今村龍之

1985年新潟生まれ。東京吉祥寺を中心に個人の運動指導をおこなっています。ストレッチや…

今村龍之

1985年新潟生まれ。東京吉祥寺を中心に個人の運動指導をおこなっています。ストレッチやエクササイズ、リハビリテーション、ヨーガ、武術など、用いる手法はさまざまです。その人が本人の身体とのコミュニケーションを重ねること、身体が感じていることに素直に応答できることを大切にしています。

マガジン

  • からだ冒険譚

    高校2年のときにえらんだ進路は「からだ」 あのときの自分はなぜこの道をえらんだのか。 そしていまも探求をつづけるのはなぜか。 当時思っていたことや、 進んでいく中で生まれた興味や掘り下げていったこと、 感じてきたことを1ヵ月に1本くらいのペースで書いていきます。 「からだ」のことを勉強して、仕事にして、 もうすぐ20年がたとうとします。 その冒険談を、興味のある方に読んでもらえるとうれしいです。

最近の記事

養生園の歩き方|からだのワークショップ

5月17日(金)〜19日(日)安曇野・穂高養生園で『からだのワークショップ|脳と身体のあいだ』をひらきます。(残り3名枠です/4月1日時点)ご一緒できる方、どうぞお集まりください。 養生園とは わたしが養生園を知ったきっかけは西村佳哲さんです。西村さんがひらいている「インタビューのワークショップ」に私自身が参加したこと(参加したのは2022年で、岩手県遠野市にあるクイーンズメドゥ・カントリーハウスが会場のとき)や、西村さんの書籍「一緒に冒険をする」に登場する養生園代表・福

    • VOICE #1|身体だけではたぶん続けなかったと思います。

      ーーお名前や年齢、職業を差し支えない範囲できかせていただけますか。 長堀香津子です。64歳です。仕事は不動産賃貸業をしています。 ーーセッションを受けはじめたときのきっかけを教えてください。 長堀 主人からの薦めと、猫背で姿勢が悪い、というのを自分でも思っていて。フィットネスクラブなどに通う選択肢もありましたが、そこまではいかず今村さんが自宅まで来ていただけるのなら、というのがきっかけです。 * ーー2016年の夏頃から始まりました。そのときは「猫背」という話をされ

      • いいアプローチは必ず身体がそのように応答している。その逆も然り。アプローチそのものより実態の確認ができているかどうかが大切。

        前に「まっすぐが、まっすぐではない」という記事を書きました。 前の記事に書いてあることと、これから書くことでは矛盾している表現がでてきます。これは対象となるクライアントの認識や状態が人それぞれ異なるためのものです。また以前より私自身の整理も進んでいるので、それによる表現の変化もふくまれています。 * 本人が思う「まっすぐ」を辿ると歪んでしまうことがあります。 1枚目の写真はいつも通りに立ってもらったものです。 2枚目はアプローチしたあとの感覚で立ってもらったものです。

        • 自分のからだを知ることは面白いですね。他者を知ることもそうですけれど、自分のことをもっと知りたい。

          今年に入り、すこしたった頃、はじめてお会いした方からこの言葉を受けとった。 他者とは一生分かり合えない存在だからこそ、分かり合えたようなときや、つながれたような感覚に浸れたとき、ひとは喜びを感じるような気がする。 では、自分自身のことはどうだろう。 自分の顔や背中を直接見ることはできないし(鏡をとおすしかない)、ほかにも見えないところはある。声にしたって録音したものを聞くと、普段耳に聞こえてくるものとちがう。他者に届いている声と自分が聞いている声はどっちが自分の声なんだ

        養生園の歩き方|からだのワークショップ

        • VOICE #1|身体だけではたぶん続けなかったと思います。

        • いいアプローチは必ず身体がそのように応答している。その逆も然り。アプローチそのものより実態の確認ができているかどうかが大切。

        • 自分のからだを知ることは面白いですね。他者を知ることもそうですけれど、自分のことをもっと知りたい。

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        • からだ冒険譚
          1本

        記事

          からだのワークショップ|脳と身体のあいだ[安曇野・穂高養生園]

