

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小津の「東京物語」

小津の「東京物語」

「東京物語」における斎藤高順(たかのぶ)の音楽に注目した吉田純子さんの朝日新聞記事を読んだ。(吉田さんはいつも音楽や音楽家方面に明るく、それに関連した記事を書いているようである。)
 この小津の代表的作品は、機会あるたびに何度か見て感銘を新たにしているが、音楽については、それほど注目していなかった。ただ、時代を感じさせる、のんびりとした平和な音楽がいつも流れていて、これも実に悪くないなという程度が

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日々の呟き2023-7-9

日々の呟き2023-7-9

「忘れられない母の言葉があります。…不合格だった時のことです。母はこう言いました。『神様が"行くな"って言ってくれたんや』」 #望月雅友 さんの言葉、2023-7-9朝日新聞記事より

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#上野達弘 委員「AI生成物に既存の著作物との類似性や依拠性が認められる場合は、現行法でも著作権法侵害が成立する。」2023-7-9朝日新聞記事より

これは、依拠性が明確に証明できなくとも、「類似性」だけ

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市川沙央『ハンチバック』

市川沙央『ハンチバック』

市川沙央 さんのTwitterを見たら、マネ がアスパラガスを描いた作品が使われていた。
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「博物館や図書館や、保存された歴史的建造物が、私は嫌いだ。…壊れずに残って古びていくことに価値のあるものたちが嫌いなのだ。」
市川沙央『ハンチバック』より
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「死に向かって壊れるのではない。生きるために壊れる、生き抜いた時間の証として破壊されていく。」市川沙央『ハンチバック』より
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市川沙央『ハ

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辞典にも年譜にも間違いはある

辞典にも年譜にも間違いはある

 本を読んだり、自分でも文章を書いたりするのが好きな皆さん、今まで何々辞典(事典)などで、間違った記述を発見したことがありますか。

 私の見つけた例は、こういうのがあります。
 それはある人物の生没年に関してです。しかも、それはある「大辞典」一冊のみならず、他の出版社の「大事典」でも同じ人物の項目の生没年が間違っていたのです。いや、3冊目の「大辞典」、4冊目の「物故者事典」でも同じように間違って

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