見出し画像

メモと呟き、(『東京都同情塔』への呟きを含む)

土浦市の図書館下のギャラリーで昨日まで開かれていた #渡辺浩三 展を見た。#佐伯祐三 と同時代にパリに行っていた画家の作品、10点のみの無料展示だが、なかなか良かった。

**
「図書館中心街潤す」という2024-3-4の読売記事読む。

美術館中心に街の活性化というアイディアもあるが、地方都市の場合、やはり図書館の方が良いだろう。

**

#ルール・ブルー、#バッハ などのバロック音楽と古典主義絵画のような構成美の取り合わせが、バレー舞台の表現の中で楽しめる。

**

土浦市立図書館の下のギャラリーで #渡辺浩三 から #福田輝 に到る作家の作品が無料展示。渡辺は #佐伯祐三 と同時代のパリで描いていたこともある優れた画家だがあまり知られていない。福田は土浦ゆかりの画家。知的な構成と穏やかな色彩が心地よい。二人とももっと評価されてよい画家だ。

**

今日の #読売新聞 、 #年金支給額 の記事に支給額の例示がされていた。

国民年金の額は別に書いてあり、厚生年金は月額23万483円となっていた。が、この額は国民年金を含む額だろうに!

こんな例示の仕方では、「年金ってずいぶん高いね」と、大いに誤解されるおそれありだ。

年金、満額支給の場合の例示は如何なものか?

**

太陽に黒点が現れたという。今の時代、何か予言的に聞こえる。

***
『#東京都同情塔』を読んでみた。#ザハ・ハディド の国立競技場は、現実には建たなかったが、小説では実現され、ニューヨーク帰りの女性建築家がそれに応答する垂直的な塔を設計する。そこに言葉の問題を絡ませるためバべルの塔のメタファーを加える。作者は #ブリューゲル の絵の逆さまの世界を…

ブリューゲルの絵に見られる「逆さまの世界」を私に思い出させたが、小説の中の女性建築家にとって絵は単なる「お絵描き」に属するもののようだ。空虚な後付のコンセプトが飛び交う建築家の世界や、現代を生きる、成功しそうな女性建築家の内面も覗き見られる劇画的ストリー構成。

TVのインタビューで女性建築家の名前の意味「機械の女王」と言っていたが、私は人工人間はむしろ彼女の年下のお相手、完璧なる「美」少年と思って読んでいた。

「機械の女王」にとって、美少年(美しい青年)は、限りなく《幻影》に近い。

また、《東京都同情塔》と現代の《タワー・マンション》とは似たようなものかもしれない。

そこからある人は見下ろし、ある人は見下されている光景が、この作品によってありありと目に浮かぶようになった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?