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RIAA-DSD研究所 和田 賢士
究極のLTOトランスポートで史上最高音質の可能性!(かつてのdbx700+Uマチックビデオの再来か?)
以前、私はBDドライブをベースにトランスポートをつくるということを考えておりましたが、どんな 媒体を使ってやった方が一番理想的な動作をするのかということに関しまして、全く考えておりませんでした。
ただなんとなく分かってきたことが一つだけあります。それは光記録のように間接的に電気や磁気信号で伝送されるよりも、磁気のまま記録・再生する方がいいということがわかっておりました。シンプルにするほど高音質に
天の配剤:高校時代の3人の偉大なる知人・友人と師匠
最初にはっきり申し上げておきますが、全て天の配剤です!
私がオーディオを始めるきっかけとなったのは高校生になってからでした。中学校までは、東京に行くのは、だいぶためらいましたが、高校になりますと、気軽に行けるようになりましたので、毎月1回のように通ってたような感じがいたします。 通学時間も大宮まででしたら、ほとんどタダみたいな感じで行けましたので、東京に行くのもだいぶ楽になりました。
この時と
今後の究極の録音システムの方針(マスター最高音質・ハイレゾ中間高音質・CD標準音質=松竹梅)
今後どのようなやり方で、究極の録音システムを考案していくのか、いきなり結論を言います!
私としては、以下のように考えます!
1.マスター最高音質:RIAA-DSD 松グレード
マスター最高音質は、RIAA-DSDでやります。なぜか?
DSDは高周波ノイズが多くなるため、普通に高音質化するとサンプリング周波数やビット数を上げる必要があります。
サンプリング周波数を上げると、クロック周波数も
銘機X-86HS並にすごかったSACDの試作機とがっかりSACDの本生産量産機
オーディオフェアーで音のすごかったときは2回ありました。1回目は前々回述べました三菱のプロ用レコーダーX-86HSの完全ノンオーバーサンプリング96kHz-16bitの音質です。完全ノンオーバーサンプリングとは、録音と再生両方ともデジタルフィルターが全く掛かってないことです。完全ノンオーバーサンプリングをやるのは大変です。サンプリング周波数ごとに AD・DA コンバーターを取っ替え引っ替えしなくち
もっとみる1990年代にハイレゾ用96kHz・24bit相当RIAA-PCMを開発すべきだった?
1990年代にマルチビット逐次比較型ADCのチップとして PCM1750というのが売っておりました 。これは18ビット192kHzサンプリングで対応するものです。 あの当時、RIAA-PCM(レコードのRIAAカーブのように録音時高域を持ち上げて再生時高域を持ち下げる方式。フラットに録音するのと比べて大幅なダイナミックレンジの拡大が出来る![20kHzで6.5bitで100倍のノイズ低減!超高域は
もっとみる幻の銘機三菱X-86HS
私が今までオーディオフェアに行ってきた中で、忘れられないくらい高音質だった音が2回あります。
1回目は、今回述べます三菱のプロ用デジタルレコーダーX-86HSで聴いたサンプリング周波数96kHz16ビットのマスターテープの音です。
2回目は、今度述べますが、ソニーのスーパーオーディオCD の試作機 の音です。試作機 ということで 本製品に回ることはなく、本製品に回った途端 非常にがっかりした覚
デジタルフィルターの構造
皆さん、デジタルフィルターの構造知ってますか?デジタルフィルターというのは、正弦波に逆位相をかけて打ち消すためのフィルターです。それを初期の頃は、200タップ用意して、例えば、サンプリング周波数44.1kHzの2倍の88.2kHzにして、その200タップを同時に、各周波数ごとに除去していたそうです。正弦波を組み合わせて複合波にして演算して処理しているようです。4倍 オーバーサンプリングの場合は、2
もっとみる世界初の1ビットレコーダーdbx700 その1
ここに1冊の書物がある。プロサウンド1987年2月号でステレオサウンドが発刊したものである。この書物の中に世界初の1ビットレコーダーdbx700の記事がある。それについて紹介しよう。
私は当時からデジタル録音機は1ビットDSDとマルチビットPCMがあるのを知っていた。
後者の代表格はソニーのPCM1630で465万円もするプロ用PCMプロセッサーである。PCMプロセッサーとは、ビデオデッキ(プ
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第2章 RIAA-DSD基本編4
RIAA-DSD Q&A
Q0 RIAA-DSDって何?
A0 DSDの高周波ノイズをカットするために、録音時にRIAAカーブで持ち上げて、再生時にRIAAカーブで持ち下げる方式である。これによって、1kHzで20dB(10倍)、20kHzで40dB(100倍)、80kHzで52dB(400倍)ノイズシェーバーのノイズを減らせる。80kHzの60dBのノイズも112dBまで減らせる。更に減らし
第2章 RIAA-DSD基本編2
2.RIAA-DSDとは
既存のDSDにRIAAカーブをかけて高域を持ち上げて録音再生する方式である。これによって 1kHz で20dB(10倍)、20kHzで40dB(100倍)、 80kHz で52dB(約400倍) 持ち上げることが可能になり高域ほど上記の倍率で大幅にノイズを減らせる。 さらに ADコンバーターを前述のバランス接続と4パラ接続することによって、9dBのノイズ改善が得られ、8