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(読書)カーネギーさん、ワーママの「道は開ける」のでしょうか?

おはようございます!本日はこちらの「道は開ける」です。

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Noteをはじめて初期にこちらを書きましたが、今回はカーネギーさんの二大著書である「道は開ける」をご紹介します!

こちらはとても実践的な、どのビジネス書よりも効果的な「お悩み解決本」です。

おそらく社会人なら1度は聞いたことがある本ではないかと思います。

この本は、日々不安を抱えてしまう人(=私のような社畜)に、悩み解決の指針を提示しています。

「我々にとって大切なことは、遠くにぼんやりと存在するものに目をやることではなく、手近にはっきりと存在することを実行することだ」

今悩んでいるならば、今日を1日区切りで生きる。

なぜならば、毎日が新しい人生であるから、ということです。

昨日のことも明日のことも考えずに、新しい一日を生きる。

私も気づいたら月曜日から金曜日まで同じように子供のごはんをつくり、通勤し、仕事をし、気づいたら夕方で、帰ってビール飲んで週末に家事をする、というようなルーティンをこなすだけで、10年後のFIREを夢見ながらぼーっとしていることが多いです。

こちらの言葉、はっとしますね。

私は社畜なので、完全にご褒美単位(週末を目指して1週間単位、もしくは次のお給料まで単位)でだらーっとものごとを考えてしまう傾向にあります。

毎日が新しい1日である!明日はない!

壁に貼っておきたいですね。

一方、今日を新しい区切りとして過ごす場合でも、悩みは日々あります。

では悩み解決にはどうしたらよいのか。

1・状況を率直に分析し、失敗の結果起こりうる最悪の事態を予測する

→例・適当に副業をやっていたら、10年後にFIREできない。

2・やむを得ない場合はその結果に従う覚悟をする

→ずっと社畜を退職年齢まで続ける。

3・最悪の事態が起きたら、少しでも好転させるように冷静に自分の時間とエネルギーを集中させる。

→社畜でありながら余暇に時間を使う。


なんだかワーストシナリオを考えたら、そこまで悪い人生ではないような気になってきました。

細かく分析していくと悩みが解決することもありそうです。

起きたことは、受け入れるためにさらに必要なこととして、

事実を把握する際には、自分を悩ませている問題について、自分自身に不利な事実のすべて、直面したくない事実のすべてを把握するように努めることがポイント。

自分はこの能力が足りていない、努力が足りていない、など。

私の考えでは、カーネギーさんの本は、「とても当たり前でおもしろみがまったくないけれど当然で効果のあることを言っている」という点が秀悦です。

それは、まるでダイエット本で

「痩せるには、玄米と味噌汁を食べ、たんぱく質と食物繊維をしっかりとり、運動を毎日欠かさず行えばよいです。」

といっているようなもの。

新しい肥満防止薬!みたいな目新しさはないものの、真実を伝えていることが評価されている理由なのだと思います。

具体的な問題解決方法としては、

1・問題点は何か
2・問題の原因は何か
3・いくとおりかの解決策があるが、それは何か
4・望ましい解決策はどれか

を考えていきます。

1・ワーママは時間がなく多忙である(問題点)
2・仕事と家事と育児をすべてやらねばならない(原因)
3・IT化で自動的に掃除・料理をする、外注する(解決策)
4・ホットクックを買う(望ましい解決策)

みたいな感じですかね。

一方で、どうにもならない運命的なこと(女に生まれた)は忘れてしまう。


そして、人間が成就するものはすべて、その人間自身の考えがもたらした直接的な結果である、といいます。

外的なものが理由で今があるわけではなく、自分が考えたことで今がある。

そうであれば、カーネギーさんの唱えるこちらの「生きる喜び」を実践すればいいよ!ということだそう。

こちらもとてもおもしろい考えです。

・今日だけは幸福でいよう

・今日だけは体に気を付けよう

・今日だけは自分の精神を鍛えよう

・今日だけは愛想よくしよう

・今日だけは問題に取り組むことをやめよう

・今日だけは1日の計画を立てよう

・今日だけは30分くつろぐ時間をつくろう

・今日だけは恐れないようにしよう


この考えを実行することで、自然に愉快になる、というのがカーネギーさんの考え。

実はアメリカ人が明るくて貯金ができないのはこの本が原因なんでしょうか?