          5月17日(金)〜19日(日) 場所:安曇野/穂高養生園・新棟 定員:7名・・・残り3名枠(4月1日時点) 参加費:35,000円 宿泊費(個室 2泊食事付き):45,000円 お申し込み>(Googleフォーム) はじめて試みるプログラムを、安曇野にある穂高養生園・新棟を借りておこないます。タイトルの副題にあるように「脳と身体のあいだ」を行き来するような体験を、その体験をとおして身体と出会いなおす三日間になればと思っています。先着順です。興味のある方はどうぞお申し込みく

          からだのワークショップ|脳と身体のあいだ[安曇野・穂高養生園]

          20年経つ今も「からだ」への興味は失われず、むしろ増している。この興味はどこまでつづいていくのか、書き記してみたい。

          わたしは小さい頃から「身体をうごかす」ことが好きだった。 父が野球を、母がバレーボールをしていたことも影響していたと思う。幼いころの写真をみると野球をしている様子がよく写っているし、マット運動(器械体操)は大好きだった。地域の父母が集まりやっていた「ママさんバレー」にはよくついていき、友達と汗だくになりながら遊んでいた記憶がある。 ふりかえると、 下校のときに雪道を遊んでかえるためにスキーウェアをきて小学校へ通っていたこと。や、父が布団の上でみせてくれた「跳ね起き」を見

          20年経つ今も「からだ」への興味は失われず、むしろ増している。この興味はどこまでつづいていくのか、書き記してみたい。

          世間的に「いい」と言うことが、必ずしも自分自身に「いい」とは限らない。

          2月10日(土)、24日(土)に 東京・吉祥寺でヨーガクラスをひらきます。 ヨーガに興味のある方だけでなく、 からだをよくしていきたいと思っている方は どうぞお集まりください。 一緒にからだを動かしましょう。 ヨーガクラスを開催している理由をすこし書きます。 わたしたちが認識している"からだ"というのは 思い込みが入っていることがあります。 たとえば、 生まれた頃から、からだの硬い人はいないのに からだの硬さを遺伝だと思い込んでいることや 「良い姿勢」をつくろう

          世間的に「いい」と言うことが、必ずしも自分自身に「いい」とは限らない。

          【ヨーガクラス|1月スケジュール】からだの要求に応える

          東京・吉祥寺で 1月13日(土)、27日(土)に ヨーガクラスをひらきます。 都合のつく方は一緒にからだを動かしましょう。 定員:8名 場所:ノアスタジオ吉祥寺 開催日:開催スケジュール(2024年1月) 時間:10時00分〜11時20分(開場9時40分) 料金:初回体験1,650円/1回3,300円/4回チケット11,000円(税込) ※ご自身のヨガマットをご準備ください。 >お申込み|Googleフォーム からだの硬い人やはじめての人でもはじめやすいようにアーサナ(ポ

          【ヨーガクラス|1月スケジュール】からだの要求に応える

          自身のからだのオーナーシップを築く|吉祥寺

          12月9日(土)23日(土)、 どちらも10時00分から 東京・吉祥寺でヨーガクラスをひらきます。 興味のある方はどうぞお越しください。 >お申し込みフォーム なぜヨーガクラスをひらくのか、 少し説明します。 ヨーガをはじめたきっかけ 私がヨーガを本格的にやりはじめたのは2020年。 それ以前にもヨーガを体験したことはありました。 が、当時とり組んでいたトレーニングとの違いがあまりわからなかったのが正直な気持ちでした。 具体的には、 おわったあとに訪れる感覚というの

          自身のからだのオーナーシップを築く|吉祥寺

          じぶんのお気に入りのなにかをもっておく。運動をつづけるために。

          なにかしらの運動習慣を身につけたいとき、 自分の好きなこと、お気に入りのなにかを もっておくのはいいと思います。 それが直接なにかに影響を及ぼすものかどうか、 事前にわかっていなくてもです。 自分にとっての 「心地よさ」や「気持ちよさ」など、 感覚的にしっくりくるものをもっておく。 そして、それをやりつづける。 効果や効能などのようなものを目的とした場合、 その効果が得られたときはいいですが、 得られなかったときにやめてしまうことにつながりかねないです。 それよりも「

