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苦手意識やコンプレックスがあった頃の経験。その経験は、今の仕事に活かされている気がする。

体育が好きだったし、体育は、いつも成績がよかった。

唯一、体育の成績が落ちるときは夏。水泳がはじまるとき。泳ぎ方がわからないまま苦手意識だけが膨らみ、「できた」という実感をもてたことはない。毎年、家族で海へキャンプへ行っていたけど浮き輪を使ってたしな。

プールサイドにいる同級生の視線が自分に刺さるように向けられていることがきつかった。べつになんとも思ってなかったのかもしれないけど。

自分にとって「泳ぎ」は苦手意識の塊で、プールの中に人が多い方がまぎれることができて安心した。でも、テストのときは違う。プールサイドにみんながあがり、自分と数名だけが泳ぐという公開処刑。あれは逃げたかった。

泳いでいるとき、息は苦しい、前へ進めない、で、まわりなんか気にしている余裕なんてないのに、そういうときに人は意外と冷静というか、冷めているせいなのか、逃避したい気持ちの表れなのか、やたらとまわりがよく見えた。「今日はいい天気だな」とか。なんなんだあれは。

今でも「泳ぎたい」とは思わないけれど、潜水には興味がある。いつかやってみたい。そういえば逆上がりも苦手。水泳と逆上がりだけは身体がやり方を覚えることがなかった。



それに比べて球技のほとんどに苦手意識をもったことはない。小・中学と昼休みはサッカーとバスケ(新潟の冬はグラウンドが使えないから自然と体育館でバスケになる)。

休日は野球。リトルリーグ・シニアリーグに入っていたから大会前になると「平日練習」と言って、学校が終わったあと暗くなるまで練習をしていた。小学校時代のリトルリーグが一番充実していたかな。楽しかった。

球技以上に器械体操は得意。
「昔なにやってたんですか?」と聞かれるたびに「野球です」と答える。まあまあな割合で「体操とかやっているかと思いました」と言われることがある。


つづく


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