「今日だけはお酒をやめよう」とか、

「今日だけはお菓子をやめよう」でも使えますね。

「今日だけは運動しよう」とか。

簡単に実行できますね。

また、人に対して仕返しをしたり、嫌な人について考えて時間を1分たりとも無駄にしないことが大事。

惰性でサラリーマンをやっていると、嫌な人、必ずいますよね。

1分たりとも考えない!と心に決めても浮かんでくるもの。

そんなやつのために時間を使ってはいけないのです。

逆に、この世で愛されるための唯一の方法として、

自分から愛を要求せず、返礼を期待せずに愛情を振りまき始めること

要はカツマーのみなさんならご存じのGIVEの5乗をすること。


結局、日常生活を送れるほどの「水と食べものと家」があること自体がかなり幸せな状況ですので、それを踏まえてまわりにどんどんGIVEをすることが大切。

そして見返りを求めない。

たとえるならば、

今持っている家族や友人や家や健康を財宝を積まれて売ってくれと言われて、売る人がいないように、

自分の持っているものの真価がわからないことが人間の悲劇である、ということです。

欠けているものではなく満ちているものを見よう、ということですね。

健康や家族など本当に大事なものがあるのに、老後の資金について心配し続けて不安になるのは意味がない、ということですね(FIRE目指す身としては、耳が痛いです)

私は、これは最近脳のくせというか、習慣なのではないかと思います。

私もグラスのコップに水が入っていない方を見る習慣が長年ついていますので、放っておくと、自然に、欠けているものにばかり目が行ってしまいます。

たまに自覚して自分の持っているものの、真価を見返す作業が必要になってきます。

たまに、感謝をするために「いま、自分が持っているもの」をノートに書き出してみるのも良さそうですね。


そして、この本でおそらくもっとも有名なのは

「レモンを手に入れたらレモネードを作れ」

日本的に言うと、豆がくさったら納豆にしろ的な感じでしょうか?

賢い人は神様から不運という「酸っぱいレモン」をもらったら

どう教訓を学べるか、どうしたら周囲の状況がよくなるか、どうすればレモネードという美味しい飲み物にできるか、を考えます。

損失から利益を産んだり、弱点に助けてもらったり、「陰」があればそこに浸るのではなく、「陽」に転換する方法を考える、ということです。


さらに、うつ病を治したいなら、「どうしたらほかの人が喜ぶか」を考える。

うつ病は自分自身への興味が集中している状態なので、自分自身を忘れるために他人のことを考えます。

毎日、誰かの笑顔が浮かぶような善行を心がける。


毎日FIREできないことに悩むのではなく、仕事が辛いことに悩むのではなく、どうしたら仕事で人を幸せにできるのか、どうしたら人に貢献できるのかを考える。

この考え方は、自分の問題に集中しすぎることを防いでくれます。

おいしい料理を作って家族を喜ばせる、でもよし。

掃除をして気持ちよく過ごせるようにする、でもよし。

まわりにGIVEすることで返ってくる、人の為に貢献することで自分がハッピーになる、という循環です。


ところで、私は最近仕事でもプライベートでも、

人に批判されることが多くなってきており、人のために頑張っても何も得られない感覚が続いて、ちょっと鬱気味でした。

不当な批判は、しばしば偽装された賛辞であることを忘れてはならない。
死んだ犬を蹴とばすものはいないことを思い出そう。

こちらの言葉に大分救われました。

自分の犯した愚行については都度記録し、偏見がなく、有益で、建設的な批判であれば受け入れるものの、自己憐憫に費やす時間はない方が良い。

批判が公正ではないのであれば、傘をかぶって体に浴びるのを防げばよい。

私自身が批判を受けてどう反応するかは選べるものであり、反応しないこと、反応によって体の中で生み出した精神的緊張により疲労しないことを選べば良い。

疲労の原因は仕事によるものではなく、悩み・挫折・後悔が原因となることが多い。

さらに、カーネギーさん、

不眠症には悩まず、運動をたくさんして体を疲れさせよう!

と大変実用的なアドバイスもしてくれています。


この本のアドバイスをアホみたいに簡単にまとめると、


・毎日が新しい1日である!明日はない!

・今日だけは○○しよう!と考える

・悩みは分析しよう!

・自分の考えがもたらしているのが今、レモンはレモネードにしよう!

・嫌な人や変わらないことは忘れて、人に貢献しよう!

・運動して良く寝よう!

ということですね。

ワーママ的には、ブラックな仕事でもくさらずに工夫しよう!

とにかく人に貢献し、よく歩こう!

という学びがありました。

おそらく、この本質的なポイントを薄めて書いているのが世の中にあるビジネス本や自己啓発本です。

本流を読めば全部書いてありますね。

カーネギーさん、「人を動かす」同様、一粒で何度もおいしい本です。


本著には事例など豊富に載っていますので、何度でも読み返したい本です。

皆さまの生活に、一つでも役に立つことがありますように。

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