          じぶんのお気に入りのなにかをもっておく。運動をつづけるために。

          「生きるために身体と向き合いたい」

          以前地方に住む方から「セッションを受けたい」と、連絡をもらったことがありました。共通の友人を通してだったので、お互いに「はじめまして」ということもあり、まずはオンラインで話をすることに。 そのときに言われたことで 今も身体に残っているのが、 「健康のために、ではなくて、 生きるために身体と向き合いたい」 って言っていたんですよね。 その衝撃はいまも残っていて、 ときどき思い出すんですよ。 このフレーズが頭の中にくりかえし出てくる。 僕たちはなんのために運動をしてるん

          「生きるために身体と向き合いたい」

          たぶんそれは生涯を賭してやってゆくことなんだろうな。

          「からだの痛み」について今思うところを。 もともとは「アスレティックトレーナー」という立場で、アスリートやリハビリテーションが必要な方のサポートをしていた。 痛みのない方への運動指導もしていたが、痛みのない方でも「不定愁訴」といって、原因がはっきりしない不快感の訴え、はよくある話で、なにかしらの不調を感じていることが多かったです。肩こりや頭痛、不眠、そのほかにも。 怪我をしたあとのリハビリでも、怪我未満の不定愁訴でも、多くの痛みは「運動」で解決できると思います。運動だけ

          たぶんそれは生涯を賭してやってゆくことなんだろうな。

          「つづける」ことで得られた副産物。まずはやってみて、やりながら調整する。そしてつづける。

          noteを書きつづけている自分に いくつもの変化を感じる。 アウトプットをつづけてゆくと すぐにアウトプットするものがなくなることに気がつく。 その瞬間は「んー」となるけど、 「書く」ことを前提にしておくと 「書く」ための意識がはたらくからおもしろい。 思わぬ副産物 夜に書くのがリズムもいいから今はそうしているけど、夕食を食べすぎなくなったのは思わぬ副産物。頭の回転を落としたくないから自然と食べすぎなくなった。 あとは、 日中の移動や空いている時間にしている読書も、

          「つづける」ことで得られた副産物。まずはやってみて、やりながら調整する。そしてつづける。

          「呼吸法」にかんじる西洋と東洋のちがい。

          2020年からはじめた合気道とヨーガをやっていてよかったと思うことは「呼吸と動きの関係性」を体感できたこと。(合気道は1年半、ヨーガは3年で通うのをやめた。もうすこし落ち着いたら「韓氏意拳」を再開する) 西洋と東洋の違いなのか? 西洋のトレーニングでも呼吸法は存在していて、書籍にもなっているものもあれば、海外の理論が日本に輸入され普及しているものもある。その全てを体験したわけではないけど自分なりに違いを感じる。 西洋の呼吸法は、 「呼吸エクササイズ」としてプログラムされ

          「呼吸法」にかんじる西洋と東洋のちがい。

          からだの痛みを機会としてとらえる。痛みの原因探しは「じぶん探し」のような側面もあるから気をつける。

          痛みについて書きたいことは山ほどある。 山ほどあるくせにまとまっていない。 まだ言葉にならない段階のものを煮詰めているような感じもあって気持ちがわるい。 自身のからだの実体験として「からだの痛み」を、 こうしてああして、という具合にやってゆけば、 うまくとは言わないまでもおおむね自力で対処できるものだと思っています。 自身の経験 もともとは「アスレティックトレーナー」と呼ばれる、スポーツ現場で選手の怪我の対応や競技へ復帰するためのリハビリテーション、トレーニングなどをお

          からだの痛みを機会としてとらえる。痛みの原因探しは「じぶん探し」のような側面もあるから気をつける。

          ハードルを下げる。むずかしいことよりつづける方をえらぶ。

          つづけることは何よりも大切なのは言うまでもないと思います。 運動でもそれは同じでいかにそこをクリアしてゆくかがポイントです。 すでに運動が習慣化できている、 もともと運動やスポーツが好き、 などの場合はいいですが、なかなかそうもいかないんじゃないかと。 前回書いた記事はこちら。 ハードルを下げる 「運動」「健康」「トレーニング」「体操」 などの言葉を聞いたとき、反射的に、 「負荷がかからないとダメ」 「がんばらないといけない」と、 思い込んでいるケースはまあまあある

          ハードルを下げる。むずかしいことよりつづける方をえらぶ。